『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』
２０１３年 イギリス
《スタッフ＆キャスト》
監督・脚本 ジョナサン・グレイザー
原作 ミッシェル・フェイバー
脚本 ウォルター・キャンベル
撮影 ダニエル・ランディン
音楽 ミカ・レヴィ
出演 スカーレット・ヨハンソン／ジェレミー・マクウィリアムズ／リンジー・テイラー・マッカイ／ドギー・マコーネル／アンドリュー・ゴーマン
《解説》
宇宙で最も美しく、最も危険な捕食者
ミッシェル・フェイバーの小説を原作に「記憶の棘」のジョナサン・グレイザー監督が映画化 次々と男たちを誘惑していく地球外生命体が、ある事をきっかけに人間的な感情を抱くようになっていく
話題作への出演が続き、最もセクシーな女性に選ばれたことのある人気女優、スカーレット・ヨハンソンが主演、しかも初のフルヌードに挑戦したことでも、早くから注目されてきた意欲作！
《物語》
冬のスコットランド、バイクの男が女の死体を白いバンに積み込んだ そこは広い空間、裸の女が死体の女から服を脱がし自ら身に着けた
更に女は服と化粧品を買い、着飾り化粧をしてバンを走らせた バンの中から次々と声を掛けて道を聞く振りをする
案内して欲しいと男を助手席に乗せて良い雰囲気になった所で男を家に招く 服を脱いで男を誘惑し、彼女の後について行くと暗闇の中で黒い液体の中に沈み込み、男は皮膚だけしか残らなくなってしまった
その後も男を誘惑しては家へと連れて行き、皮膚だけにしていた そんなある日の夜、彼女は顔に醜い腫瘍を持つ男に声を掛けた
男はその顔のせいで人付き合いを避けている しかも生まれて２６年間、女性と付き合ったことはなく、触れたこともない 女は男に顔や体を触らせ、綺麗な手だと褒めて家へと招き入れる
他の男と同じように暗闇の中に引き込もうとしたのだが結局彼を逃がしてしまう 彼女の中の感情が揺れ動いたのだ 彼が裸のまま自宅に辿り着いた所でバイクの男が襲い掛かった
湖の畔にある田舎のレストランに現れた彼女は注文したケーキを食べてみるが吐き出してしまう 雨の中を歩く彼女にバス停で立っていた男が声を掛けてきた
バスの中で彼に誘われ買い物をして彼の家へ 紳士的な態度の彼に女はベッドに誘う しかし自らの性器に異常を感じた女はセックスを中断
朝、森の中を彷徨い歩く女 山小屋を見付けた女はその中で眠りに落ちた そこへ途中ですれ違った消防士が現れ彼女の体を触り始めた
目覚めた彼女は逃げ出し森の中を走るが男に捕まってしまい、彼女は地面に倒され男は乱暴に服を脱がせようとする
その瞬間、服と一緒に剥ぎ取られた皮膚の下に黒い生命体が現れた 女は自らの皮膚を全て剥ぎ取り、その黒い存在が露わになった
《感想》
もちろんスカーレット・ヨハンソンを目当てで観ました しかも初のフルヌードで観ないわけにはいきません しかしそのヌードは意外にアッサリ（笑）
それでもおいらのここ数年のベスト女優です 「ドン・ジョン 」でもかなりセクシーな役でしたが脱いでません 本作はそんなにセクシーではないのですが脱いでます
おいらはそう感じましたね 妖艶に男を誘い込んでは皮膚を得るのですが、その皮膚は仲間にでも渡すのでしょうか？
男たちはスカーレット・ヨハンソンが脱ぎながら後ずさりするのですが、男も脱ぎながら進むと、少しづつ沈んでいくのですがそのまま進んで黒い水の中に落ちていくんです そして皮膚だけになってしまうんです
最初にスカーレット・ヨハンソンが登場するシーンでは女の死体から服を剥ぐシーンからなんですが、それも何でなのか理由はわかりません でもヌードなのでムフフ
その後にスカーレット・ヨハンソンは車で徒歩で街をウロウロするんですがこれがゲリラ撮影で隠し撮りなんです スカーレットも最初はビクビクしてたのですが段々と面白くなってきたそうです
車に隠しカメラを仕掛けて一般人に声を掛けるんです それに道を歩いていていきなりこけたりして通り掛かった人に起こしてもらってます ちょっとビックリですね
監督は「記憶の棘 」のジョナサン・グレイザー はっきり言って静かな映画でしたよ 音の無いシーンが続いたりしてちょっと退屈なシーンもありました
スカーレットは監督のファンでヌードも了承したのでしょうね それともそろそろ脱ぎ時だと感じたのでしょうか？ でももう少し早くても良かったかな
顔に腫瘍のある男と出会ってスカーレットは少し人間的な感情が生まれます これによって男を誘い込むことを止めて田舎町へ そこで知り合った男とセックスを試みるんですが性器に異常を感じて断念
その後も森で消防士の男に襲われるのですが、このシーンはもう少ししつこく撮って欲しかった せっかくのスカーレットの凌辱シーン、あっさりよりねっとりとね 不謹慎ですね（汗）
それでもスカーレットは「スピーシーズ 」のようなエイリアンってわけじゃなく人間をあっという間に殺したりも出来ません ただ娼婦のように男を誘うだけ、そこが従来の異星人モノとは違いましたね
スカーレット・ヨハンソンが初のフルヌードに挑戦し、男を捕食していくエイリアンを演じた全世界注目のＳＦスリラー それが『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』です。
正直なところ見せ場たっぷりな娯楽作品ではなく地味で小さな作品でした 眠気を誘うシーンもありましたよ（苦笑）
