『ラプチャー 破裂』
2016年 アメリカ・カナダ
《スタッフ&キャスト》
監督・原案 スティーブン・シャインバーグ
脚本・原案 ブライアン・ネルソン
撮影 カリム・ハッセン
音楽 ネイサン・ラーソン
出演 ノオミ・ラパス/ピーター・ストーメア/レスリー・マンビル/ケリー・ビシェ/マイケル・チクリス
《解説》
あなたの嫌いなものは何?
「ミレニアム」シリーズ、「プロメテウス」のノオミ・ラパス主演によるSMホラー、監督は「セクレタリー」のスティーブン・シャインバーグ、脚本は「ハード・キャンディ」のブライアン・ネルソン
拉致、監禁、人体実験、その衝撃すぎる展開が、観るもの全ての自律神経をこれでもかと刺激する!ハリウッドの異才クリエイターが集結して贈る、誰も想像しえなかった、奇妙で不快でクセになる衝撃作、解禁!
《物語》
シングルマザーのレネーは小学生の息子エヴァンと2人暮らし、朝に洗面所で小さなクモを見つけて大騒ぎするレネーに対してエヴァンが捕まえて外に逃がした
レネーは友人とスカイダイビングに行くために元夫にエヴァンを預けてスカイダイビングに向かう途中に車の後輪がパンクしてしまう
通りがかったトラックが停まり運転手が手伝うと言い、頼んだ瞬間にレネーの首にスタンガンを当てられ顔にテープをぐるぐる巻きにしてトラックの荷台に乗せられ、座った状態で拘束されてしまった
トラックの中では長旅になると言われてズボンを切り裂かれて脱がされ、足の下にバケツを置かれた、体の痺れが取れてなんとか動こうとするが拘束されていた思うように動かない
切り裂かれたズボンのポケットにカッターナイフが入っていたのを思い出し、それを取り出してブーツの中に忍ばせた
その後に水分補給されるが睡眠薬が入っておりレネーは眠りに落ちた、目を覚ますとレネーは頭に袋を被されてストレッチャーに寝かされたまま施設の中へ
そこには別の男がストレッチャーに寝かされており、意味不明な事を言った、「G10-12Xを覚えておけ」それは何の事か分からないレネー
連れて行かれたのは実験室のような部屋でそこで両手足と首をベッドに固定されてズボンを履かせ、そして血圧や視力や問診が始まった
そして男に「君はもうすぐだ、間違いない」とつぶやかれる、その後にプロセスを加速させる促進剤を打たれて悪夢を見た
部屋を代えられて天井から透明の管が下りてきてレネーの腕を囲った、その投入口から一匹の巨大なクモが放たれてレネーの腕を這い回る
絶叫するレネーを施設の者たちは冷静に観察、はたして彼らの目的はいったい?
《感想》
おいらが苦手な「プロメテウス」のノオミ・ラパスが主演でシングルマザーのレネーを演じています、おいらは彼女のような顔がちょっとね(汗)
いきなり理由も分からずに拉致されて人体実験のような事をされるんです、その中でも寒気がしたのはレネーが苦手なクモを使った拷問のような実験です
最初は手に巨大なクモを這わせるのですが、ラスト近くにはプラスチックのマスクのようなものを取り付けられてなんと顔面にクモを数匹這わされるんです、これは強烈です
どんな人でも特に女性なら耐えられない恐ろしさでしょう、こんなのクモじゃなくて、てんとう虫でも顔を這われたらゾワゾワして気持ち悪いですよ
これが観ている人それぞれの嫌いな虫だったらどれだけ恐ろしいか、おいらはゴキブリがダメなんですけど、もしゴキブリが顔を這ったと思うだけで下半身がキューンと寒くなりますよ(笑)
レネーはカッターナイフで部屋の通気口の網を外して他の部屋を見ると様々な拷問のような実験が行われているんです、それはその人が特に苦手としている恐怖を与えているんです
それにしても本作のノオミ・ラパスは彼女のハマってると思いましたね、脚本を書いているときはノオミ・ラパスのイメージはなかったそうです
本作の脚本を書いたのが「ハード・キャンディ」のブライアン・ネルソンで新進気鋭の脚本家で、「セクレタリー」のスティーブン・シャインバーグの頭の中にあったプロットを見事に具現化しました
これは遺伝子の実験でその遺伝子を持っていると恐怖が極限に達すると新しい生物へと進化するのです、なのでその施設の職員も進化した新しい人間なんです、新しい人間が新しい世界を創ろうとしているのです
突然の拉致、謎の研究施設、戦慄の人体実験 それが『ラプチャー 破裂』です。
とにかく顔面クモ攻撃はさすがに寒気がしました(汗)