Image may be NSFW.
Clik here to view.
『マザー!』
2017年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ダーレン・アロノフスキー
撮影 マシュー・リバティーク
出演 ジェニファー・ローレンス/ハビエル・バルデム/エド・ハリス/ミシェル・ファイファー
《解説》
全世界騒然!衝撃の超問題作!
「ブラック・スワン」の鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が、「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞を受賞した若手実力派のジェニファー・ローレンスを主演に迎えて描くサイコミステリー
「ノーカントリー」でアカデミー助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムの2人が、不穏な家庭の夫婦役を怪演!
第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞にノミネートされ、上映時物議を醸した問題作!そして日本公開中止に!クローネンバーグ、デヴィッド・リンチを超える衝撃!
《物語》
郊外の一軒家のベッドで目覚めた女性は年の離れた夫を呼ぶが返事はない、家の中を捜すがいない、玄関の扉を開けて外を見ると後ろから夫が抱きしめた
Image may be NSFW.
Clik here to view.
詩人である夫はスランプ気味で最近は描けておらず、一人で散歩に行っていた、女性はそんな夫を献身的に支えて幸せに暮らしていた
そんなある日、家に見知らぬ中年男がやってきた、扉を開けた夫は笑顔で中年男を快く迎え入れて、女性は夜遅くの来客に不安を感じるが中年男は民宿と勘違いしてやってきたのだ
Image may be NSFW.
Clik here to view.
夫は泊めることを了承し、見知らぬ中年男を疑いもせずに泊めることに不信感を抱く、しかし夫を中年男が好きな詩集の著者だと知ると驚き、人生を変える本だと絶賛する
しかし翌日にまた訪問者が現れた、今度は中年男の妻で夫はまたも快く迎え入れた、中年男と妻は2人の馴れ初めや子供たちの話しをして、夫と女性にも子作りを促したりするが夫は好きなだけ家に滞在してくれと歓迎
Image may be NSFW.
Clik here to view.
女性は家の修繕をしてイライラを解消して平然を装っているが中年男の妻が子供を作れや性生活のこと、下着を見て全然セクシーじゃないといちいち癪に触る
Image may be NSFW.
Clik here to view.
夫しか入れない部屋に勝手に入って飾ってある宝石を落として割ってしまい、これには夫も怒鳴りつけて部屋から出させると、中年夫婦は別の部屋でセックス
Image may be NSFW.
Clik here to view.
今度は中年夫婦の息子兄弟が現れて中年男の財産相続で争い、相続の少ない兄が弟とケンカになり家の中で暴れて、遂には兄が弟を殴り倒してしまい、逃げ出してしまう
中年男夫婦と夫は弟を抱きかかえて病院へ行ってしまい、家に一人残された女性は床の血を拭き取るが、物音がして見ると扉が開いていて後ろに中年男の兄がいて驚く女性を尻目に出て行った
Image may be NSFW.
Clik here to view.
病院で弟が死亡し、中年夫婦は夫に了承を得て、息子の葬式を始めて沢山の参列者が家に押し寄せて家の中を荒らしまくり、女性は激怒して全員を追い出してようやく平穏を取り戻して、2人は愛し合うのだが…
Image may be NSFW.
Clik here to view.
《感想》
なんだか凄い作品でした、最初はいきなり炎に女性が包まれるショッキングな始まりだったのですが、その後はゆっくりと時間が流れる感じですが、訪問者が現れてからはずっとイライラします
Image may be NSFW.
Clik here to view.
主人公の女性を演じるのが「パッセンジャー」のジェニファー・ローレンスで彼女の不安そうな表情はこの作品にぴったりですね、彼女は私生活でも「ブラック・スワン」の監督のダーレン・アロノフスキーと交際に発展してこの不条理な内容に全力で取り組んでいます
Image may be NSFW.
Clik here to view.
この女性はスランプの詩人の夫が何のためらいもなく見知らぬ赤の他人の中年男を家に入れてしかも泊めるんです、女性としてはいきなり知らない男を泊めるなんて色々と抵抗ありますよね、この夫を演じるのが「悪の法則」のハビエル・バルデム
Image may be NSFW.
Clik here to view.
それも最初は一人だったのに次は中年男の妻がやってきてしかもずっと酒を飲んでいて、搾ったレモンなんかはそのままでやることがガサツんです、洗濯機から取り出した洗濯物もべチャッとするしね
この中年男を演じるのがエド・ハリスで余命短い男を演じていますがこの男のせいでトラブルが次から次へと転がり込んでくるんです、中年男の妻を演じるのが「アイ・アム・サム」のミシェル・ファイファーでこの女が一番イヤ!
Image may be NSFW.
Clik here to view.
次はこの中年夫婦の息子たちが現れて財産相続でトラブルとなって殴り合いとなって兄が弟を殺してしまうんです、自分の家で殺人事件があるなんて耐えられないですよね、しかも女性は血を浴びてるんです
そしたら次は葬式をすると言って知らない人が大勢押し寄せてきて家の物は勝手に触るし、セックスしようとする奴もいるし、家を潰して水道管を破裂させられて女性も怒り爆発して全員を追い出します
Image may be NSFW.
Clik here to view.
そこで口論となって2人はセックスをして子供を授かるんです、そして生まれる直前に夫はスランプ脱出して詩集を完成させてそれが大ヒットして関係者やファンが家に押し寄せて夫は家に迎え入れるんです
Image may be NSFW.
Clik here to view.
妊婦の体で大勢の客が目の前で略奪をし出して、家を破壊、そのうえで争いが始まって警察や軍隊も来て激しい撃ち合いとなるんです、女性としてはもう何がなんやらですが、観ているこっちもどんな展開なのか付いて行けません
Image may be NSFW.
Clik here to view.
そんな中でも女性は男の子を出産、夫には抱かせずにずっと抱いているのですがウトウトした時に夫に赤ちゃんを取られて群衆の中にいってしまい最悪の展開となるんです
Image may be NSFW.
Clik here to view.
そこで怒りの爆発した女性は割れたガラスで人たちを刺すのですが相手が多すぎて殴られて蹴られてリンチを受けて、服を引っ張られておっぱいが見えてしまいます、かつてジェニファー・ローレンスは流出事件の時に二度と裸にはならないと言ってましたけど交際相手が監督なら違いますね
Image may be NSFW.
Clik here to view.
監督はあらゆる要素を含むと言ってますが聖書を基にしているようです、金銭トラブルや暴力や略奪や殺人と人間の蛮行を取り上げて社会は崩壊、監督が伝えたいものは人間の心理を深く掘り下げる憎悪でしょうか?
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ジェニファー・ローレンス演じる女性は地球で夫は神で群衆は環境破壊などで監督は地球の問題をこの映画のテーマとしてメッセージを送っているようです、地球を傷付け続ける人間を描いているのかな
トラウマ必至のラスト23分! それが『マザー!』です。
とにかく強烈な作品で観るたびに色々と発見しそうです、まあ普通なら一回観てもう観ないかも(笑)
Image may be NSFW.
Clik here to view.Image may be NSFW.
Clik here to view.
裏237号室の『マザー!』のレビューはこちらです