『岳 ガク』
2011年 「岳 ガク」製作委員会
《スタッフ&キャスト》
監督 片山修
原作 石塚真一
脚本 吉田智子
撮影 藤石修
音楽 佐藤直紀
出演 小栗旬/長澤まさみ/佐々木蔵之介/石田卓也/市毛良枝/渡部篤郎/矢柴俊博/石黒賢
《解説》
生きる
08年のマンガ大賞、09年には第54回小学館漫画賞を受賞した石塚真一の同名ベストセラー漫画を映像化 日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアをする青年とその仲間たちが繰り広げる感動の物語
主演は原作を愛読し、厳しい真冬の山岳でトレーニングに励んだという小栗旬、新人助成救助隊員を長澤まさみが演じ、体当たりの演技を見せる 監督は数々のヒットドラマを手掛けて、「ヒートアイランド」に続き2作目となる片山修
《物語》
北アルプス山系、長野県警山岳救助隊に配属された椎名久美はその初日にいきなり遭難者の為に騒然となる指令室
時間的に間に合わないと判断した山岳救助隊隊長の野田は山岳救助ボランティアの島崎三歩に依頼
野田や久美がヘリで現場に到着した時には三歩がすでにクレバスから救出していた
島崎三歩は世界中の山を登り、山の楽しさ、山の厳しさ、山の美しさを知り尽くした後、日本へ戻り山岳救助ボランティアとして活動している
たとえ本人の過失で遭難した者でも、決して責めることはせず、仮に要救助者が死亡していても労いの言葉をかける男 それが三歩だ
久美は三歩と出逢い、その大らかすぎる人柄に戸惑いながらも多くのことを学ぶことになる
野田の指導の下、厳しい訓練をこなし着実に成長していく久美
しかし休暇中に要救助者を発見するが訓練とは違い実際の救助では未熟さを露呈し、命を救う事が出来なかった
それに足を挫いただけでヘリをタクシー代わりに使おうとする要救助者に怒りさえ覚える
そんな久美だが不注意から崖から転落、要救助者となってしまう 不甲斐無い自分に打ちひしがれ自信を無くす久美
そんなある日、猛吹雪の雪山で多重遭難が発生 久美は仲間と共に現場へ向かうが、そこには久美が想像を絶する雪山の脅威が待ち受けていた
《感想》
日本映画のいいとこは雪山の撮影だとその現場に向かい撮影することかな やっぱ本物の迫力や素晴らしさは本物でないと伝わりません CGで簡単に背景を作っちゃうのも凄いけどやはり偽物ですからね
ハリウッド映画は俳優の安全第一ですから、危険なシーンはスタントが演じますしね よくほとんど自分で演じたと言いますがやはり危険なシーンはスタントマン
雪山の映画でもセットで撮影より本物 莫大な製作費を賭けるハリウッドなら雪山なんか作りますよ(笑)
でも本作のように俳優が雪山で寒そうにしてる姿は苦労がにじみ出ていて見応えあります
笑顔でいてますがこの装備だけでもしんどいんじゃないですか? 天候が変わりやすいから撮影も大変でしょうね
さすがにクレバスの中とかはセット撮影ですが、オープニングの遭難者もクレバスに落ちて死にそうでしたが小栗旬が簡単に到着して簡単に救出 さすが山を知り尽くした男
最後の遭難者は助けた長澤まさみと共に雪崩に遭いクレバスに転落、何が凄いって長澤まさみは男を担ぐんですけどそのまま死んでしまいます
まあ、そんなわけないけどね(笑)
長澤まさみは本作の出演にあたり長い髪をバッサリとカット
彼女は168センチあるからどんな格好しても様になりますね
この役のために結構鍛えたんじゃないかな? ロッククライミングとか上達してそうですね
去年ぐらいから長澤まさみは作品に恵まれてるような気がしますね それに長澤まさみも観客の期待に応えるような、ちょっとエロさを出したりしてね
若手ナンバーワンから日本を代表する女優にステップアップしてるように思えます
標高3190メートル 気温-25° 命は、命でしか救えない それが『岳 ガク』です。
この手の作品はあまりヒーローになり過ぎないのが大切ですね