『ロボット』
2010年 インド
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本・原案 シャンカール
製作 カラーニディ・マーラン
脚本 マドゥハン・カーン/スジャサ・ランガラジャン
撮影 R・ラスナヴェル
音楽 A.R.ラフマーン
出演 ラジニカーント/アイシュワリヤー・ラーイ/ダニー・デンゾンバ/サンターナム/カルナース
《解説》
ワケわからんが面白い!恋に破れた最強ロボ、コントロール不能の大暴走!
「ムトゥ 踊るマハラジャ」のラジニカーントが一人二役で主演し、心を与えられたロボットが失恋の痛手から暴走する姿を描いたインド製SFアクションコメディ
最新のVFXと大迫力アクション、そして豪華絢爛な踊りなど見どころ満載の一作
ヒロインのサナ役は94年のミス・ワールドで世界一の美女に輝いたアイシュワリヤー・ラーイ 日本公開版はオリジナルから40分近く短い139分の特別編集版
《物語》
天才工学者バシー博士は10年に及ぶ研究の日々を経て、自分に似せた二足歩行型ロボットを完成させた
長い間、研究に没頭していたせいで婚約者のサナは怒ってしまい別れ話にまでなるが何とか機嫌を治してもらった
バシーはチッティと名付けたロボットを学会で発表し、称賛を浴びる それをこころよく思っていない人物がいた それはバシーの恩師であるボラ博士だ
ボラ博士もロボット研究を長年しているが成果を出せないでいたのだ
バシーはチッティを外の世界へと連れ出した 強大な力と頭脳で街の不良を懲らしめ、サナを襲う男たちを叩きのめし、スーパーヒーローのような活躍を見せる
しかし、大火事のマンションから住人たちを救い出す際にチッティは人間らしい感情やデリカシーを持たないが故に悲劇を起こしてしまう
それをきっかけにバシーはチッティに感情を持たせることを決意 苦心の末にそれは成功するものの、よりによってチッティはサナに恋してしまう
一方、ボラ博士はチッティがロボットの公的機関に認定されるのを審査員の立場から妨害 それにバシーの部下2名に神経回路のデータを渡せと迫る
サナに恋するあまりバシーと張り合うようになったチッティ サナに愛は人間同士のものと諭されたチッティはバシーによるインド軍へのデモンストレーションで戦争を否定し愛を説く
軍の幹部たちは呆れ、バシーは大恥じ 怒りにまかせてチッティをバラバラにして廃棄 しかしその残骸を回収したボラ博士は悪の回路を組み込み戦闘用ロボットとして完成させるがチッティはボラ博士を殺害し、サナを拉致 チッティは暴走を開始する
《感想》
何がなんやら展開もハチャメチャで凄いんですけど、なんか面白いです インド映画ってほとんど観ないですがこんなにもヤリタイ放題なんですね
それでも製作費が37億円で、興収が100億円の大ヒット 日本では第24回東京国際映画祭で初めて上映され、その後にオリジナル版にあるダンスシーンをカットした短縮版(139分)が公開され、またその後に完全版(177分)も公開されました
正直な感想ではCGはまだまだでしたね ゲームのレベルですね もっと丁寧にしたらもっと見応えあったのにと思います
おいらの見応えはヒロインを演じたアイシュワリヤー・ラーイです
さすがにミス・ワールドで凄まじい美貌と素晴らしいスタイルの持ち主です 最初はそうでもなかったのですが徐々に綺麗に見えてくる不思議な感じでしたよ
所々で始まるダンスシーンは気分が上がってくると行われるような設定なんかな?
全体的に近未来風な衣装でのダンスが多かったようです
これはマチュピチュでのダンスで民族衣装っぽかった よくあんなとこで撮影出来たね さすがにインドのスター俳優とミス・ワールドですね
本当に素晴らしい美貌とキレのあるダンスでしたよ 少し物語から飛んでしまうのがインド映画なんだと理解しながら観ました
本編の話ですが、マンションの大火事で風呂場に残された若い女性を助けるのに裸のまま抱き上げて救出したチッティでしたが人間らしさのデリカシーがなく裸のままでマスコミの前へ 女性は走ってその場から逃げてバスにはねられて死んでしまいます
この悲劇から感情をチッティに組み込むのですが、今度はサナを愛してしまうのです まったく極端ですね
そのあたりからギクシャクし始めて結局バシーにバラバラにされて破棄されるのですがそれを利用したのがボラ博士 ボラ博士はテロリストにロボット兵を売り渡して富を得ようとしていたんです
殺人兵器と化したチッティが望むものはサナだけなんですけど、人間との戦いに発展していきます チッティはロボット軍を率い、サナにセックスを迫り子供を作ろうとするのです
ちなみにインド映画って裸はダメなのでしょうか? その辺も気になった作品でした
世界的メガヒットを記録したアジア発・革命的アクション超大作が誕生! それが『ロボット』です。
日本のミスももっと女優として活躍してほしいです