『インクレディブル・ハルク』
2008年 アメリカ・ブラジル
《スタッフ&キャスト》
監督 ルイ・レテリエ
原作 ジャック・カービー/スタン・リー
原案・脚本 ザック・ペン
撮影 ピーター・メンジース・ジュニア
音楽 クレイグ・アームストロング
出演 エドワード・ノートン/リヴ・タイラー/ティム・ロス/ティム・ブレイク・ネルソン/タイ・バーレル/ウィリアム・ハート/ピーター・メンサー/ポール・ソールズ
《解説》
その「力」、ためらうな
怒りや恐怖の感情が高まると、緑の巨人ハルクに変身する青年の苦悩と活躍を描くヒーロー・アクション
2003年に同名アメコミを映画化した「ハルク」のリニューアル版となる本作では、「トランスポーター」シリーズのルイ・レテリエが監督を務め、すべての要素を刷新してアクション主体の娯楽性を追求する
《物語》
ブルース・バナーは第二次世界大戦中に中止された兵士強化実験スーパーソルジャー計画のための研究の成果を自らの肉体を使って実験するも失敗し、大量のガンマ線を浴びてしまう
それによってブルースは緑色の巨人へと変身し全てを破壊しつくす狂暴な悪魔と化し軍に追われ、ブラジルのホッシーニャに潜伏して5カ月が過ぎた
ブルースは変身の原因となる感情の制御を学びながらミスター・ブルーと名乗る研究者とネットで繋がり協力してもらい体を元に戻す方法を探していた
ある日ブルースは勤め先のジュース工場で手を切ってしまい1本のジュースのビンに血液が混入したジュースがアメリカに出荷されてしまう
それを飲みガンマ線に汚染され死亡事故が起こり、それを聞いたロス将軍は出荷された工場を突き止め、英国海兵隊最強と言われるエミル・ブロンスキーら精鋭部隊を送り込んだ
ロス将軍はスーパーソルジャー計画の責任者でブルースの能力を軍事利用するために彼を追っていた
窮地に陥るブルースだったが怒りが頂点に達した時、緑色の巨人ハルクへと変身し、部隊を全滅させて姿を消した
ブロンスキーはブルースを取り逃がしてしまうが初めて目にするその圧倒的なパワーに魅了され、そして軍が極秘に進めていたスーパーソルジャー計画に志願し、再びブルースを追う
ブルースはミスターブルーを訪ねて5年ぶりにアメリカにやってきた、そしてかつての恋人でロス将軍の娘エリザベスと再会するもロス将軍とブロンスキーが現れる
圧倒的な軍事力にピンチのブルースはハルクとなりエリザベスを救出、そしてエリザベスはブルースの苦悩を知り、ミスターブルーことスターンズと引き合わせるのだが…
《感想》
マーベル・コミックの実写映画化作品を同一の世界観のクロスオーバー作品として扱うマーベル・シネマティック・ユニバースのシリーズの一作で「アイアンマン」に続く第2弾となります このシリーズを網羅しようかとレビューしてみました
2003年にもアン・リーによって実写映画化されましたが、人間ドラマに焦点を当ててヒーロー物として評価は低く興行的も失敗、そのために本作は続編ではなくスタッフとキャストを一新してリブートとして再制作されました
なのでラストは「アベンジャーズ」へと繋がる内容となってます、アイアンマンのトニー・スタークが登場して意味深な終わり方です、ちなみにハルクを苦しめる武器はスターク社製です
ブルース・バナーを演じるのは「レッド・ドラゴン」のエドワード・ノートンで彼の出ている作品はレベルが高いような気がするのはおいらだけかな? 怪物としての自分を元に戻そうと苦悩していますが自ら変身してエリザベスを守ります
ヒロインのエリザベス・ロスを演じるのが「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」のリヴ・タイラーでちょっとぽっちゃりしてましたね
エリザベスは恋人がいるのにブルースと再会すると過去の愛の炎が一気に燃えだしたかのように今の彼氏はもう消えてしまったかのようにブルースにベッタリです
ブルースを執拗に追い、そのパワーに魅了された軍人ブロンスキーを演じるのが「ファニーゲームU.S.A.」のティム・ロスで最強軍人にしては線は細いんですね、でもブルースとは逆に怪物になりたいんです、ずっと戦いたいようです
ブロンスキーはハルク以上の怪物となってそのパワーに憑りつかれたかのように化け物に一直線でそのパワーはハルクを凌ぐほどです
出番は少ないのですがブルースの勤務するジュース工場の同僚役を演じているブラジル人女優のデボラ・ナシメントがめっちゃゾクゾクしました
ブラジルでの美しい顔で最高で2位にランキングされたそうです、それにブラジルで1番セクシーな女優だとか
でもブラジル人なのでセクシーなのは当然って感じですが、やっぱりブラジル人女性はメリハリのあるボディはやっぱイイね(笑) 白人とは微妙に違う褐色のボディはこれはこれでセクシーですよね
その昔にテレビドラマで「超人ハルク」ってのが放送されていて、体を緑に塗ったボディビルダーみたいな人が大暴れして面白かったですよ
監督は「トランスポーター」のフランス人監督のルイ・レテリエでアクション映画が好きなのかその手の作品が多いですね
その強さ、驚愕! 史上最もパワフルなバトル・アクション・ヒーロー登場! それが『インクレディブル・ハルク』です。
序盤でブルースが武道で怒りをコントロールする鍛錬をするのですがその指導者がグレイシー柔術のヒクソン・グレイシーでした(汗)