『デス・ウィッシュ』
2018年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 イーライ・ロス
原作 ブライアン・ガーフィールド
脚本 ジョー・カーナハン
撮影 ロジェ・ストファーズ
音楽 ルドウィグ・ゴランソン
出演 ブルース・ウィリス/ビンセント・ドノフリオ/エリザベス・シュー/ディーン・ノリス/キンバリー・エリス/カミラ・モローネ/ボー・ナップ
《解説》
悪人は。俺が始末する
チャールズ・ブロンソン主演で1974年に映画化され、日本では「狼よさらば」のタイトルで公開されたブライアン・ガーフィールドの同名小説を、ブルース・ウィリス主演、「グリーン・インフェルノ」のイーライ・ロス監督で再映画化
ブルース・ウィリスが主人公を演じるほか、「ジュラシック・ワールド」のビンセント・ドノフリオ、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」のエリザベス・シュー、モデルのカミラ・モローネらが脇を固める
《物語》
シカゴは2016年に最高の殺人発生率を更新、殺人は762件、発砲事件は3500件以上、政府には期待できない事態は最悪だ、救急病院で救命医をするポールの元に撃たれた警察官が運ばれてきた
しかし、出血が多く警察官は静かに息を引き取った、ポールは被害者の同僚警察官に死亡を伝えると、次に加害者のいる手術室へと向かった、「まさか撃った犯人を救うのか?」と同僚警察官の声が響く
ポールは妻のルーシーと娘のジョーダンと3人で暮らしていたが大学に合格したジョーダンの喜ぶ顔を見て幸せだったが、離れて暮らすことに寂しさを感じていた
ある日ポールの誕生日を祝うためにレストランに行こうとすると緊急の電話が入り、仕方なくポールは病院へと向かい、ルーシーとジョーダンはレストランをキャンセルして自宅でケーキを作ることにする
材料を買って帰宅すると家の中の様子が違うことに気付いたルーシーだったが強盗がジョーダンに銃を突き付けていた、ルーシーに金庫を開けさせるがジョーダンと強盗の1人が争いとなり、2人に発砲
そんなことは知らずに病院で働くポールの病院に2人が運ばれてきた、手を尽くすもののルーシーは命を落とし、ジョーダンは意識不明の重体
ルーシーの葬儀を終えて、犯人の逮捕を願うポールだったが操作の進展はなし、精神的にバランスがおかしくなったポールはセラピーに通う事件を思い出すたびに怒りが込み上がってくる
ポールは犯人を抹殺すべく銃を手に取り、街へと出て行き、犯罪者を射殺するのだが、その姿を動画に撮られてSNSで拡散されてメディアは「死神(リーパー)」と呼ぶが、ヒーローか殺人鬼か論争が起こる
《感想》
普段は人を救う外科医、裏の顔は街の悪を一掃する死神へと変貌するポール、外科医から処刑人となるポールのリベンジ・アクションです、この医者が殺人者ってとこが上手いこと考えましたね
1972年に発表されたブライアン・ガーフィールド同名小説は、家族を失った一般市民が復讐をきっかけに悪人から街を守る自警団となっていく姿を描き、1974年にチャールズ・ブロンソン主演で「狼よさらば」として映画化され全5作のシリーズとなりました
チャールズ・ブロンソンの方は医者ではなく普通のビジネスマンでした、妻は強盗に殺され、娘は強盗に強姦されて昏睡状態となってしまうんです、そこで偶然手に取った銃で街の悪を一掃していくのです
オリジナル版とは雰囲気が変わっていて殺伐としてないんです、やっぱスマホやSNSやYouTubeが欠かせなくてそれでポールの自警団としての活躍が知られるところとなるんです、賛否両論となるのですが当然ですね
本作での主人公ポールを演じるのが「スプリット」のブルース・ウィリスでおいらとしては久しぶりにブルース・ウィリスの主演作を観た気がしますね、個人的にあんまり好きじゃないんです(汗)
それでも久しぶりに観たブルース・ウィリスはすっかり年を取ってましたね、リベンジ・アクションでは「リベンジ・リスト」のジョン・トラボルタや「ヴァンジェンス」のニコラス・ケイジと往年のスターが復活しています
それにポールの妻のルーシーを演じるのが「ボディ・ハント」のエリザベス・シューでこちらも息の長い活躍で若い頃はムチムチで可愛かったです
その2人の娘のジョーダンを演じるのがモデルとして活躍するカミラ・モローネでかなりセクシーです、ジョーダンは気が強くていかがわしい事をしてくる強盗と乱闘となってしまって撃たれるんです
この強盗らはポールの身なりを見て自動車の移動をさせた時にカーナビで自宅の住所を調べて後日に強盗に現れたんです、これはアメリカえの問題ではなくて日本でもありえそうな事件ですね、カーナビから始まるなんてね
復讐に犯人の1人を捕まえて薬で体の自由を奪って足を切りつけてその傷口にブレーキオイルを流し込むんです、これが最強に痛いそうです、全てを白状した男は助けずに車の下敷きにしちゃいます、これがR15の理由ですね
ポールが行くガンショップの女性店員がめっちゃいい感じなんです、演じるのは「グリーン・インフェルノ」のカービー・プリス・ブラントンでこんなセクシーに勧められたら購入しそうです(笑)
監督は「ノックノック」のイーライ・ロスで初のアクション映画のようです、まさかイーライ・ロスとブルース・ウィリスが組むなんて驚きましたね、キアヌ・リーヴスと組んだ時も驚きましたけどね
外科医から処刑人へ、家族を失った男の復讐が加速するハード・リベンジ・アクション! それが『デス・ウィッシュ』です。
病院で働いていて家族が運ばれてきたらどんな思いでしょうね、それだけは辛すぎます