『クロユリ団地』
2013年 「クロユリ団地」製作委員会
《スタッフ&キャスト》
監督 中田秀夫
脚本 加藤淳也/三宅隆太
撮影 林淳一郎
音楽 川井憲次
出演 前田敦子/成宮寛貴/勝村政信/西田尚美/田中奏生/高橋昌也/手塚理美/並樹史朗/筒井真理子/諏訪太郎
《解説》
誰か、僕と遊んで
「女優霊」「リング」で日本のホラー映画を世界に知らしめた中田英夫監督が、その集大成として発表する最恐ホラー
謎の死が続く集合住宅を舞台に、老人の孤独死に端を発する恐ろしい出来事の数々を描き出す 前田敦子と成宮寛貴をダブル主演に迎え、恐怖描写だけでなく、現代社会で人々が抱えている孤独にも迫る意欲作
《物語》
血の色にも似た赤い花に囲まれた古びたクロユリ団地 近隣の人々の間では噂をされる曰く付きの団地に介護士を目指す二宮明日香は家族と共に引っ越してきた
ある夜、引っ越しの挨拶に行った時に不在だった隣の部屋から不気味な物音がする それに朝5時半に目覚まし時計の音が隣の部屋からけたたましく鳴る 介護の学校では家がクロユリ団地と言うと怪訝な顔をする人もいた
ある日、団地の公園の砂場で1人遊ぶミノルという少年に声を掛けた明日香 ミノルは明日香の部屋の隣に住む老人とよく遊んでいると言う
学校からの帰りに隣の部屋を訪ねた明日香 鍵が開いたままの部屋の中は食事の食べかす等で異様なニオイ その奥の部屋で独り暮らしの老人が亡くなっているのを発見してしまう
その夜、隣の部屋から物音がし、明日香が部屋の中を覗くと何かがいた 朝になり家族に話しても死体の発見したショックからそんな気がするだけと諌められる
部屋から出ると隣の部屋のドアが開いていた そこには老人の遺品整理に来た青年・笹原忍がいた 彼はかかわらない方が良いと言い残す
改めて刑事がやってきた 心臓発作で死後3日だったと言う 刑事が帰ってすぐにミノルがやってきた、遊ぼうと お姉ちゃんと慕ってくれる無邪気なミノルに心を許す明日香
その日を境に明日香のまわりでおかしな出来事が続発 明日香は笹原を訪ねて相談に乗ってもらい助けを借りながら、老人が伝えようとしていた事実を探ろうとする
それは彼女が味わう恐怖の幕開けだった
《感想》
先にテレビドラマの「クロユリ団地 序章」という物を観たんです 一話完結のちょっと怖いドラマでした これで「リング」の中田英夫監督ということで期待したんですが怖くなかったです
どちらかというと老人の孤独死や心の病などをフューチャーしている感じでおいらとしてはそんな事より怖さを徹底してほしかったです
主人公のバックボーンなんかは必要なんですけど本作の前田敦子に関してはいらないような気がしましたね
AKB48の前田敦子でもこんな手ブラショット撮るんですね トップアイドルでも油断禁物です 彼女は14歳くらいでAKBに入ったのかな?そんな彼女も大人になりましたね
前田敦子はアイドルから女優となったんでしょうか? 彼女はたくさんの映画を観て勉強しているようです 数本出演しているようですが評価されてる作品もあるようで機会があれば観てみたいです
でも公園で1人遊ぶミノルに声を掛けるかな~ 最近は子供に声を掛けるだけで変質者扱いですからね あっ女の子ならそんなこと思われないね(笑)
それに成宮との関係も唐突で、遺品整理に来た成宮演じる笹原に急接近 でも笹原は何かと詳しいようなんですがラストには悲惨な結末があります 明日香に係らなければよかったのにね
それでも観客動員ランキングは初登場1位となり、中田監督は続編を示唆する発言をしています 台湾でも公開されて前田敦子と成宮寛貴は現地で舞台挨拶
その昔においらがある女の子に面白い映画を教えてと言われて1本教えたんです その後に特に何もなくて、ある日に「あっちゃんのブログに紹介されてたからこの間教えてもらった映画を観たらめっちゃ良かったー」だって おいらとしては前田敦子より絶対に映画の本数は観てるし、絶対に前田敦子より詳しい自信はありましたもん なんか悔しかった
誰から、死ぬ? それが『クロユリ団地』です。
続編がもし作られても前田敦子と成宮寛貴は出ないでしょうね