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悪と仮面のルール

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『悪と仮面のルール』

 

 

 

 

 

2018年 「悪と仮面のルール」製作委員会

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 中村哲平

 

原作 中村文則

 

脚本 黒岩勉

 

撮影 鯵坂輝国

 

 

 

出演 玉木宏/新木優子/吉沢亮/中村達也/光石研/村井國男/柄本明/尾上寛之/呉汝俊

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

僕は悪になるために創られた

 

芥川賞作家の中村文則による同名サスペンス小説を玉木宏主演で映画化、久喜文宏には玉木宏でこれまでの精悍なイメージとは異なる稀代の殺人者を演じ、新たな一面を見せる

 

文宏がすべてを懸けて守ろうとする香織を新木優子、テロリスト組織の実行犯の一人、伊藤を吉沢亮が演じる、監督は数々のPVやCMを手掛けてきた新鋭・中村哲平、壮大な深遠なテーマを携えたサスペンスドラマを圧倒的な演出で描く

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

人を殺すことを世界では悪だと言うが、だとしても僕は悪で構わないと思った

 

11歳だった久喜文宏はある日、大富豪である父の久喜捷三から呼び出され、今からお前に人生において重要なことを話す、お前の命は私が意図的に創った、お前は私の手による邪となる、邪とはこの世界を不幸にする存在、我々の家系で時々行われることだ

 

お前はこの国の中心か、他国の中心になる、願わくばこの世界がいつか終わるようにお前にはその資金を他の兄弟より多く残しておく、お前は力のある人間にならなければならない、そのために14歳の時のお前に地獄を見せると告げられた

 

捷三は孤児の少女の香織を引き取り、文宏に引き合わせた捷三は、地獄を見せる際にその子は重要な役割を果たすと言う

 

 

十数年後、文宏は整形手術で顔を変え、新谷弘一という故人の顔と名前を手に入れて新谷弘一として生活を始めた、文宏は父・捷三が使っていた私立探偵の榊原に香織の生活の全ての様子をずっと報告してもらいたいと依頼

 

 

 

榊原はすぐに調査結果を持ってやって来た、香織は江東区のマンションに住み、六本木のクラブでホステスとして働いている、特別不幸な感じはなく、恋人はおらず友達も少ない、ただ香織は綺麗なのに生きることに怯えているようだと

 

 

そして香織の常連客の矢島孝之という男が詐欺師で香織の久喜家の相続された3000万円を狙っていると、矢島は覚醒剤の常習者で狙った獲物には薬漬けにする男

 

 

もう一つの情報は自分以外にも香織を調べている者がいる、調査の結果調べていたのは久喜家の次男・久喜幹彦であることがわかった、文宏は武器商人の幹彦を更に調査を依頼するのだが…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

良い話しなんですけど、おいら的にはもっと悪が悪である展開なのかと思ってたのですが、悪がほのかに優しいくて善だったりすんです、でも人を殺すので善とは言えないんですけどね

 

 

戦争で財を成した大富豪の久喜捷三が60歳にして生まれた末息子の文宏に11歳のときに悪として邪として生きろと言うんです、戦争などの人間の憎悪の部分で経済が動くのです

 

兵器で潰して文明を建て直す、それで巨額の儲けをしてきた久喜家は財閥を築いたんです、なので捷三も邪として育てられたようで戦争で財を成してるんです

 

捷三は文宏を邪として育てる為に創りそれを完成させる為に14歳になった時に地獄を見せると言うんです、孤児である香織を引き取るんです

 

捷三はずっと香織を性的虐待を繰り返して、文宏は香織を慰めて抱きしめるんです、文宏と香織は性的な関係はないのですが一緒に寝たりキスをするように愛し合うんです

 

文宏と香織がこうなることを操作しているんです、捷三の魂胆は14歳になった文宏の目の前で香織を凌辱して、それで文宏の善の精神を崩壊させる計画なんです

 

それに気付いた文宏は別荘の地下に捷三を閉じ込めて殺害してしまうんです、行方不明となった捷三なのですが、学校を出た文宏と香織は別々に家を出て独立するんです

 

文宏を演じるのが「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」の玉木宏で、整形手術で顔を変えて香織を見守るんです、おいらとしては悪のスキルというか殺人のスキルを持っているのかと思ったらそうではなくて普通なんです

 

 

香織を演じるのが「僕らのごはんは明日で待っている」の新木優子です、香織は文宏の登場によって彼女を狙う奴らが現れるんです、それを阻止するのが文宏なんです

 

 

そしてテロリスト集団の一人の伊藤を演じるのが「銀魂」の吉沢亮、彼はテロリストなんですが国家転覆を目論むというよりはもう少し小さな行動をしているんです、まあ悪人ですが文宏に気が付くんです

 

 

監督は新鋭の中村哲平で、原作は「去年の冬、きみと別れ」の中村文則です、もっと悪と悪の戦いかと思っていたんですが、ラストには文宏は香織にその想いを伝えるシーンで涙涙

 

ここまで悪に執着してまで財閥は維持していくのでしょうか?それとも悪こそが繁栄するとでも言いたいのでしょうか?でも香織は正直すぎるくらいに育っているんです、彼女に感化されたのが文宏なのかもしれませんね

 

 

 

 

 

ウォール・ストリート・ジャーナル絶賛!世界が認めた傑作小説が映画化!顔を変え、過去を捨てた殺人者、その仮面に隠された真実とは それが『悪と仮面のルール』です。

 

 

 

 

 

久喜捷三や久喜幹彦の悪をもっと深淵な物を知りたいと思いましたね、特に幹彦は拷問していてそいつの顔の皮を剥ぐんです

 

 

 

 

 


日常ノ出来事

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みなさんこんばんわ(^_^)




今週の日曜日には今年最初のGⅠ「フェブラリーステークス」が開催されます、春のダート王者決定戦です


注目は何と言っても芝のGⅠ安田記念を勝ったモズアスコットが前走の初ダートの根岸ステークスを快勝、一躍優勝候補となりました




これはフェブラリーステークスでも1番人気となりそうですけどあの走りを見ると逆らえないくらいの破壊力でしたね


でも去年のチャンピオンズカップを勝った6戦6勝のクリソベリルの参戦がないのは残念ですが、モズアスコットにはチャンスですね


またGⅠが楽しめる春競馬がやってきます、まずはフェブラリーステークスを勝ってクラシックを楽しみましょう




すぐに沈静化されるかと思ったコロナウイルスですけどまだまだ治まりませんね、日本でも死者が出て、政府は人混みに行くなと言います


おいらは近くに勤めてるのでいのですが、都会に勤めてる人には無理ですよね、まだマイカー通勤ならまだしも公共機関を使う人は不可能です


それにマスクやアルコール消毒液もどこにも売ってない状況です、おいらは防御のしようがないです、もう花粉の季節なのでマスクが欲しい今日この頃です


飲食店に行っても待つことなくテーブルに座れましたから外食も控えてる人も多いでしょうね、温かくなればウイルスも死滅するんじゃないかと思ってますが、甘いかなぁ?


それにコロナウイルスだけじゃなくインフルエンザも猛威を奮ってます、日本では毎年インフルエンザで3000人亡くなるそうです、アメリカでインフルエンザで亡くなる人が多いですが日本も大変なんです




ほなっ!(^_^)

トップガン

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『トップガン』

 

 

 

 

 

1986年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 トニー・スコット

 

脚本 ジム・キャッシュ/ジャック・エップス・Jr

 

撮影 ジェフリー・キンボール

 

音楽 ハロルド・フォルターメイヤー

 

 

 

出演 トム・クルーズ/ケリー・マクギリス/ヴァル・キルマー/アンソニー・エドワーズ/トム・スケリット/マイケル・アイアンサイド/ジョン・ストックウェル/バリー・タブ/リック・ロソビッチ/ティム・ロビンス/クラレンス・キルヤード・Jr/ウィップ・ヒューブリー/ジェームズ・トルカン/メグ・ライアン/エイドリアン・パスダー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

ベスト・オブ・ザ・ベストの若者達が愛と青春の全てを賭けて遥かな大地へ飛び立つ!

 

アメリカ海軍に所属する上位1パーセントのエリートパイロット「トップガン」、粗暴なマーヴェリックは絶対の自信を持って操縦桿を握っている、いわばエリート・パイロット版の「愛と青春の旅立ち」であり、主題歌も大ヒットした80年代を代表する青春ムービー!

 

1986年度の全米ナンバー1ヒット映画で、初の試みであるミュージック・クリップ入りビデオが格安の値段で発売されるや、それまでの販売記録を軽くクリアしてしまう人気を集めた、日本でもロング・ヒットとなった

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

米海軍はトップ1%のパイロットのためにエリート学校を設立した、目的は失われつつある空中戦の技術訓練、世界最高のパイロット学校のの呼び名は、“トップガン”

 

インド洋で国籍不明機ミグ28の飛行を受けてアメリカ海軍の若きパイロットのマーヴェリックは相棒のグースと共にF14トムキャットで航空母艦エンタープライズから飛び立ち、同僚のクーガーとマーリンの機と共にミグを追跡

 

相手が撃ってこなければ撃つなとの命令でマーヴェリックは後ろを取ってロックオンして脅して挑発、ミグもクーガー機をロックオンするのだが離脱

 

クーガーはロックオンされた恐怖から操縦不能となり、マーヴェリックの誘導で無事に帰艦することが出来た、しかしクーガーは上官のスティンガーに限界と伝えて辞職

 

 

スティンガーから呼ばれたマーヴェリックとグースは勝手な行動ばかりするがトップパイロットとしてミラマー海軍航空基地のエリート育成学校に行くことを命じられる

 

 

マーヴェリックらはそこで教官から世界最高のパイロットである最高責任者のバイパーを紹介され、エリート中のエリートを更に鍛える、成績最優秀者はプレートにその名が刻まれると伝えられた

 

自信満々のマーヴェリックはバーで開かれた歓迎パーティにグースと参加、そこでライバルたちと交流してお互いに意識し合う、マーヴェリックはカウンターにいた女性チャーリーにアプローチするものの年上の彼氏が現れて撃沈

 

 

翌日、民間の専門家が教官として現れたのはチャーリー、航空物理学博士でミグの性能について語るが、ミグと遭遇したマーヴェリックはチャーリーの間違いを指摘

 

 

それ以来、マーヴェリックとチャーリーは立場を超えて意識しあう仲となり、お互いに惹かれ合うようになる

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

この作品は公開当時は本当に凄かった、パイロットが着るジャケットもブームになってみんな着てましたよ、トム・キャットのワッペン付けてね(笑)

 

「卒業白書」のトム・クルーズがこの作品で一気にスターダムに登りました、おいら的にはトム・クルーズは会社が敷いたレールをちゃんと脱線せずに進んでいると思います、それで今のトム・クルーズがあるとね

 

 

1986年の全米興収ランキング1位を記録し、日本でも1987年の洋画配給収入1位を記録しています、ヴァル・キルマーやメグ・ライアンやティム・ロビンスら、若手俳優の出世作でもあります

 

 

トップガンとはアメリカ海軍戦闘機兵器学校のことで、エリート中の上位1%のパイロットを指導するために作られた養成機関なんです、本作ではアメリカ海軍が全面協力をしています

 

チャーリーを演じるのがケリー・マクギリス、クリクリの金髪で背も高くて如何にもアメリカ人女性って感じで、それでいてインテリな雰囲気も醸し出していて、美しさもあって圧倒されますよ

 

 

これがね、この2人の出会いがバーなんですけど、マーヴェリックがチャーリーに絡むのをグースが対処するフリをして歌いだすんです、それがそのうち海軍の全員が歌いだして、まるでフラッシュモブみたいなんです、でも口説くのに失敗するんです

 

 

でも次の日に民間の専門家として現れた教官がチャーリーなんです、これには顔を伏せてしまうマーヴェリックとグース、まあ高校生がナンパしたら次の日に教育実習で教師としてやってきた、みたいな感じかな?(笑)

 

でもね、チャーリーがマーヴェリックに惚れてしまうんです、そこで2人はベッドインとなるのですが、ここまでイントロだけだったのがやっと、ベルリンの「愛は吐息のように」が流れるんです、これがまた良い曲でね

 

 

そしてグースと妻のキャロルと4人でデートしたりするんです、カフェでピアノを弾いたり歌ったりとアメリカ人ってこんな感じで遊ぶのかと思いましたよ、でもその後に悲劇が起こるんです

 

 

この作品の出来を気に入ったトム・クルーズが続編が作られることで本作の価値が下がることを嫌がって、自ら続編製作権を買い取ってしまったんです、なので続編は製作されなかったのですが、しかしこの夏…

 

 

 

 

 

 

激しくも甘く切なく それが『トップガン』です。

 

 

 

 

 

でもおいらはそんなに好きな作品というわけではないんです、でもトム・クルーズを語る上では外せませんよね

 

 

 

 

 

1950タイトル

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みなさんこんばんわ(^_^)




コロナウイルスが猛威を奮ってますが、おいらとしては昨日くらいから花粉症が出てきて、鼻水とくしゃみが止まらなかった


それでもマスクがないので他人が見たら毛減な表情です、ニュースで電車でマスクなしで咳をした男と隣にいた男が口論となり非常停止ボタンを押されたとか


ちょっと過敏になってるところもあります、それにコロナの対して過激な対応も言われてます、普通の病気の人が受け入れ拒否されたりね


明日は何とかマスクをして会社に行こう、普段ならくしゃみしてても花粉症やなって思われるはずなのに今はどう思われてるのか不安です


そうそう日曜日にはGⅠフェブラリーステークスが開催されます、多分日曜日に当たらない予想を載せますね(笑)


1950タイトル目の「トップガン」をレビューしましたが、トム・クルーズのベスト作品って何だろう?




ほなっ!(^_^)

フェブラリーステークスSP

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みなさんこんにちわ(^_^)

 

 

 

 

本日は砂の王者決定戦のGⅠ「フェブラリーステークス」が開催されます、武豊騎手がコロナウイルスについて警鐘を鳴らしましたが、JRAは何の対策もなしという有様

 

 

この三連休はどこのイベントも人混みを避けるために閑散となるのではないでしょうか?市民マラソンは軒並み中止となりましたが参加費はランナーたちに戻る事はありません、まるで詐欺のようです

 

 

それでもプロスポーツは普通に開催していて、観客も普通にいてますね、開催日程の決まっているプロスポーツは開催しないわけにはいかないと思いますが、観客の中には絶対にコロナウイルス保菌者がいるはずです

 

 

アスリートには感染しないまでも観客同士で感染する可能性はもの凄くあると思います、おそらくそれが報道されてから対処するのでしょう、最悪は無観客試合となるのかな?

 

 

フェブラリーステークスが開催される東京競馬場も人が少ないと思います、それは仕方ないことですが騎手たちも観客がたくさんいてこそ燃えるのではないかな

 

 

ではエルコンの当たらない予想はこちらです

 

 

◎②アルクトス

 

〇⑫モズアスコット

 

▲⑤インティ

 

△③ワイドファラオ

 

×⑯ワンダーリーデル

 

 

こんな感じです、本当はモズアスコットを本命にしようかと思ってましたが、思い切ってアルクトスにしてみました、インティが逃げる展開に中断からアルクトス、後方からモズアスコットかと

 

 

 

 

花粉症で絶不調なおいらですが、だんだんとコロナウイルス?インフルエンザ?と自分を疑ってしまいますよ(汗)、ただの風邪だったらいい方ですね(笑)

 

 

 

 

ほなっ!(^_^)

 

 

深夜食堂

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『深夜食堂』

 

 

 

 

 

2015年 映画「深夜食堂」製作委員会

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 松岡錠司

 

原作 安倍夜郎

 

脚本 真辺克彦/小嶋健作

 

撮影 大塚亮

 

音楽 鈴木常吉/福原希己江/日南京佐/スーマー

 

 

 

出演 小林薫/高岡早紀/柄本時生/多部未華子/余貴美子/筒井道隆/菊池亜希子/オダギリジョー/不破万作/綾田俊樹/松重豊/光石研/安藤玉恵/須藤理沙/小林麻子/吉本菜穂子/中山祐一朗/山中崇/宇野祥平/金子清文/平田薫/篠原ゆき子/渋川清彦/谷村美月/田中裕子

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

小腹も心も満たします

 

安倍夜郎の人気コミックを原作に、深夜しか営業しない小さな食堂で織りなされる人間模様を描いて好評を博したテレビドラマ「深夜食堂」シリーズの劇場版

 

テレビドラマ版に続いて主人公の寡黙なマスターを演じる小林薫をはじめ、多部未華子、オダギリジョー、高岡早紀ら実力派キャストがそろう、監督はテレビドラマ版も手がけた松岡錠司

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

一日が終わり、人々が家路へと急ぐ頃、マスターの一日が始める、営業時間は夜12時から朝7時頃まで、人は深夜食堂と呼んでいる、メニューはあるが勝手に注文してくれれば出来るものなら作るってのが営業方針、客が来るかって?それが結構来るんだよ

 

 

いつものように常連客が囲む店でストリッパーのマリリンが忘れ物を見付けた、開けてみると中には骨壺が入っていて思わずみんな手を合わせた、マスターはしばらく店の2階に置いていたが誰も取りに来ない

 

 

その話題をすると一週間前にパトロンが亡くなり肩を落としているたまこが、自分は日陰の女で葬儀にも呼ばれない、遺産を残すと口約束だけで遺言書にも書かれてなかったと嘆くたまこにナポリタンを出したマスター

 

ある夜、ナポリタンを食べるたまこと、最近ちょくちょく寄ってくれる若者のはじめが仲良くなった、やがて一緒に暮らすことになり、店でも仲良さげな2人の姿が見られたが…

 

 

ネットカフェを転々としている若い女性のみちるは空腹で店に入るととろろご飯を注文、しかし腹が鳴ったのを聞いてマスターはすぐに用意できるおかずとご飯を用意する

 

マスターが腱鞘炎で料理に手こずっている間にみちるは代金を払わずに逃げた、後日の昼間に店に現れたみちるは働かせて下さいと言う、一度は断ったマスターだが包丁3本を研いだみちるを腱鞘炎が治るまで雇う事にするが…

 

 

サヤが初めて福島にボランティアに行った時に何かと面倒を見てくれたのがあけみ、サヤのボランティアの大先輩だ、あけみは週末にボランティアに行っていたが最近行きにくい出来事が起きた

 

 

大石という男があけみを追って上京、震災で妻を亡くした大石に純粋にボランティアをしていたが、あらぬ期待を抱かせてしまいボランティアに行きにくくなったのだ

 

ぼったくりバーで大暴れをした大石をマスターが交番まで引き取り、カレーを食べさせた、あけみが作る炊き出しのカレーを教えたのはマスター

 

 

骨壺の主が店にやってきた、街子という女性で骨壺は元夫のもの、供養してもらった寺へと去って行った、久しぶりにみちるがお重に入った料理を持って現れた、みちるが頼んだのはとろろご飯

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

「超高速!参勤交代」の柄本時生の結婚記念レビューです、お相手は「トリハダ 劇場版」の入来茉里です、入来真理はなかなかの芸能一家にお嫁に行きましたね(笑)

 

柄本時生が演じるのは、はじめで高岡早紀演じるたまこと恋に落ちるんです、2人の恋は一気に燃えてたまこはあっという間に冷めるです、それははじめには自分は勿体ないと身を引いた結果なんです

 

 

たまこはパトロンから遺産が貰えたとはじめを捨てるんです、でもそんなことは無くていろんな店に集金に行ってるんです、実はイイ女なんですがそれを察したのはマスターだけ

 

マスターを演じるのは「夏の終わり」「舟を編む」の小林薫、寡黙なんですが少しお節介なところもあって、常連客には最高の食事を提供するんです、こんな素敵な店なら常連になりたいですよ、タコさんウインナー食べたいですよ

 

 

タコさんウインナーを食べるのはドラマ版の第一話で登場した常連客の「さよなら歌舞伎町」の松重豊演じるヤクザの竜が赤いウインナーを注文するとマスターがタコさんウインナーにするんです

 

 

食い逃げするみちるを演じるのが「君に届け」の多部未華子、騙されて上京してお金も取られてネットカフェを転々としているんです、食い逃げした後に後悔したのか謝りにきて店で働くんです、マスターにまず銭湯に行けと、臭かったのかな(笑)

 

 

マスターの腱鞘炎が治って店を出ることになるんですが、常連客の千恵子が自分の店で働かせるんです、千恵子を演じるのが「繕い裁つ人」「寄生獣」の余貴美子です、このエピソードがすごく良くてね

 

 

あけみを演じるのが「好きっていいなよ。」の菊池亜希子で、ボランティアで親身に接した大石に惚れられてしまってストーカー化してしまうんです、大石を演じるのは筒井道隆

 

 

ドラマ版での常連客もそのまま登場します、「僕等がいた」の須藤理沙や小林麻子や吉本菜穂子の三人組、ストリッパーのマリリンを演じるのは、「探偵はBARにいる」シリーズの安藤玉恵、「るろうに剣心」の平田薫や、「スイートプールサイド」の谷村美月、「共食い」の篠原ゆき子らが登場します

 

 

「渇き。」のオダギリジョーが交番の警官役でちょいちょい登場していい味を出してくれます、ラスト近くに登場する街子を演じる、「共食い」の田中裕子はさすがの存在感でした

 

 

本当にマスターは本名も何もかも一切不明で左目に切り傷があるんです、でもすごく人情味に溢れていて心が温まります、それでいてヤクザ竜と一触即発となるんですが気心知れた仲となって本当に気持ちいい作品です

 

 

 

 

 

 

マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく それが『深夜食堂』です。

 

 

 

 

 

「続・深夜食堂」もいつかはレビューしたいですね、中国版や韓国版もちょっと興味があります

 

 

 

 

 

アリータ:バトル・エンジェル

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『アリータ:バトル・エンジェル』

 

 

 

 

 

2019年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ロバート・ロドリゲス

 

原作 木城ゆきと

 

脚本 ジェームズ・キャメロン/レータ・カログリディス

 

撮影 ビル・ホープ

 

音楽 トム・ホルケンボルフ

 

 

 

出演 ローサ・サラザール/クリストフ・ワルツ/ジェニファー・コネリー/マハーシャラ・アリ/キーアン・ジョンソン/エド・スクレイン/ジャッキー・アール・ヘイリー/ホルヘ・レンデボルグ・Jr/ラナ・コンドル/アイダラ・ビクター/エイザ・ゴンザレス/ジェフ・フェイヒー/デレク・ミアーズ/エドワード・ノートン/ジェイ・コートニー/ミシェル・ロドリゲス

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

天使が戦士に目覚める

 

木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」を、同作の映画化を長年にわたり熱望していたジェームズ・キャメロンの脚本・製作により、ハリウッドで実写映画化したアクション大作

 

監督は「シン・シティ」のロバート・ロドリゲス、主人公のアリータ役は「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザールが務め、いずれもオスカー俳優であるクリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリが共演

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

2563年、没落戦争から300年後、空中都市ザレムの下に位置するスクラップの街アイアンシティでサイバードクターのイドが屑鉄を拾っていると、キズのないサイボーグの少女の頭部を発見した

 

 

自宅兼サイバー医院に持ち帰り、綿密に頭部を調べた結果、脳は無傷で生きているためイドはサイボーグの胴体を少女の頭部につなぎ合わせた

 

 

次の日に少女は記憶を無くした状態で目覚めた、イドと看護師のガーハードは優しく少女の体をチェック、少女は全置換サイボーグで記録もない、イドは亡くなった娘の名前アリータと名付けた

 

 

外に出ると人間と体の一部をサイボーグ化した人間が共に暮らしている、街はいろんな言語であふれ、戦争の後に残ったのはザレムだけ、そこに皆が集まりザレムのために働いている、アイアンシティの者はザレムには行けない決まりがある

 

 

街でアリータはヒューゴという少年と出会い友人となった、アリータはヒューゴに惹かれ、2人は一緒に出掛けるようになり新しい物を教えてもらう

 

 

夜な夜な外出をするイドがケガをして帰ってくることにアリータは不審に思い、ある夜にイドの後をつけると、イドが女性を殺そうとしていたのを見たアリータは咄嗟にイドを止めた

 

しかしそれは罠だった、イドはハンターウォーリアーで犯罪者のサイボーグたちを始末していたのだ、罠に掛けられたイドはサイボーグたちに殺されそうになるがアリータがイドを助けた

 

 

突然に物凄い能力に目覚めたアリータは次々と敵のサイボーグを倒し、しかも戦いの最中に自分が99番と呼ばれ、月面で戦う戦士だった記憶が蘇えった

 

アリータに片腕を取られたサイボーグのグリュシュカは逃げ、自分が仕えるベクターの元へと向かう、グリュシュカの話しでアリータが300年前に作られた最強戦士だと知る

 

それを知らされたザレムを仕切る男ノバはアリータの暗殺を命じる

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

木城ゆきとの「銃夢」はかなり前に読んだ記憶があります、それをジェームズ・キャメロンが監督すると聞いた時はテンションが上がりましたね、でも結局は叶わず製作の方に回り、ロバート・ロドリゲスが監督となりました

 

 

でも今の時代に映画化となって良かったですね、このVFX技術は素晴らしいです、フルCGのアリータは本当に生き生きとしていてその表現や描写は素晴らしいです

 

 

主人公のアリータを演じるのはローサ・サラザールで、そのあどけない少女が見た目とは裏腹にメチャメチャ強い、それもそのはず戦争で戦う最強戦士なんですもん

 

 

それがザレムの下にあるアイアンシティのスクラップ置き場で頭部から胸辺りまでで見付かるんです、それが無傷なのでサイバードクターのイドが持ち帰るんです

 

イドを演じるのが「ターザン:REBORN」のクリストフ・ワルツでとても人の良い印象なのですが、犯罪者のサイボーグを取り締まる賞金稼ぎのような裏の顔もあるんです

 

 

イドの元妻のチレンを演じるのが「リトル・チルドレン」のジェニファー・コネリー、彼女はアリータに亡くなった娘のボディを使っていることに憤慨してイドに詰め寄ります

 

 

そんなアリータの心の拠り所となるのがヒューゴで演じるのはキーアン・ジョンソン、彼も悪い事をして稼いでいるのですがアリータのために足を洗おうと決心するんです

 

 

殺人鬼のサイボーグのグリュシュカを演じるのがリメイク版「エルム街の悪夢」のジャッキー・アール・ヘイリーで最初のアリータとの戦いでは片腕を取られて退散するのですが、再び戦う時にはベクターにパワーアップしてもらいアリータを破壊寸前まで追い詰めます

 

 

危機一髪のところをイドとサイボーグ犬を使う賞金稼ぎのマクティーグが助けるんです、マクティーグを演じるのは「マチェーテ」「プラネット・テラー」のジェフ・フェイヒーで今作ではそんなに物語には参加してきません

 

 

このグリュシュカとの戦いでアリータの体はバラバラになってしまうんです、この姿は痛々しかったですね、しかしイドによって鋼鉄のボディを手に入れるんです

 

 

ここからアリータを狙う殺し屋サイボーグが大勢襲い掛かってくるんです、アイアンシティではモーターボールという大会があってそれが娯楽なんです、アリータはそれに出場して賞金を得ようとするのですが、アリータを殺して賞金を得ようとする殺し屋と壮絶な戦いとなるんです

 

 

モーターボールでチャンピオンとなることがザレムへ行ける唯一の方法だと知ってそこで戦うことを誓うんです、なので本作はこれだけでは終わりではないんです、いわゆる前編なんです

 

 

ロバート・ロドリゲスとジェームズ・キャメロンは当初からこれ1本で全てを完結させるつもりではなかったようですね、こんなところで終わるなんて消化不良ですよ(笑)

 

 

 

 

 

時代が変わる、映画が変える それが『アリータ バトル・エンジェル』です。

 

 

 

 

 

ジェームズ・キャメロンはなかなか監督をしてくれませんね、次は「アバター2」なのかな?

 

 

 

 

 

日常乃出来事

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みなさんこんばんわ

 

 

 

 

 

 

コロナウイルスの勢いが止まりません、おいらは土曜日に熱が出たので、「いよいよコロナにかかったか」と観念したのですが夜中には熱が下がってチキンライス食べましたよ(笑)

 

 

北海道で感染者が多く出ました、それで北海道の知事は北海道内の小中学校を約1週間休校となりました、これは批判もあると思いますが英断ですね

 

 

日本政府は今になって一部の他国の入国を禁止すると発表、そんなの遅すぎるのじゃないでしょうか?中国が春節でドッと押し寄せた時に入国禁止にしていたらこんな大変な事になっていなかったはず

 

 

後手後手になっている日本政府、いよいよオリンピックが中止になるかもしれない事態となっています、5月下旬にはIOCが開催するか否かを決定するそうです

 

 

まさかこんな事になるとは思ってなかったでしょう、過去にオリンピックが中止されたのは1回だけで、それも東京オリンピックで戦争で中止になったんです、しかし疫病での中止は今までありません





もし中止になったら前代未聞で永遠に語り継がれる日本の黒い歴史になってしまいますね、正直言うと日本は被害者だったのに対応の悪さから何だか加害者のように世界で報道されています

 

 

最近になってマスクが手に入るようになりましたが、おいらはめっちゃ安いのを使っていたから何だか高級品を使っているような気がしますよ(笑)

 

 

 

 

ほなっ!(^_^)


サンダーアーム 龍兄虎弟

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『サンダーアーム 龍兄虎弟』

 

 

 

 

 

1986年 香港

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ジャッキー・チェン

 

脚本 バリー・ウォン/エドワード・タン/ロー・キン

 

撮影 ボブ・トンプソン/ピーター・コウ

 

音楽 マイケル・ライ

 

 

 

出演 ジャッキー・チェン/アラン・タム/ロザムンド・クワン/ローラ・フォルネル/ボジダール・スミルジャニック/ケン・ボイル/ジョン・ラダルスキー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

ジャッキーはこの1作だけにすべてを賭けた!

 

神の秘宝をめぐって邪教集団に戦いを挑む宝探しのプロフェッショナルの活躍を描く、1986年の香港興行成績ランキングで1位を獲得した大ヒット作品

 

ジャッキー・チェンが演じる主人公・アジアの鷹は冒険活劇のヒーローでインディ・ジョーンズのアジア版といった趣きの秘宝を求めてどんな危険な場所へも行くトレジャーハンターである

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

アジアの鷹の異名を持つトレジャーハンターのジャッキーはこの日もアフリカの部族から崇められている聖なる剣を盗み出した、部族から追われて命からがら逃げることができた

 

 

ジャッキーは元々バンド活動をしていたが女性メンバーのローラを巡ってアランと仲違いをしてバンドを去ってアジアの鷹となった、アランのバンドは高い人気を得て、ローラはデザイナーとして成功していたがローラが黒装束のカルト集団に誘拐されてしまう

 

その頃ジャッキーは聖なる剣をオークションに出品し、それを富豪の美女メイが落札、仲間と値を吊り上げていて落札されたことでジャッキーは胸を撫で下ろした

 

 

ホテルの戻ったジャッキーだったがそこにアランが訪ねてきた、理由は誘拐されたローラの身代金代わりに神の武具がいる、神の武具は全部で5つのうち3つを要求されている

 

 

ジャッキーはアランの友情とかつて愛したローラの救出を決めて神の武具の調査を開始、早速ジャッキーとアランは神の武具の2つを所有するバノン伯爵を訪ねた

 

そこには伯爵の娘で聖なる剣を競り落としたメイがいた、ジャッキーは伯爵に神の武具を貸すように頼むが断られてしまう、伯爵は神の武具の由来を語り、5つの武具が破壊されたら世界は邪教の手に落ちると説明

 

武具の2つは邪教の手にあり、ジャッキーは武具を貸してくれたら5つ揃えて渡すと提案して伯爵の了承を得てジャッキーとアランはメイを仲間にしてローラ救出に向かう

 

 

ジャッキーたちは邪教集団に偽物の武具を渡そうとするが見破られ、その場を逃げ出してカーチェイスの末に追手を振り切った、その後にジャッキーたちは黒装束に身を包んで邪教集団のアジトに潜入するが、既にローラは邪教集団に洗脳されていた

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

「プロジェクトA」のジャッキー・チェンがエリック・ツァンの企画を映画化、当時に「インディ・ジョーンズ」が大ヒットしていたのでジャッキー・チェンが自らも撮りたくなったようです

 

 

本作は大事件が起こった作品です、ユーゴスラビアで撮影中にジャッキー・チェンは15メートルの高さから落下してしまい、頭蓋骨骨折をして撮影を3分の2ほどを残して中断となりました

 

半年後に製作が再開されましたがそれまでの監督のエリック・ツァンから交代してジャッキー・チェンが自らメガホンをとることになりました、これはエリック・ツァンのスケジュールの都合らしいです

 

ちなみにこの事故でジャッキー・チェンが亡くなっていた場合はアラン・タム主演で撮影する予定だったそうです、ユーゴスラビアで再び入国するもチェルノブイリ原発事故の影響で注意書きが渡されたそうです

 

 

本作に登場するジャッキー・チェン演じるアジアの鷹はシリーズ化され、1991年には続編の「プロジェクト・イーグル」が製作され、2012年には約20年ぶりに第3弾の「ライジング・ドラゴン」が製作された

 

続編の「プロジェクト・イーグル」は砂漠を舞台にしていますが、趣きは変わって割とセクシーなシーンが多かったような気がしましたね、ジャッキー・チェンの映画にしては珍しいなと思ったのを覚えています

 

 

セクシーといえば、富豪の娘メイを演じたローラ・フォルネルは「スパルタンX」でもジャッキー・チェンと共演、噂ではジャッキー・チェンがローラ・フォルネルのことを気に入ってどうにかしたかったとか(笑)、でも本作では元々はアクション女優のシンシア・ロスロックの予定だったとか

 

 

そしてラストで対決するアマゾネス軍団との死闘、いつもはラスボスと一騎打ちのパターンなんですが、ここでは相手は女性です、1人では無理なのか4人の強そうな女性が登場して4対1での死闘となります

 

 

これがアフロでおっぱいを強調したようなコスチュームで戦うんです、ジャッキー・チェンはおっぱいを殴って揺れちゃうお色気?シーンもあります、ラストの戦いだけなら特筆するジャッキー・チェン映画です

 

 

元々はアマゾネス軍団と戦った後にラスボスのシンシア・ロスロックとの戦いだったとか、これはこれで見たかった共演でもありましたね、華を添える程度の女優ではないですから

 

 

色々と謎が残る映画ですが、ラストはアジトが破壊されて聖なる武具を持って帰るはずが手ぶらというもので、まあここまで観てたら伯爵との約束なんか観客も忘れてるだろうね(笑)

 

 

 

 

 

神の秘宝を追って、危険ゾーンへ!空前のスケールで炸裂する命がけのパワー・アクション巨編! それが『サンダーアーム 龍兄虎弟』です。

 

 

 

 

 

この時代の肉と肉のぶつかり合いや骨が軋むような戦いは今は観れませんね、内容はともかく好きな作品です

 

 

 

 

 

アリー/スター誕生

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『アリー/スター誕生』

 

 

 

 

 

2018年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ブラッドリー・クーパー

 

原作 ウィリアム・A・ウェルマン

 

脚本 エリック・ロス/ウィル・フェッターズ

 

撮影 マシュー・リバティーク

 

音楽 ジュリア・ミシェルズ/ジュリアンヌ・ジョーダン

 

 

 

出演 レディー・ガガ/ブラッドリー・クーパー/アンドリュー・ダイス・クレイ/デイブ・チャペル/サム・エリオット/アンソニー・ラモス/ラフィ・ガブロン/ルーカス・ネルソン/グレッグ・グランバーグ/ロン・リフキン/バリー・シャバカ・ヘンリー/マイケル・D・ロバーツ/マイケル・ハーネイ/アレック・ボールドウィン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

歌って、恋して、傷ついて、私は生まれ変わる

 

歌の才能を見出された主人公がスターダムを駆け上がっていく姿を描き、1937年の「スタア誕生」を皮切りに、これまでも何度も映画化されてきた物語を新たにブラッドリー・クーパー監督&レディー・ガガ主演で描く

 

世界的歌姫のガガが映画初主演でアリー役を熱演、もともとはクリント・イーストウッドが映画化する予定で進められていた企画で、「アメリカン・スナイパー」でイーストウッドとタッグを組んだクーパーが初監督作としてメガホンをとり、ジャクソン役でガガとともに主演を果たした

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

大観衆が埋め尽くす音楽フェスでジャックことジャクソン・メインの歌声は会場を魅了し熱気に包まれた、ライブが終わり疲れた表情で車に乗り込み酒をあおるジャック

 

 

帰りの車で酒を切らしたジャックは途中で小さなバーに立ち寄った、ジャックは酒さえあれば何も問題ない、ドラァグ・クイーンたちの歌を聴き、お喋りをしながら浴びるように酒を飲むジャック

 

そのジャックがひとりの女性の歌声に惹きつけられた、彼女の名はアリー、昼間はウェイトレスとして働き、夜はバーで歌いながら歌手を夢見ている

 

 

ショーが終了してジャックは楽屋を訪れてアリーと面会した、話した後に飲みに誘うジャックにメイク落としや髪の色を落とすのに時間が掛かると説明するが、素の君が見たいから待つと言うジャックと外に出た

 

ジャックはアリーに色々と質問、アリーは自作の曲もあるが自信がなくて歌わない、それに容姿にも自信がない、歌は良いが鼻が大きすぎて成功なんて無理だと散々言われた

 

 

ジャックは自分は生まれつき片方の耳が悪いが歌手になった、誰にでも才能はある、だが人の心に響く何かを表現できるかはやってみなきゃわからない、何かを伝えるのが君の使命だとジャックは語る

 

話していると世界的人気ミュージシャンのジャックは名前を呼ばれ、写真を撮られ失礼な態度のファンにアリーはケンカとなり相手を殴り、2人は店を出た

 

殴ったアリーの手を冷やすためにスーパーマーケットで氷を買い、その駐車場でジャックは自分自身の生い立ちを話すと、アリーは自分の作詞作曲の歌を即興で歌った、その美しい歌声はジャックの心に響いた

 

 

後日に自分のライブにアリーを招待したがアリーはウェイトレスの仕事を優先して断るが、上司に理不尽な振る舞いにキレて仕事を辞めてジャックの付き人が待つ車に乗った

 

ステージの脇でジャックのライブを見ていたがジャックはアリーをステージに引き出して駐車場で歌った曲を震えながら大観衆の前で熱唱したアリー

 

 

その歌声は話題となり、瞬く間にアリーはスターの階段を駆け上がるのだが…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

第91回アカデミー賞で作品賞を含む8部門でノミネートされ、主題歌賞を受賞しました、約12分間のシーンが追加された「アンコールバージョン」も一部限定上映されました

 

おいらはアリーが初めてジャックのライブで歌うシーンで鳥肌になりましたよ、それほどレディー・ガガの歌声が素晴らしく凄かったです、いつものレディー・ガガの奇抜な姿ではなく素のレディー・ガガがカッコイイんです

 

 

それに監督も務め、ジャックを演じるのは「アメリカン・ハッスル」のブラッドリー・クーパーで彼の意外な美声に世の女性はウットリするのではないでしょうか?

 

 

最初にアリーがドラァグ・バーで歌うシーンは変わったメイクをして妖艶に歌うんです、その歌唱力と魅力に取り付かれた感じで涙を流します、肌も露わな衣装で熱唱しています

 

 

それに日本ではR12だったようですが、世界ではR15だったそうです、アリーとジャックの濃厚なセックスシーンもありますが、意外だったのはレディー・ガガが一瞬ですがバストトップを披露し、全身ヌードもほんの一瞬だけ披露しています

 

ジャックのおかげでアリーはスター街道をまっしぐらに進んで行き、結婚するんですが、それに比例してジャックが徐々に使えなくなってきます、元々の難聴がミュージシャンにありがちな爆音で余計に聞こえにくくなってくるんです

 

 

それに若い頃からのアルコール依存症で、それにドラッグも使用するのでもう自分が何をしているのか分からない状態なんです、アニーがノミネートされたグラミー賞で歌わずにギターで華を添えるのです

 

若い歌手に歌わせてベテランはそのバックで豪華な競演って演出なのでしょうね、納得はしていないのですが自分もそうしてきているので何とも言えずにギターを弾くんです

 

その後のアニーの新人賞受賞のステージでアルコールとドラッグで酩酊状態となったジャックは大失態をしてしまうんです、アニーの一世一代の舞台を台無しにしてしまうんです

 

ジャックは反省して施設に入るんです、そこで酒も薬も完全に断つのですが、そこにはもう世界的に有名なミュージシャンの姿はもうないんです、ジャックと結婚しているってだけでアニーの評価は下がるんです

 

 

かつての立場は既に逆転してしまいます、それでもアニーはジャックを再びステージに立たせようと色々と計画をするんですが、そのステージにジャックは現れないんです

 

正直、レディー・ガガがここまで女優をするとは思えなかったです、歌手レディー・ガガではなくて女優レディー・ガガでしたね、2011年に元々はビヨンセ主演にクリント・イーストウッド監督の予定でしたが、ビヨンセの妊娠で延期して降板、ブラッドリー・クーパーが監督デビューとなり、レディー・ガガの参加が決定となりました、映画1本作るのに時間が掛かるねぇ

 

 

 

 

 

2018年のラストを飾る「平成最後の傑作」大号泣の後に待つ、今年度最大の前向きな気持ち! それが『アリー/スター誕生』です。

 

 

 

 

 

アンコールバージョンはまだ観てないので機会があれば観てみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏237号室の『アリー/スター誕生』のレビューはこちらです。

日常之出来事

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みなさんこんばんわ





おいらは毎週競馬を購入するのですが、今週はコロナウイルスの問題で無観客でのレースが行われてます、もちろん客席もパドックも人はいません、こんなの初めて見ましたよ





レースが始まっても歓声はなく、レースの後半では鞭を入れる音がめっちゃ聞こえました、勝ってもウイナーズサークルには人がまばらで、マスコミも最小限でしょうね



他の競技も無観客や中止、プロ野球のオープン戦も無観客、大相撲大阪場所も無観客、パフュームやエグザイルのコンサートは直前で中止、USJやディズニーリゾートも休園、地方から来てる人は大変な思いでしたでしょうね






学校も休校になってそのまま終業式や卒業式となって子どもたちは本当に残念でしたね、政府がいきなり決めて日本中が振り回されてます



それにマスクだけじゃなくトイレットペーパーや生理用品も品薄となり、それはガゼネタですがやはり不安にかられて店頭では品薄、土曜日にスーパーマーケットの知り合いが朝からマスクやトイレットペーパーが即完売だったそうです



おいらも開店前のドラッグストアの前に長蛇の列が並んでいたのを見掛けました、おそらくマスクだと思いますが政府もマスクを急速に大量生産しているようですね、混乱を止めることができたらいいけど





ほなっ!(^_^)

ファイティング・ダディ 怒りの除雪車

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『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』

 

 

 

 

 

2014年 ノルウェー・スウェーデン

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ハンス・ペテル・モランド

 

脚本 キム・フップス・オーカソン

 

撮影 フィリップ・ウーゴート

 

音楽 ブライアン・バッツ/カスパー・ゴー/コーレ・ヴェストライム

 

 

 

出演 ステラン・スカルスガルド/ブルーノ・ガンツ/ポール・スヴェーレ・ハーゲン/ヒルデグン・リーセ/ペーター・アンデション/ビアギッテ・ヨート・ソレンセン/ヤーコブ・オフテブロ/アンドレス・バースモ・クリスティアンセン/ヨン・オイガーデン/クリストファー・ヒヴュ

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

悪党どもは順番に強制退場!

 

息子を殺した相手への復讐に燃える父親が犯罪組織同士の抗争に巻き込まれていく姿を、ブラックユーモアを散りばめながら描いた北欧製クライムドラマ

 

主演は「マイティ・ソー」シリーズのステラン・スカルスガルド、共演に「ヒトラー 最期の12日間」のブルーノ・ガンツ、「コン・ティキ」のポール・スヴェーレ・ハーゲン、「パーフェクト・センス」のキム・フップス・オーカソンが脚本を手がけた

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

見渡す限り深い雪に覆われた冬のノルウェー、長年に渡って除雪車の運転手をしているニルス・ディックマンはその功績を称えられて市民栄誉賞を受賞することになり、慣れないスピーチをして喜ぶニルス

 

同じ頃、空港で荷物運搬をしているニルスの息子のイングヴァルが銃で脅され数人の男に拉致された、翌日になって死体となって発見された

 

その日もいつものように除雪車を乗って仕事をし、洗車をしていると警察から連絡が入った、確認をしに来たニルスと妻に警官はイングヴァルの遺体を見せて、薬物の過剰摂取が死因だと説明

 

 

遺体を見たニルスは「薬物はありえない」と言うものの警官は面倒くさそうに「皆さんそう言います」と捜査をする気もない警察に呆れて帰宅をした

 

葬儀の後にライフルを取り出して銃口を咥えて自殺しようとしたニルスの前にイングヴァルの友人のフィンが現れた、彼は暴行を受けて顔を傷だらけでイングヴァルと一緒に殺されるところを逃げ出したのだ

 

 

彼の話ではフィンが奴らに雇われてコカインを運んでいたが、そんな事は知らずにイングヴァルがフィンの手伝いをしていた、そしてフィンが少量のコカインを拝借したためにイングヴァルは殺されてしまった

 

次は自分の番だと怯えるフィンにニルスは「奴らの名前と居場所を言って早く失せろ」とフィンに迫り、ヤップという名前を聞き出し、夜中に家を抜け出してヤップの元へと向かう

 

 

ヤップを痛めつけてロナルドの指示に従っただけと話すヤップを殺害して、その死体を金網でグルグル巻きにして滝へと投げ捨てた、金網で沈んだ死体は魚に食べられて身元の特定は難しくなる

 

その後も1人また1人と聞き出した名前の奴らを始末し、組織の中心へと近付いていくニルス、しかし手下が次々と行方不明になり、それに15キロのコカインも消えてしまった

 

 

伯爵と呼ばれるギャングのボスは敵対するセルビア人グループの仕業と考えて報復を開始、セルビア人グループのボスの息子を拷問の末に殺害したことによって2つの犯罪組織同士の抗争が始まった

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

これは面白かったです、辺り一面銀世界の冬のノルウェーでこんなに熱いアクションが観れるなんてね、雪も解けるほどのリベンジ・アクションでしたよ

 

主人公のニルス・ディックマンを演じるのは、「マイティ・ソー」シリーズ、「メランコリア」「ドラゴン・タトゥーの女」「エクソシスト ビギニング」のステラン・スカルスガルド

 

 

191センチの巨体から繰り出されるバイオレンスな描写は、本当にただの除雪車の作業員なのかと思うほどなのですが、兄が伯爵の父親の組織にいたくらいなので若い頃はそっちの方向にいたのかもと思うと納得

 

それでも善良な一市民として暮らして毎日ちゃんと仕事をして栄誉賞まで貰う人なんです、ただ一人息子を殺されたニルスは怒りを爆発させて老いた体でギャンどもを殺しまくります

 

 

数人を殺すとさすがに下っ端とはいえ組織の人間なのでボスの伯爵もおかしいと感じるんです、それに殺した相手が持っていたコカイン15キロを雪の中に撒いたことでそのコカインの行方も気になるんです

 

伯爵は敵ではないですが同じように薬物を扱うセルビア人グループに寛大に仕事をこのノルウェーでさせてやっているが縄張りを荒らして戦争を仕掛けてきたとセルビア人グループの1人を拉致して殺してしまうんです

 

 

殺されたのがセルビア人グループのボスでパパと呼ばれる人物の一人息子で大人しく仕事をしていたのにノルウェー人が戦争を仕掛けてきたと憤慨

 

このセルビア人グループのボスを演じるのが、「悪の法則」「愛を読むひと」「ベルリン・天使の詩」のブルーノ・ガンツで2019年に亡くなっています、本作でも良い味を出してました

 

 

下っ端は殺せてもなかなか伯爵には近付けないニルスは兄に殺し屋を雇えと言われてチャイナマンと呼ばれる殺し屋を紹介されるんですがこれが悪い奴でね、しかも中国は関係なく日系人なんです(笑)

 

そこからニルスの存在が浮かんでくるんです、伯爵もセルビア人グループのボスに実行犯として男の首を持っていくのですが遣いの男は殺されて抗争は激化するんです

 

 

除雪車の運転手が息子の敵討ちをしていると勘違いしたギャングの2つが抗争を始めて三つ巴となるんです、この展開は非常に面白いです、除雪車や特殊車両を駆使しての戦いも良いです、初めて見る車両もあって興味津々です

 

 

この車は何なんでしょう?雪の中をカッコ良く走ってます、こんな国でもSUVよりスポーツカーなんですね

 

 

ニルスはまるでリーアム・ニーソンのように強いなって思っていると、ハリウッドでリーアム・ニーソン主演でリメイクとなりました

 

 

 

 

 

大雪原を舞台に繰り広げられる、痛快な皆殺しアクション! それが『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』です。

 

 

 

 

 

これほどなのに日本では未公開、それにこの邦題もちょっとセンスないように思えます

 

 

 

 

 

1955タイトル

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みなさんこんばんわ(^_^)

 

 

 

 

 

 

この「死霊の盆踊り」がHDリマスターで公開していたなんて(笑)





毎日毎日コロナウイルスの話題ばかりでマスクだけじゃなくトイレットペーパーまで買い占めってどういうこと?十分に数はあるのでデマに振り回されないようにしてほしいです



電車の中で咳をして口論となっている動画を見ました、文句を言うなら自分が移動すればいいのに、かつての日本人ならこんな事しないですよ



大阪ではライブ会場からコロナウイルスがあちこちに移動したようで爆発的に流行したりして、でもコロナウイルス患者はまだ数百人です、おそらくインフルエンザ患者はもっといそうです



でも韓国とイランとイタリアは思ったより酷い状況ですね、WHOも懸念しています、日本も世界から見たら酷いのでしょうね、こんなに蔓延してるのに日本人は働いていると驚かれています



いろんなスポーツやイベントが中止や延期や無観客となってます、一番の問題は東京オリンピックです、中止になったら大損害が出るそうです、ここまで準備をしてきたスタッフやアスリートや関係者のことを考えると是非とも開催してほしいですね



と、思っていたらIOC会長はコロナウイルスがWHOの発表でパンデミックとなっていない事で、東京でオリンピックを開催しない理由がないと明言、東京オリンピックの開催が決定となりました





ほなっ!(^_^)

寝ても覚めても

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『寝ても覚めても』

 

 

 

 

 

2018年 日本・フランス

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 濱口竜介

 

原作 柴崎友香

 

脚本 田中幸子

 

撮影 佐々木靖之

 

音楽 tofubeats

 

 

 

出演 東出昌大/唐田えりか/瀬戸康史/山下リオ/伊藤沙梨/渡辺大知/仲本工事/田中美佐子

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

愛に逆らえない

 

4人の女性の日常と友情を5時間を越える長尺で丁寧に描き、ロカルノ、ナントなど、数々の国際映画祭で主要賞を受賞した「ハッピーアワー」で注目された濱口竜介監督の商業映画デビュー作

 

第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された、芥川賞作家・柴崎友香の同名恋愛小説を東出昌大、唐田えりかの主演により映画化

 

一人二役に初挑戦した東出昌大が不思議な魅力を発揮し、唐田えりかは本作で山路ふみ子映画新人女優賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞するなど大きな躍進を遂げた

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

大阪に住む泉谷朝子は牛腸茂雄写真展の会場でサンダルで歩く変な男がいた、会場を出ても朝子の前にはその変な男が歩いていた、しばらく同じ方向に歩いていたが別れ道に差し掛かり方向は分かれた

 

 

子供たちの遊ぶ爆竹の音で振り返ると変な男も振り返っていて朝子と目が合った、男は朝子の目の前まで来ると名前を聞いた、朝子と答えると男は麦(バク)と言うと朝子にキスをした

 

 

こうして朝子と麦は付き合い始めた、交際を始めて麦は朝子の大学の先輩の岡崎信行の遠縁で居候していると知った、朝子の親友の島春代は麦の顔を見て、「あれはアカン」と交際に反対する

 

 

朝子と麦は交際を続け、岡崎の家に集まった朝子と春代は夏の夜に花火で遊ぶ、夜中に麦が、「明日の朝のパンを買ってくる」と出掛けて帰って来ない、朝子は麦がいない事で不安でたまらない

 

 

朝になって麦が帰って来た、麦に抱きついて不安だった事を告げる、しかし半年後に麦は、「靴を買いに行く」と言って出て行ったきり帰って来なくなった

 

2年と少し後、酒造会社社員の丸子亮平は大阪本社から東京に転勤してきたばかり、そのオフィスのあるビルの隣の喫茶店に勤める朝子はポットを取りに亮平のいるオフィスに来て驚いた、亮平は麦そっくりだったのだ

 

ある夜、亮平は牛腸茂雄写真展の会場の前にいる朝子に会った、そこに朝子のルームメイトで女優をしている鈴木マヤが現れるが入場時間が過ぎていて入れない

 

そこで亮平が関西からの観光客のふりをして中に入れてもらう、その後にカフェで話していると朝子は亮平に対して不躾な態度で席を立って帰ってしまう

 

そんな朝子に亮平は好意を抱き、朝子も次第に亮平に惹かれていくのだが…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

やっと観る事ができました、これがあの東出昌大と唐田えりかの不倫が始まった作品なのです、正直な感想は…、面白かったです、想像以上に面白かったです

 

 

予備知識なしで興味本位で観たのですが引き込まれました、最初の舞台は大阪なのですが関西弁は微妙ながらも頑張っている努力はすごく感じましたね

 

不思議な魅力を持つ麦と普通のサラリーマンの亮平の二役をするのが、「散歩する侵略者」の東出昌大、そのまさにモデルのような背の高いスタイルは誰にでも好意を持たれるでしょう

 

 

麦は本当に摩訶不思議で、その魅力に朝子は虜になったのでしょう、でも麦はいきなり消えてしまうんです、そんな事ってある?、それから2年以上経って東京で麦そっくりの亮平に朝子は出会うんです

 

その朝子を演じるのが唐田えりかで、関西弁はギリギリの範疇です、突然現れた麦にキスされて交際となるんです、消えてしまった麦を想いつつ上京した先で麦そっくりの亮平と出会います

 

 

大阪での親友の春代を演じるのは、「一週間フレンズ。」の伊藤沙梨でメチャメチャ面白いキャラクターなんです、関西弁もネイティブかと思わせるような喋りで素晴らしかったです、同じ大学の先輩の岡崎を演じるのは、「勝手にふるえてろ」の渡辺大知で母親を演じるのは、「ミックス。」の田中美佐子

 

 

東京でのルームメイトのマヤを演じるのは、「武士道シックスティーン」の山下リオでマヤは主に舞台女優なんですけど、それを酷評した亮平の後輩の耕介と結婚するんです、演じるのは、「ミックス。」の瀬戸康史

 

 

麦ではない亮平を避けるようにするのですが亮平が朝子を好きになって交際となるんです、それは順調にいくんですけど麦がモデルとしてブレイクしてドラマや映画に出るようになるんです

 

その頃には朝子と亮平の交際は5年くらい経つので亮平もブレイクした麦を知ることとなり、朝子の元カレが麦だとも知っているんです、朝子は撮影中の麦が去る車に手を振って別れを告げるんです

 

しかし麦が朝子の目の前に現れるんです、朝子の前に戻って来たよってね、朝子は麦の手を引いてタクシーに乗り込むんです、追ってくる亮平を置いてね

 

朝子は長年付き合った亮平よりも麦を選ぶんです、女ってこんなにも悪いんです、ここにはみんな愕然とするシーンだったでしょうね、それとも女性は共感するのでしょうか?

 

 

監督は商業監督デビューの濱口竜介、原作は、「きょうのできごと a day on the planet」の柴崎友香

 

東出昌大と唐田えりかがほとんど出ずっぱりで恋人同士の役で撮影が終わっても2人の仲は冷めずに更に燃えるように火がついたのかも、唐田えりかが未成年の頃から不倫関係が約3年続いたようですね

 

 

まあカワイイ顔をしていて映画を観る限りではスタイルも良さそうなので、モテる東出昌大としては口説いたのでしょうか?奥さまが妊娠中も楽しんだようですし弁解の余地はありませんね

 

 

 

 

 

違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔、運命の人は二人いた それが『寝ても覚めても』です。

 

 

 

 

 

猫のジンタンがこの作品に少しスパイスを与えてくれたような気がします

 

 

 

 

 

死霊伝説

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『死霊伝説』

 

 

 

 

 

1980年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 トビー・フーパー

 

原作 スティーブン・キング

 

脚本 ポール・モナシュ

 

撮影 ジュールス・ブレンナー

 

音楽 ハリー・サックマン

 

 

 

出演 デビッド・ソウル/ジェームズ・メイソン/ランス・カーウィン/ボニー・ベデリア/リュー・エアーズ/ジョージ・ズンザ/レジー・ナルダー/バーバラ・バブコック/マリー・ウィンザー/エド・フランダース

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

この町には近づくな!恐ろしい事件が待ちうけている

 

「ファンハウス 惨劇の館」の鬼才トビー・フーパー監督がスティーブン・キングの小説「呪われた町」を映像化、謎に包まれた館を舞台にした怪奇事件を描く、アメリカではテレビシリーズとして放送されたが、日本では編集されて劇場用映画として公開された、後に完全版が放送された

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

メーン州セイラムズ・ロット、作家として成功したベン・ミアーズは故郷のこの町に戻り、マーステン館と呼ばれる丘の上に建つ屋敷を眺めていた

 

 

セイラムズ・ロットは人口2013人の小さな町、ベンは不動産屋で社長のラリー・クロケットにマーステン館を借りたいと申し出るが、すでに売却済みと断られ、従業員のボニーにエバ・ミラーの下宿を勧められた

 

この20年空き家だったマーステン館をリチャード・ストライカーが最近この町に来て骨董品店を開店するために購入した、共同経営者のバーロウは近日中に到着予定だ

 

 

野外でスケッチをしながらベンの著書を読んでいた美術教師のスーザン・ノートンに声を掛けたベンは彼女を夕食に誘った、夜になりマーステン館を見ているとストライカーと遭遇し軽く挨拶、警官のパーキンズにはベンは怪しく見えた

 

夕食に招待されたベンは食後にスーザンと湖にドライブに行き、次にマーステン館を題材にした小説を考えていると話すとスーザンが告白して2人は交際することとなった

 

 

翌日にストライカーはラリーを呼び出し、埠頭に届く食器棚をマーステン館の地下に運んでほしいと依頼、地下に運んだ後は厳重に鍵をするように言う、ラリーは運送業を営むカリーに依頼

 

ベンはかつての恩師バーグを訪ねて学校へと向かい、その夜ベンはバーグと食事をしながらマーステン館の話をした、ベンは子供の頃には既に空き家だったマーステン館に忍び込みそこで幽霊を見た、首を吊ったヒュービー・マーステンの姿を

 

最初に館を建てたボーンは妻と使用人を殺害して自殺、マーステンの妻と妹も謎の死、マーステンが住むと町の少年が数人姿を消した、証拠は何もないが、ベンは邪悪な家は邪悪な人間を引き寄せると説明

 

木箱に入った食器棚を運んでいたカリーの部下2人はあまりの重さと冷たさに館の地下で開けようか考えたが不気味な音に恐れをなして止め、鍵をせずに引き上げた

 

 

その頃、森を歩いていた兄弟が何者かに襲われる事件を皮切りに、町では次々と怪奇な事件が起こる

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

かなり久しぶりに観ましたが、当時は劇場版なので意味がよく分からなかったんです、まあ184分の作品を110分にカットしての公開だったのでそれは仕方ないですよね

 

その後に完全版を観てやっと本筋が分かったような気がしました、物語は吸血鬼が登場するゴシックホラーなんです、主人公のベン・ミアーズは以前から丘の上に建てられたマーステン館を不気味に感じていたんです

 

 

いろいろと調査をしながらこのマーステン館を舞台にした小説を書いているんです、エバ・ミラーの下宿からはマーステン館がよく見えるんです、そこで美術教師のスーザンと知り合って交際を始めるんです

 

 

このスーザン・ノートンを演じるのが後に「ダイ・ハード」でホーリー・マクレーンを演じるボニー・ベデリアなんです、ちなみに彼女の甥っ子はマコーレ・カルキンなんです

 

 

吸血鬼の本編とは関係ないところで伏線もあるんです、不動産屋のラリーは従業員のボニーと不倫の関係なんです、ボニーは運送業を営むカリーの妻なんです、運送業と言ってもトラック運転手

 

ラリーはストライカーに頼まれた食器棚を運ぶ仕事をカリーに任せるんです、カリーが仕事をしている間にボニーは自宅にラリーを呼んでセックスをしようとするんです、自宅でするのが興奮するんだとか

 

しかしカリーは2人を怪しいとにらんでいて、この仕事を友人2人に任せて自宅前で張り込んでいるんです、ラリーが自宅に入ってしばらくしてカリーはライフルを持って押し入るんです

 

 

そしたらボニーはラリーに襲われたと言い訳、ラリーはボニーに誘惑されたと言い訳して吸血鬼の本筋より気になってしまいました(笑)、その後にラリーはパンツ1枚で逃げるんですけど何者かに襲われて死亡するんです

 

 

カリーに任されて食器棚を運搬する2人の男は入っている木箱が異様に冷たいことを不思議に思い、マーステン館の地下で開けようとするのですが止めて鍵もポイっと投げて逃げ出してしまうんです、それが悲劇の始まりです

 

この吸血鬼がまた凄いビジュアルでドラキュラのような紳士っぽい感じではなく、まさにモンスターなんです、その異形の姿でまずは子供から襲い始めるんです

 

 

監督は「悪魔のいけにえ」「悪魔の沼」の鬼才トビー・フーパーでさすがにテレビシリーズなのであまりえげつない描写はありませんけど、こんなゴシックホラーを撮ってみたかったのかな?

 

 

原作は「シャイニング」「キャリー」などのモダンホラーの帝王スティーブン・キング、彼の作品は本当に好きで、それをトビー・フーパーが撮るなんてワクワクしましたよ

 

 

 

 

 

 

ゴシック吸血鬼映画の集大成! それが『死霊伝説』です。

 

 

 

 

 

このマーステン館の中が「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスの家の中に似てるんです

 

 

 

 

 


日常の出来事

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みなさんこんばんわ(^_^)




JRAでは無観客の春競馬が始まって、春の3歳クラシックのトライアルレースの「チューリップ賞」と「弥生賞」が行われました




競馬をするおいらみたいな奴らはレースで季節を感じたりします、チューリップ賞は桜花賞のトライアルレースなのでもうすぐ桜が咲くなぁとかね


でも今年はコロナウイルスのおかげで何だか季節感もおかしくなってます、大相撲春場所も無観客での実施で盛り上がりに欠けます




春の選抜高校野球も無観客なのか中止なのか高野連が決めかねてます、無観客でも選手を移動させることが危険なのではと思います、他のスポーツは中止となっているようです


プロスポーツは無観客でも実施するのは仕方ないけどアマチュアスポーツは中止が妥当ではないでしょうか?、頑張ってきた人たちには申し訳無いですけどね


どこまでコロナウイルス騒動は続くのでしょうか?半年後にはワクチンが完成するようですがまだまだ先ですね、マスクが欲しいですよ




ほなっ!(^_^)

いつもより素敵な夜に

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『いつもより素敵な夜に』

 

 

 

 

 

2010年 レジェンド・ピクチャーズ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 児玉宣久

 

脚本 金田敬

 

撮影 田中潤

 

 

 

出演 小松みゆき/川口貴弘/亜矢乃/大石貴之/市山貴章/淡路恵子/藤野友美子

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

はじまりは一通のメール…結婚10年目の夫婦に起きた甘く危険で淫らな事件

 

「あぶない刑事」などで助監督として活躍してきたベテラン、児玉宣久が倦怠期を迎え、お互いに秘密を抱える夫婦の姿を描くラブストーリー、6人の監督がSEXYとEROSをテーマに競作した”Love&Eros CINEMA COLLECTION”の一本

 

官能と刺激が交錯する極上のエロティック・サスペンス、ヒロイン役をグラビアで活躍後女優に転身した小松みゆきが艶やかに演じている

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

アンティークショップを経営する高木美沙は年下の夫・信次と結婚して10年、2人の生活もそろそろ倦怠期で仲が悪いわけではないが、美沙が信次からのキスやハグも自然と避けるようになっていた

 

10年前、作家志望だった信次が小説のネタにとふらりと入った店が美沙のアンティークショップだった、2人は意気投合して半年後には信次がプロポーズして結婚

 

 

そんな美沙は信次に言えない秘密があった、それは一ケ月ほど前にトキオという男から突然メールがあり、まったく知らない相手からのメールで戸惑った

 

ずっと無視していたがその真摯なメールに次第に心を開き疑いは晴れていく、やがて美沙は一度トキオに会ってみたいと思うようになっていった

 

そして美沙は目隠しをしてトキオと会うようになった、しかし美沙はトキオにどんどん引き込まれていき怖くなっていた、今日もトキオからメールがあった、いつもの場所で15時に

 

美沙はビールを飲んでトキオに会いに行く、そこはホテルの一室、美沙は目隠しをして待つ、現れたトキオは信次だった、信次は自分には見せない姿をトキオには見せる美沙に興奮している

 

 

結婚をして10年が経ち、お互いに空気のような存在になり信次はトキオを作りだした、メールだけのつもりが美沙がトキオに惹かれていき、トキオになりすまして会う方法が目隠しだった

 

 

そして激しい情事に溺れる2人、しかしある日に美沙から返事がこなくなり不安になった信次は…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

倦怠期の夫婦がお互いが空気のような存在となってしまってキスどころかハグもしなくなり手もつながなくなるんでしょうね、仲が悪いわけでもないのにケンカをするわけでもないのにね

 

それって何なんでしょう?子供がいるわけでもないのに、刺激がなくなってしまったのでしょうか?10年も経つと飽きてしまうこともあるのでしょう

 

 

セックスも同じパターンとなってしまって新鮮さがなくなってしまうのでしょう、女性は受け身なので男のセックスを待っているだけなのかも、自分から積極的に出来ない女性も多いでしょう

 

主人公の美沙を演じるのは「デス・ノート」の小松みゆき、若い時はグラビアで活躍し、女優として活躍しています、結婚10年目の設定なので若々しさはないのですが熟女の妖艶な魅力があります

 

 

川口貴弘が演じる信次はそんな美沙にトキオと偽ってメールを送るんです、それに反応した美沙はトキオに魅せられて次第に会いたいと思うようになるんです

 

 

信次は会うために目隠しを選んで美沙がホテルの部屋に入ると下着姿になって目隠しをして待っているんです、トキオとなった信次は激しく美沙を抱いてお互いに絶頂を迎えるんです

 

 

こうして一風変わった夫婦関係は保たれていくのですが、信次にアプローチをしてくる女性社員がいたり、美沙と仲の良い信次の後輩社員がいたりと色々と絡んできます

 

 

もし奥さんが他人の男に抱かれるとこんなにも大胆になれるものなのでしょうか?夫には見せたことのない姿を、いつもは夫の下で受け身だったのが男の上で生き生きと動いていたり、娼婦のように扱われて興奮したりとかね

 

 

 

 

 

結婚10年目の夫婦におとずれたある事件 それが『いつもより素敵な夜に』です。

 

 

 

 

 

倦怠期の夫婦がこれで元のようになれるのならいいのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏237号室の『いつもより素敵な夜に』のレビューはこちらです。

日常ノ出来事

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みなさんこんばんわ




本日は東日本大震災から9年が経った3月11日です、あの日は仕事をしていましたがかすかに揺れた気がしたんです




そしたらニュースで震度8とか言って聞き間違いかと思うほどでした、夕方のニュースでは津波が報道されて、これは恐ろしいことになるとビビったのを思い出します


それからは毎日恐ろしい映像の数々で、アメリカはトモダチ作戦として来てくれました、台湾からは巨額の寄付があったりで感動しましたもん、そんなに裕福でない国からも寄付がありました




あの瞬間は日本と世界が1つになったような気がしましたもん、CSで海外ドラマを観ていてもオープニングで俳優たちが、心は日本と一緒にある、トモダチと言ってました


それほど世界を揺るがせる出来事だったんです、地震学者が、地球が出来てから2番目に大きな地震だと説明していました


そんな大きな地震なのに日本はよくここまで復興しましたよね、おいらはサッカー女子ワールドカップでなでしこジャパンが優勝、競馬では当時の世界最高賞金レースのドバイワールドカップを日本馬が優勝、すごくパワーをもらいました




今の日本はコロナウイルスで非常事態です、あのときほどではないけど大変です、世界100カ国以上で感染者がいて、10万人以上が感染し、4000人以上が死亡しています


これはどうにかならないのでしょうか?株価も下落して経済も大きくダメージを負っています、日本はこの先にオリンピックが待ってます、本当に大丈夫なのでしょうか?


そして注目されていた春の選抜高校野球は史上初の中止となりました、甲子園を目指していた球児たちはかわいそうですけど他のスポーツも中止になってますもんね


日本中から甲子園への移動もやはり感染の危険もありますからね、無観客で試合をするよりは高野連は苦渋の決断をしましたね、でも英断です


学校もいつから再開されるかわからない状況です、温かくなってもコロナウイルスは死滅しないようで夏まで続いたらどうなるのかと心配です


何とかしてよ〜




ほなっ!

荒野の誓い

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『荒野の誓い』

 

 

 

 

 

2017年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 スコット・クーパー

 

原作 ドナルド・E・スチュワート

 

撮影 マサノブ・タカヤナギ

 

音楽 マックス・リヒター

 

 

 

出演 クリスチャン・ベール/ロザムンド・パイク/ウェス・ステューディ/アダム・ビーチ/ベン・フォスター/クオリアンカ・キルヒャー/タナヤ・ビーティ/ジョナサン・メジャース/ロリー・コクレイン/ジェシー・プレモンス/ティモシー・シャラメ/ポール・アンダーソン/ライアン・ビンガム/デビッド・ミッドサンダー/ジョン・ベンジャミン・ヒッキー/スティーブン・ラング/ビル・キャンプ

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

伝説の陸軍大尉、家族を殺された未亡人、死を目前としたシャイアン族の首長、それぞれの目的を果たすため、命がけの旅に出る、強烈な生きざま

 

「クレイジー・ハート」で長編初監督ながら、アカデミー賞3部門にノミネートされ、2部門を受賞、そのほか数々の賞を受賞し高評価を獲得した鬼才スコット・クーパー最新作、主演は「ザ・ファイター」でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、「バイス」では同主演男優賞にノミネートされたクリスチャン・ベール

 

「ファーナス/訣別の朝」に続いてクーパー監督とのタッグとなる本作は壮大にして深遠なアクション・ドラマに仕上がった、ヒロインには「ゴーン・ガール」でアカデミー賞にノミネートされたロザムンド・パイク、「ジェロニモ」や「アバター」などで知られるアメリカ・インディアンの名優ウェス・ステューディ、そのほか演技派俳優たちが脇を固める

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

1892年、産業革命によって急速に変化するアメリカ・ニューメキシコ州、ロザリーは夫と3人の子供たちに囲まれて暮らしていたが、突然コマンチ族が現れ、馬を奪い、夫と子供3人を殺して家を焼き、ロザリーは森へと逃げて助かった

 

 

アメリカ軍のブロッカー大尉はインディアンのアパッチ族を捕らえて砦に送る仕事をしている、その夜にメッツ曹長と酒を飲み、軍人生活は疲れたとメッツの話を聞く

 

 

次の日の朝、ブロッカーはビッグス大佐に呼び出され、そこには記者のウィルクスも同席し、ブロッカーが先住民族を残虐に殺していると非難する

 

一触即発の2人をたしなめてビッグスは7年間囚われているシャイアン族の首長イエローホークとその家族を罪を償ったとしてモンタナにあるシャイアン族の聖地の「熊の渓谷」まで護送する任務を与えられる

 

首長の釈放問題は今や耳目を集める問題に発展し、無事に帰郷することを陸軍省は望んでいる、ブロッカーは一度は断るが大統領命令で牢屋の中で癌に苦しむイエローホークを見て悩んだ末に了承した

 

 

メッツ曹長、ウッドソン伍長、キダー中尉、デシャルダン二等兵がブロッカーと共に同行する、ブロッカーの部隊はしばらく進むとブロッカーはイエローホークに剣を渡すが拒否され、ブロッカーは彼を鎖で繋いだ

 

 

野営をしながら荒野を進むが、その途中で燃えた家と殺された白人男性を発見、その燃えた家の中で子供たちの死体とロザリーと出会う、ロザリーはショックのあまり子供たちは寝ていると言う

 

ブロッカーはロザリーを安全な場所まで案内すると行動を共にする、ロザリーはイエローホークらを見て怯えるが、子供たちの死を受け入れて埋葬して前へ進んだ

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

アメリカの魂は孤独で禁欲的で人殺しだ、いまだに和らがぬ D・H・ロレンス、西武開発時代のアメリカはまさにロレンスの言葉通りですね、イギリスからアメリカにやってきた白人らは先住民族からその土地を略奪して殺戮を繰り返しました、まさにアメリカの歴史は血みどろですよ

 

本作は面白かったです、前半の残酷な描写は差別的な内容と、後半の風景もありますが美しい映像、そして友情とか信頼とか目に見えないものがしっかりと描かれていたと思います

 

 

「アメリカン・ハッスル」のクリスチャン・ベールが演じるブロッカー大尉はそれを仕事として先住民族を捕らえたり、殺したりしています、仲間や友人を先住民族に殺された思いもありますからね

 

 

でもブロッカーは記者に先住民族も人間なので虐殺は非人道的だと非難、しかしブロッカーとしては先住民族は敵であり、人間として見ていないのかもね

 

先住民族としては平和に暮らしてた所にいきなり武器を片手に大量虐殺を行う白人こそが敵でしょうね、先住民族が白人の頭の皮を剥ぐ好意を野蛮な行為だと言いますが、どっちが野蛮人なんでしょうか?

 

シャイアン族の首長イエローホークを演じるのが、「荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて」のウェス・ステューディで彼は先住民族の血を引く俳優です

 

 

若い頃のイエローホークは白人をかなりの数を殺しているようで、ブロッカーは最初から敵視するんです、しかしイエローホークは年を取って癌なんです、最期はモンタナで過ごしたいとの願いを受け入れられるんです

 

それを護送するのがブロッカーの部隊なんです、途中で焼けた家にいるロザリーと出会い、行動を共にするんです、ロザリーを演じるのは、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク

 

 

オープニングでロザリーの夫と子供がコマンチ族の襲撃に遭うんです、夫は矢で貫かれて頭の皮を剥がれて殺されます、ロザリーと2人の娘は森へと逃げるのですが娘2人は矢で射抜かれ、抱いていた赤ちゃんも矢で射抜かれます、ここは衝撃的なシーンでしたね

 

 

それでもロザリーは先住民族であるイエローホークの妻や娘と交流をするんです、血まみれの服を着替えるように服を与えたりとシャイアン族は平和主義なのかもね

 

 

でも襲ってきたコマンチ族を夜に殺害してしまうスキル持ってます、この戦いでブロッカーとイエローホークは信頼関係を築き、友人となるんです、ここは痺れましたね

 

 

 

 

 

 

魂の眠る場所は自ら手に入れる それが『荒野の誓い』です。

 

 

 

 

 

かなり久しぶりに西部劇を観ましたが、ちょっと過去の名作も観たくなりました

 

 

 

 

 

女は二度決断する

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『女は二度決断する』

 

 

 

 

 

2017年 ドイツ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ファティ・アキン

 

脚本 ハーク・ポーム

 

撮影 ライナー・クラウスマン

 

音楽 ジョシュア・ホーミ

 

 

 

出演 ダイアン・クルーガー/デニス・モシット/ヨハネス・クリシュ/サミア・シャンクラン/ヌーマン・アチャル/ヘニング・ペカー/ウルリッヒ・トゥクール/ラファエル・サンタナ/ハンナ・ヒルスドルフ/ウルリッヒ・ブラントホフ/ハルトムート・ロート/ヤニス・エコノミデス/カリン・ノイハウザー/ウーベ・ローデ/アシム・デミレル/アイセル・イシジャン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

砕かれた愛、癒えぬ悲しみ、この魂が私を突き動かす

 

「愛より強く」「そして、私たちは愛に帰る」「ソウル・キッチン」でカンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭それぞれで受賞歴を誇るドイツの名匠ファティ・アキン監督が、ダイアン・クルーガーを主演に迎え、突然の悲劇で家族を奪われた主人公の女性が絶望の中で下す決断を描いたドラマ

 

ハリウッドはもちろん、フランスなどヨーロッパ映画でも活躍し、英語、フランス語、ドイツ語を操るダイアン・クルーガーが、ドイツ語を使った演技に初挑戦し、2017年・第70回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

ドイツ人女性カティヤ・イェッセンとトルコ系移民のヌーリ・シュケルジは学生時代に出会い結婚、その後にヌーリはトルコ人街で在住外国人を相手にコンサルタント会社の事務所を経営し、カティヤは経理を担当し、息子のロッコは6歳になり幸せな日々を送っていた

 

 

事務所にロッコを預けて友人のビルギットに会うために出掛けようと外に出ると、事務所の前に新品の自転車に鍵も掛けずに離れる女性がいた

 

夜になって帰ってくると事務所付近にパトカーが止まり人だかりで通行止め、警官は爆発事故だと説明、思わず走り出したカティヤの目に入ったのは焼け焦げた瓦礫の山の事務所

 

 

間もなくヌーリとロッコは遺体となって発見された、警察の質問はヌーリは熱心なイスラム教徒だったか、政治活動はしていたか、等でカティヤはどちらも無関心だったと説明

 

カティヤは事務所の前に新品の自転車を鍵も掛けずに止めた女に声を掛けて目が合ったと説明、その自転車の荷台にはプラスチックの箱型のボックスが載っていたと

 

カティヤは知り合いの弁護士のダニーロに協力を求めて犯人は移民排斥を主張するネオナチの仕業だと訴えるが警察は過去に犯罪歴のあるヌーリが闇社会と繋がっていてそのために狙われたと考えている

 

 

どうしようもない気持ちのカティヤはダニーロに薬物をもらった、葬儀が行われた後にカティヤは薬物を吸うとそこに警察の家宅捜索が入った、ヌーリに前科があったためだ

 

ヌーリを犯罪者扱いする警察に絶望し、自殺を図ろうとしたカティヤだったがダニーロからの電話で容疑者が逮捕されたと知らされた、カティヤの睨んだ通りネオナチの夫婦で妻が自転車の女だった

 

裁判が始まるがネオナチのグループは夫婦のアリバイを証言し、カティヤの目撃証言も薬物が見付かったことで受け入れられず容疑者は釈放となった

 

 

カティヤは自分のやり方でこの苦しみの日々を終わらせることを誓う

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

この作品を観るまでは、ネオナチの存在は知っていたのですが活動などは全然知らなかったんです、ドイツ警察の戦後最大の失態と言われるネオナチの連続テロ事件に着想を得ています

 

警察の初動捜査の誤りから10年以上も逮捕が遅れて、その間にもテロや殺人が繰り返されていたのです、本作はその理不尽な暴力で被害者の遺族にスポットを当てています

 

家族を奪われて捜査や裁判の過程によって更に心を引き裂かれます、どんな裁判でも被害者なのに更に酷い質問をされたりしてまさに引き裂かれるようです

 

そのカティヤを演じるのが、「マリー・アントワネットに別れをつげて」のダイアン・クルーガー、本作はゴールデングローブ賞の外国語賞を受賞、カンヌ国際映画祭では主演女優賞を受賞、監督いわくダイアン・クルーガーなしではこの映画はなかったと

 

 

監督は世界三大国際映画祭すべてで主要賞受賞経験を持つファティ・アキン、自身もトルコにルーツを持つ監督ならではの思いが本作には込められているそうです

 

本作では自転車に取り付けた肥料と灯油と釘の爆弾でヌーリとロッコが殺されてしまいます、体はバラバラになり全面には釘が刺さって傷だらけでと監視官が説明するのですがカティヤは聞いてられません

 

 

容疑者の夫の父親は警察に通報して逮捕されたんです、父親は息子がヒトラーを崇拝するネオナチだと気付いていたのですがこんな事件を起こすまで言えなかったんです、親に謝罪させるしんどいシーンです、その後に外で一緒にタバコを吸うんです

 

 

ネオナチはドイツ人こそ世界最高の人種で移民などで血が汚されることを懸念、なので移民を抹殺しているんです、ヨーロッパの作品ではこの移民をそういう理由で排除する内容がよくあります

 

やはりヨーロッパは血族を強く気にしているのか、国が移民を認めているのに国民の中ではそれを認めないネオナチのような人がいるようです、アメリカでもトランプのように白人優位主義のような人も多いですからね

 

 

話は逸れましたが容疑者が釈放されてからカティヤの物語は始まるんです、それは復讐なのですがやはり葛藤もあります、同じような人殺しに成り下がるのか?それとも、このラストにはいろんな考えをしてしまいますね

 

 

 

 

 

突然、最愛の家族を奪われた女、絶望の中、彼女がくだす決断とは それが『女は二度決断する』です。

 

 

 

 

 

この映画を観ないと知らなかった世の中の事がわかりました、世界って残酷ですね

 

 

 

 

 

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