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Channel: 237号室 タカの無事是名作映画烈伝 A級からZ級まで
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ランボー

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『ランボー』






1982年 アメリカ






《スタッフ&キャスト》



監督 テッド・コッチェフ


原作 ディヴィッド・マレル


脚本 マイケル・コゾル/ウィリアム・サックハイム/シルベスター・スタローン


撮影 アンドリュー・ラズロ


音楽 ジェリー・ゴールドスミス




出演 シルベスター・スタローン/リチャード・クレンナ/ブライアン・デネヒー/ビル・マッキニー/ジャック・スターレット/マイケル・タルボット/クリス・マルキー/ジョン・マクリアム/アルフ・ハンフリーズ/デヴィッド・カルーソー






《解説》



アクション・スターとしての評価を決定づけたシルベスター・スタローンの代表シリーズの第一弾!


ベトナム帰りの復員兵・ジョン・ランボーは、ある町で警察から屈辱的な扱いを受ける 怒りを爆発させた彼は、数百人の警察を相手に死闘を繰り広げる






《物語》



1981年12月ワシントン州 ジョン・ランボーはベトナム時代の戦友を訪ねてやってきた しかしその戦友はベトナム時代に化学兵器の後遺症で癌で亡くなっていた




戦友宅を後にし、食事をするため街に入ったランボーに保安官のティーズルが声を掛けた ティーズルはランボーを一目見てトラブルを起こしそうだと感じるとランボーをパトカーに乗せて市街地の外れへと追いだした


「この街では俺が法律」だと高圧的な態度で理不尽な出来事にランボーは憤りを感じ、来た道を戻り街へと向かう


それを見たティーズルはランボーをサバイバルナイフ所持で逮捕し、保安官事務所へ連行する




取調室でのランボーはベトナム時代に捕虜になった経験がフラッシュバックし、押し黙っていた 取り調べに協力的でないとして保安官ガルトは高圧的に接し、嫌がらせと暴力を行う






かつてベトナム時代に受けた拷問の記憶が甦り、ランボーはその場にいた保安官全員を素手で倒し、ナイフを奪い返して山中へと逃走




ティーズルは部下を率いて山狩りを開始し、絶壁までランボーを追い詰める ヘリに乗ったガルトが独断でランボーを射殺しようとするが、ランボーは絶壁からダイブ


ケガをしたものの木の枝に引っかかり助かったランボーはヘリに石を投げ、捜査を誤ったヘリからガルトが転落死




殺すつもりではなかったと降伏の意思を見せるランボーに対し発砲するティーズルたち これをきっかけにランボーは反撃に転じる


グリーンベレー仕込みのゲリラ戦で保安官たちを1人ずつ倒し、最後に残ったティーズルの喉元にナイフを突きつけて、「山では俺が法律だ もう止めろ」と言い残して山奥へと姿を消した




ティーズルら負傷した保安官らが麓に戻ると、州警察と州兵によって対策本部が組まれた そこに国防総省からサミュエル・トラウトマン大佐が派遣されてくる




ランボーのベトナム時代の上官である大佐はティーズルに協力し、無線で呼びかける 応答したランボーは先に仕掛けたのは保安官たちだと告げ投降の意思がないことを示した


なおも州兵が攻撃し、ランボーは宣戦布告 街は戦場と化す








《感想》



おいらはこのシリーズ一作目は大好きです しかし続編はジョン・ランボーは殺人兵器となってます 特に三作目ではギネス級の殺人数 とにかく凄まじくなってベトナム帰還兵というテーマは薄くなってます


本作でははっきりとした死体はガルトだけ 1人だけしか死なせてません みなさんの知るランボーとはイメージが違いますよね 元々は殺人マシーンの映画ではなく社会から孤立したベトナム帰還兵とベトナム戦争によって負ったアメリカの傷が描かれてます


簡単に続編をおさらいしますね




「ランボー 怒りの脱出」はベトナム戦争で行方不明となった米兵に関する情報収集のため敵地ベトナムに乗り込んだランボーを描きます




「ランボー3 怒りのアフガン」ではアフガニスタンのソビエト軍最強師団に捕えられたトラウトマン大佐を救出するため戦うランボーを描きます




20年ぶりに製作された「ランボー 最後の戦場」ではタイのジャングルで暮らすランボーはNGO団体のサラ・ミラーに頼まれ、ボートで彼らをミャンマーに送ることに そこでは軍事政権が少数民族を弾圧、陵虐し、土地や天然資源を略奪 数日後、あのNGO団体がミャンマー軍に捕えられたことを知り救出に向かう


この最後の作品だけは少し毛色が違います 舞台をミャンマーにしたのは、現実に残忍な暴力や虐殺が起こっている地域を舞台にしたいと言うスタローンの強い希望によるもの そこに本質的なメッセージがあるようです


一作目の本作はデヴィッド・マレルの「一人だけの軍隊」の映画化で、原題の「最初の血」は先手を意味するのですが、日本では配給元が「ランボー」のタイトルにした これはアメリカでも受け入れられ、スタローン本人から感謝状が贈られ、以降のシリーズはアメリカでも「ランボー」となり世界的に知られています




それに原作ではランボーはトラウトマン大佐によって射殺されるのですが、映画でもそのシーンは撮影されたのですが試写で不評で続編構想もあったために不採用となりました そのシーンは「ランボー 最後の戦場」でランボーの夢でチラッと登場しています 結果、逮捕されるシーンとなったようです




ちなみに当初ランボー役はスティーブ・マックイーンにオファーされましたが年齢的にベトナム帰還兵を演じるのは無理があったようです 本人は意欲的だったようですがやむなくスタローンへと変更されました


シルベスター・スタローンはいまだにアクション映画で活躍していますね 「ロッキー」と「ランボー」が代表作ですが、最近は「エクスペンダブルズ」でしょうか?





アクションビッグ1の興奮は遂に巨大なクライマックスへ! それが『ランボー』です。





実はとっくにレビューしていると思っていたのですがレビューしてなかった(笑)
















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