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『見えない恐怖』
1971年 イギリス
《スタッフ&キャスト》
監督 リチャード・フライシャー
製作 マーティン・ランソホフ/レスリー・リンダ
脚本 ブライアン・クレメンス
撮影 ゲーリー・フィッシャー
音楽 エルマー・バーンスタイン
出演 ミア・ファロー/ロビン・ベイリー/ドロシー・アリソン/ダイアン・グレイスン/ノーマン・アシュレイ/クリストファー・マシュー
《解説》
絶望の暗闇の中で…なにかが動く!なにかが触れる!?
イギリス・バークシャー州の人里離れた郊外、叔父一家と同居する盲目の女性サラが帰宅すると全く人の気配がない 彼女は一家が不在だと思い込むが…
名匠リチャード・フライシャー監督が英国で撮った傑作スリラー 盲目であるがゆえに叔父一家の惨殺事件に気付かず、殺人鬼に狙われた女性の戦慄の恐怖体験
抜群のアイデアと秀逸なカメラワークで魅せたケレン味たっぷりの傑作で、天才肌の職人監督の巧みな演出が恐怖感を倍増 体を張ったミア・ファローの迫真の演技も素晴らしく、巨匠バーンスタインのスリリングな音楽も効果絶大
《物語》
サラはバークシャーにある叔父の家に帰ってきた 事故で盲目となったサラだったが邸内は特に不自由なく歩くことができた
次の日の朝、恋人のスティーブに会いに行った 競走馬の厩舎を管理しているスティーブはサラとの再会に喜び、子馬の出産に立ち合い、そして乗馬
彼女は以前のように1人で馬を走らせることができた
サラは来週にもロンドンへリハビリの訓練を受けに行くことをスティーブに伝えた 遊んで暮らせる身分じゃない ロンドンで1人で住むつもりだ スティーブに重荷を背負わせるわけにはいかない
夕方、スティーブに送ってもらい家に入ると叔父達は留守 朝、出掛ける時に外出して遅くなると言っていたので何の心配もなく、サラは1人でコーヒーを煎れた
庭師のパーカーに声を掛けたが返事はない サラはコーヒーを飲んで眠ってしまった
夜中に目を覚ましたサラは同じ部屋で寝ているはずの従姉妹のサンディに声を掛けたが応えはなかった
再びベッドに入り、翌朝早くスティーブが馬を連れて誘いにきた サラへのプレゼントだ
2人は草原まで馬を走らせ、乗馬を楽しんだ
家に戻ったサラは誰もいないかのような静かな家にまだみんな眠っているのかと思い、バスルームへ
バスタブにお湯を入れようとして手を入れると叔父の死体に手が触れた
あわてて部屋に戻りサンディに声を掛けるとサンディはすでにベッドで殺され、叔母もソファで殺されていた
恐怖でパニックとなったサラは階段を踏み外し転落し、気を失ってしまう
そして犯人が再び屋敷に戻ってきた…
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《感想》
これはなかなか面白かったです 犯人捜しの要素もありますが、盲目の人に迫る恐怖がすごく伝わってきましたよ
ミア・ファローが気丈ですが壊れやすい主人公サラを演じています
ほんまにミア・ファローが細いので犯人に追われる姿はゾクゾクしますよ(笑)
馬に乗って逃げるシーンはスリルありましたよ でも森の中で枝にぶつかり落馬
盲目だと森に置き去りはどれほど恐ろしいか想像を絶しますね
でも馬が帰巣本能で恋人の厩舎に帰ってします それがきっかけで恋人がサラの危険を察して捜しに来ます
それで一家惨殺事件が発覚し、スティーブは自警団を結成してライフル片手に犯人捜し
イギリスには流民がいるみたいなんですけど、スティーブはそれを犯人と決め付けて流民の集落へ
その頃サラは閉じ込められたりと災難の嵐
「ローズマリーの赤ちゃん」の時のミア・ファローは可憐な感じがして、若奥様って感じがしましたが、本作のミア・ファローは違う意味で可憐でしたね
盲目な人は慣れた家なら普通に歩いたり出来るんですね でも家族が殺されていても気が付かないんです 怖い
ちなみに本作はビデオ化はされましたがDVD化はされてないようです 傑作なのに地味だからかな?
人里離れた郊外にまきおこる一家惨殺事件の鍵を握る盲目の少女が追われるミステリー それが『見えない恐怖』です。
CSなどでたまたま放送していたらラッキーです
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見えない恐怖
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