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Channel: 237号室 タカの無事是名作映画烈伝 A級からZ級まで
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寝ても覚めても

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『寝ても覚めても』

 

 

 

 

 

2018年 日本・フランス

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 濱口竜介

 

原作 柴崎友香

 

脚本 田中幸子

 

撮影 佐々木靖之

 

音楽 tofubeats

 

 

 

出演 東出昌大/唐田えりか/瀬戸康史/山下リオ/伊藤沙梨/渡辺大知/仲本工事/田中美佐子

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

愛に逆らえない

 

4人の女性の日常と友情を5時間を越える長尺で丁寧に描き、ロカルノ、ナントなど、数々の国際映画祭で主要賞を受賞した「ハッピーアワー」で注目された濱口竜介監督の商業映画デビュー作

 

第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された、芥川賞作家・柴崎友香の同名恋愛小説を東出昌大、唐田えりかの主演により映画化

 

一人二役に初挑戦した東出昌大が不思議な魅力を発揮し、唐田えりかは本作で山路ふみ子映画新人女優賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞するなど大きな躍進を遂げた

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

大阪に住む泉谷朝子は牛腸茂雄写真展の会場でサンダルで歩く変な男がいた、会場を出ても朝子の前にはその変な男が歩いていた、しばらく同じ方向に歩いていたが別れ道に差し掛かり方向は分かれた

 

 

子供たちの遊ぶ爆竹の音で振り返ると変な男も振り返っていて朝子と目が合った、男は朝子の目の前まで来ると名前を聞いた、朝子と答えると男は麦(バク)と言うと朝子にキスをした

 

 

こうして朝子と麦は付き合い始めた、交際を始めて麦は朝子の大学の先輩の岡崎信行の遠縁で居候していると知った、朝子の親友の島春代は麦の顔を見て、「あれはアカン」と交際に反対する

 

 

朝子と麦は交際を続け、岡崎の家に集まった朝子と春代は夏の夜に花火で遊ぶ、夜中に麦が、「明日の朝のパンを買ってくる」と出掛けて帰って来ない、朝子は麦がいない事で不安でたまらない

 

 

朝になって麦が帰って来た、麦に抱きついて不安だった事を告げる、しかし半年後に麦は、「靴を買いに行く」と言って出て行ったきり帰って来なくなった

 

2年と少し後、酒造会社社員の丸子亮平は大阪本社から東京に転勤してきたばかり、そのオフィスのあるビルの隣の喫茶店に勤める朝子はポットを取りに亮平のいるオフィスに来て驚いた、亮平は麦そっくりだったのだ

 

ある夜、亮平は牛腸茂雄写真展の会場の前にいる朝子に会った、そこに朝子のルームメイトで女優をしている鈴木マヤが現れるが入場時間が過ぎていて入れない

 

そこで亮平が関西からの観光客のふりをして中に入れてもらう、その後にカフェで話していると朝子は亮平に対して不躾な態度で席を立って帰ってしまう

 

そんな朝子に亮平は好意を抱き、朝子も次第に亮平に惹かれていくのだが…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

やっと観る事ができました、これがあの東出昌大と唐田えりかの不倫が始まった作品なのです、正直な感想は…、面白かったです、想像以上に面白かったです

 

 

予備知識なしで興味本位で観たのですが引き込まれました、最初の舞台は大阪なのですが関西弁は微妙ながらも頑張っている努力はすごく感じましたね

 

不思議な魅力を持つ麦と普通のサラリーマンの亮平の二役をするのが、「散歩する侵略者」の東出昌大、そのまさにモデルのような背の高いスタイルは誰にでも好意を持たれるでしょう

 

 

麦は本当に摩訶不思議で、その魅力に朝子は虜になったのでしょう、でも麦はいきなり消えてしまうんです、そんな事ってある?、それから2年以上経って東京で麦そっくりの亮平に朝子は出会うんです

 

その朝子を演じるのが唐田えりかで、関西弁はギリギリの範疇です、突然現れた麦にキスされて交際となるんです、消えてしまった麦を想いつつ上京した先で麦そっくりの亮平と出会います

 

 

大阪での親友の春代を演じるのは、「一週間フレンズ。」の伊藤沙梨でメチャメチャ面白いキャラクターなんです、関西弁もネイティブかと思わせるような喋りで素晴らしかったです、同じ大学の先輩の岡崎を演じるのは、「勝手にふるえてろ」の渡辺大知で母親を演じるのは、「ミックス。」の田中美佐子

 

 

東京でのルームメイトのマヤを演じるのは、「武士道シックスティーン」の山下リオでマヤは主に舞台女優なんですけど、それを酷評した亮平の後輩の耕介と結婚するんです、演じるのは、「ミックス。」の瀬戸康史

 

 

麦ではない亮平を避けるようにするのですが亮平が朝子を好きになって交際となるんです、それは順調にいくんですけど麦がモデルとしてブレイクしてドラマや映画に出るようになるんです

 

その頃には朝子と亮平の交際は5年くらい経つので亮平もブレイクした麦を知ることとなり、朝子の元カレが麦だとも知っているんです、朝子は撮影中の麦が去る車に手を振って別れを告げるんです

 

しかし麦が朝子の目の前に現れるんです、朝子の前に戻って来たよってね、朝子は麦の手を引いてタクシーに乗り込むんです、追ってくる亮平を置いてね

 

朝子は長年付き合った亮平よりも麦を選ぶんです、女ってこんなにも悪いんです、ここにはみんな愕然とするシーンだったでしょうね、それとも女性は共感するのでしょうか?

 

 

監督は商業監督デビューの濱口竜介、原作は、「きょうのできごと a day on the planet」の柴崎友香

 

東出昌大と唐田えりかがほとんど出ずっぱりで恋人同士の役で撮影が終わっても2人の仲は冷めずに更に燃えるように火がついたのかも、唐田えりかが未成年の頃から不倫関係が約3年続いたようですね

 

 

まあカワイイ顔をしていて映画を観る限りではスタイルも良さそうなので、モテる東出昌大としては口説いたのでしょうか?奥さまが妊娠中も楽しんだようですし弁解の余地はありませんね

 

 

 

 

 

違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔、運命の人は二人いた それが『寝ても覚めても』です。

 

 

 

 

 

猫のジンタンがこの作品に少しスパイスを与えてくれたような気がします

 

 

 

 

 


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