『キャビン』
２０１２年 アメリカ
《スタッフ＆キャスト》
監督・脚本 ドリュー・ゴダード
脚本 ジョス・ウェドン
撮影 ピーター・デミング
音楽 デヴィッド・ジュリアン
出演 クリステン・コノリー／クリス・ヘムズワース／アンナ・ハッチソン／フラン・クランツ／ジェシー・ウィリアムズ／リチャード・ジェンキンス／ブラッドリー・ウィットフォード／ブライアン・ホワイト／エイミー・アッカー／シガニー・ウィーバー
《解説》
あなたの想像力なんて、たかが知れている
夏休みに山に出かけた若者たちがキャビン（山小屋）で謎の日記を読んだことをきっかけに次々と殺されていくが、その背後には巨大な秘密が隠されていた
ドラマ「ＬＯＳＴ」のドリュー・ゴダールと「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが共同で脚本を手掛けた秀作スリラー スリリングな映像と、次々に提示されていく秘密に翻弄される作品だ
《物語》
交際していた教授と別れたばかりの大学生デイナは友人男女５人でキャンピングカーに乗ってバカンスへ出発 リーダーのカートと友人のホールデン、デイナの友人でカートの彼女のジュールスに大麻中毒のマーティ
ＧＰＳにもない道を進んで山奥にある古い小さな別荘にやってくる 中に入り、ホールデンが部屋に入ると不気味な絵が飾られていた
その絵を外すと隣の部屋にいるデイナが見えた 絵の後ろはマジックミラーになっていてデイナは気付いていない デイナが服を脱ぎ出したのでホールデンはあわてて壁を叩いてデイナを止めてみんなを呼んだ
ホールデンとデイナは部屋を交換をした 元の別荘の持ち主は変態かとみんなで笑ったが各部屋は監視されていることを誰も知らなかった
近代的な研究所で無数のカメラで５人を監視していたのだ 担当者であるジッターソンとハドリー指揮の元でシナリオに基づいて調整して地下室へと導く
そんな事とはつゆ知らず夜になりパーティを始める５人 しかし突然に地下室への扉が開き、好奇心から中に入った
そこには骨董品や古いフィルムと共にアナ・ペイシャンス・バックナーの１９０３年の日記を見付けた それをデイナがラテン語の呪文を読みあげた
その瞬間、別荘の外の土の中からバックナー一家のゾンビが復活 そうとは知らずカートとジュールスは森の中でセックス
しかしそこに甦ったゾンビが襲い掛かる その様子をジッターソンとハドリーは冷静にモニターを見つめて監視
マーティが別荘の外に出るとカートが血塗れであわてて戻ってきた 中に入るが外には女のゾンビがジュールスの首を投げ込んできた
各自部屋に逃げ込むがマーティが隠しカメラを発見するがゾンビに襲われてしまう 残された３人はその別荘が元は殺人鬼一家の物だと知り脱出
キャンピングカーで走るがトンネルが崩れて通れない カートがバイクで崖を飛ぶが目に見えない、何もない壁にぶつかって崖下へ転落
再びキャンピングカーで逃げるが乗っていたゾンビにホールデンが殺され車は湖に転落 かろうじてデイナが岸に泳ぎ着くがそこにゾンビが襲い掛かる
そこで研究所の研究者たちは拍手喝采、そして成功を祝して乾杯するが非常事態が発生する マーティは死んでおらずデイナを救出し、ゾンビが現れた穴に入り、そこから地下にある研究所へとやってきたのだ
その研究所はある組織がホラー映画によくある死に方をするように仕向けていて そこには世界を揺るがす巨大な秘密があった
《感想》
まるで「死霊のはらわた 」のようなストーリーなんですが全然違う、最初からこの５人は監視されてるんです でも観客にも分からないようにして欲しかったですよ
「クローバーフィールド/ＨＡＫＡＩＳＨＡ 」の脚本家ドリュー・ゴダードが初監督を務め、共同脚本に「アベンジャーズ 」の監督・脚本のジョス・ウェドン 定番をひっくり返す展開は見事でしたね
ＧＰＳにも載ってない道を行くのですがそれは組織の研究所が作り出したバーチャルリアリティ 中盤でカートがバイクで崖を飛び越えようとするのですが見えない壁に激突、バーチャルリアリティで作られた崖だったんですね
デイナとジュールスがオープニングすぐに旅行の話をしてるんですがデイナは下半身がパンティだけなのを忘れて恥ずかしがるシーンは微笑ましい
小さい小屋の別荘に到着するんですけど別荘の下にある研究所がフェロモンを噴射して興奮させカートとジュールスがセックスするように仕向けるんです
デイナとマーティはカートの言動を疑問に感じるんですがデイナもちょっと刺激されるんですけど、マーティは大麻をしてる事でフェロモンは効果なし
なのでみんな死んでもマーティはデイナを冷静に助けることが出来たんです ゾンビが土の中から復活するんですけどその穴に入ると下に入れるようになってるんです
下の研究所ではデイナらが地下室でどんなクリーチャーを選ぶかみんなで賭けをしてるんです アメリカ人って好きですね
他にも狼男や半漁人なんかも人気でした（笑） でもね、デイナとマーティがいっぱいいるクリーチャーを全部解き放つんです
そしたら研究所の職員がみんな喰われてしまいました もうドラゴンとか出てきたら誰もたちうち出来ないですよね
そこでデイナとマーティは真実を知らされるんです デイナは処女と言うキャラだったり、マーティは愚か者と言うキャラなんです
実際にデイナは処女ではないんですけどね（笑） そういう雰囲気ってことなんですね、逆にジュールスはオッパイ要員ってことですね
ラストにはおいらには想像出来なかった巨大な秘密があるんです この実験のような物は世界中で行われていて日本では京都でお化けの展開
今まで日本は失敗したことなかったのですが失敗 なのでアメリカは失敗出来なかったのですが失敗してしまうんです その秘密は観始めた時には想像絶するものでした
人里離れた場所に立つ小さな山小屋 その入り口は、世界の破滅につながっていた それが『キャビン』です。
こんなにジャンルもコロコロ変わるホラー映画も珍しくて新鮮でした 中々レビュー出来なかったです(-_-;)
