『SOMEWHERE』
2010年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ソフィア・コッポラ
製作総指揮 フランシス・フォード・コッポラ
製作 ローマン・コッポラ
撮影 ハリス・サヴィデス
音楽 フェニックス
出演 スティーヴン・ドーフ/エル・ファニング/クリス・ポンティアス/ララ・スロートマン/クリスティーナ・シャノン/カリサ・シャノン/アマンダ・アンカ/エミリー・ケンパ/ミシェル・モナハン
《解説》
第67回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞! 「マリー・アントワネット」のソフィア・コッポラが描く新境地、それは、父と娘の優しいひととき。
LAの高級ホテル、シャトー・マーモントで暮らす映画俳優のジョニー 高級車を乗り回し、派手な生活を送る彼だったが、心はいつも空虚だった そんなある日、別れた妻と暮らす娘が訪ねてくる
華やかだが空虚な生活を送る映画スターが再会した娘と共に過ごす時間を通して、人生を見つめ直すさまを描く
舞台となる高級ホテルのたたずまいや鮮烈な映像美、主人公の娘を演じるエル・ファニングのみずみずしい好演も印象に残る
《物語》
ハリウッドの映画スター、ジョニー・マルコ 彼はロサンゼルスのホテル“シャトー・マーモント”を住まいとし、昼間はフェラーリを乗り回し、夜は子守歌替わりに出張ポールダンサーを呼び、パーティーで酒と魅惑的な女性たちに囲まれ退廃的な生活を送っていた
まさにセレブリティーらしい華やかな生活 しかし、それらはいずれも孤独な彼の空虚感を紛らわすだけのものに過ぎなかった
新作の記者会見では女優に悪態を囁かれたり、メールも女性からの文句ばかりで女性関係も派手
向かいの部屋の女に誘われるままセックス 部屋から出ると廊下に前妻と同居する11歳の娘クレオが待っていた
突然の訪問に戸惑ったジョニーだったが前妻の都合でキャンプの日までクレオを預かる事になった
スケジュールの都合、映画祭の授賞式出席のためクレオと一緒にイタリアへと向かったジョニー
真夜中に一緒にジェラートを食べたりするが、クレオが朝目覚めると部屋に女がいた 冷たい視線をジョニーに浴びせるクレオ
授賞式も無事に終わりシャトー・マーモントに帰ってきたジョニーとクレオ
疲れきった2人にシャトー・マーモントの従業員はあたたかく迎えてくれる
翌朝、朝食を作ったクレオに感激のジョニー 娘と過ごす数日間の親密な時間の中、ジョニーはやがて気づいていく
自堕落な生き方が置き去りにしてきた大切な何かを
やがて、クレオが去る時がやってくる…
《感想》
ソフィア・コッポラの父であるフランシス・フォード・コッポラとの思い出や、母でもある自らを投影した家族の物語です
とにかくエル・ファニングが絶妙にいい年齢で美少女っぷりです
特に外国人の女子が少女の期間が短いような気がしますよ 12歳前後だけが少女のような
映画では少女でも本人は既に大人になってる場合がありますよね 外国人の成長は速いね~
現在は13歳で身長は既に170センチだって もう少女じゃないね(汗)
スティーヴン・ドーフのちょっとダメ人間っぷりが面白いんです 何回もメールで女性から罵られてます
やっぱ女性の扱いが悪いんでしょうね 人気俳優だから色気で誘惑してくる女性が多いんです
でもこんな性格だから誰でも見境なく寝るんでしょうね コッポラもそうだったの?
出張ポールダンサーはめちゃ面白いです 折りたたみのポールがあるんですね あんな簡易的なもので人間を支えられるなんてビックリ! カルチャーショック!
でも娘のクレオと数日間過ごして自分の堕落した生活を見つめ直して再出発
やはりピュアな娘に刺激されて娘が自慢出来る父親像を目指すようになるのかな? 全ての父親がそうであるように
どうしてだろう、娘との時間が美しいのは それが『SOMEWHERE』です。
「ヴァージン・スーサイズ」「ロスト・イン・トランスレーション」「マリー・アントワネット」そして本作 どれも大好きです
↧
SOMEWHERE
↧