『マリリン ７日間の恋』
２０１１年 イギリス・アメリカ
《スタッフ＆キャスト》
監督 サイモン・カーティス
原作 コリン・クラーク
脚本 エイドリアン・ホッジス
撮影 ベン・スミサード
音楽 コンラッド・ポープ
出演 ミシェル・ウィリアムズ／ケネス・ブラナー／エディ・レッドメイン／ドミニク・クーパー／ジュリアン・オーモンド／ゾーイ・ワナメイカー／ダグレイ・スコット／エマ・ワトソン／ジュディ・デンチ
《解説》
メイクを落として、ヒールを脱いで、それから 秘密の恋におちた
オスカーノミネート女優ミシェル・ウィリアムズ主演 ２０１２年、マリリン・モンロー没後５０年に捧げる艶やかな花束 ある男が胸に秘め続けた世紀のスターの７日間の恋の物語
数々の伝説に彩られた女優マリリン・モンローと年下の英国人青年との知られざる純愛を描いた、甘く切ないラブストーリー
主演のミシェル・ウィリアムズがモンローの天真爛漫、繊細でピュアな側面に焦点を当てた役作りで数々の映画賞を受賞
《物語》
コリンの人生で初めての仕事の話 コリンは優秀家系の末っ子 父は高名な美術史学者で、兄は何でも出来る秀才 コリンだけが期待はずれ
息抜きの場所は町の小さな映画館 コリンは映画界に憧れ、２３歳のときにローレンス・オリヴィエ・プロダクションに飛び込んだ
なんとか映画の仕事に携わることが出来た 映画のタイトルは「王子と踊り子」 マリリン・モンロー扮する踊り子に東欧の大公ローレンス・オリヴィエが言い寄る軽妙なコメディ
その映画の第３助監督、つまり雑用係となった
１９５６年、ハリウッド・スターにして世界のセックス・シンボルと讃えられるマリリン・モンローが夫の劇作家アーサー・ミラーと共にイギリスにやって来た
ローレンス・オリヴィエが監督兼共演となる新作の撮影の為だ 意気込んでオリヴィエは撮影を始めるが奔放で気ままなマリリンに振り回され、それにオリヴィエはマリリンの演技法を受け入れられなきく衝突
プレッシャーからマリリンは撮影に遅刻するようになり、更にオリヴィエの怒りを買ってしまう 気晴らしに街に出ればファンに囲まれナーバスになってしまう
更に夫との確執が表面化し、不安定な精神状態のマリリンを持て余してしまう夫は創作活動が出来ず先に帰国してしまう
撮影が大幅に遅れ、オリヴィエはコリンにマリリンの見張り役を命じる コリンがマリリンの様子を見に行くと、そこには不安に怯え、寂しさに震えるマリリンがいた
コリンはそんなマリリンの悩みを受け止め、以来マリリンは彼を頼るようになり、コリンも複雑な恋心を募らせていく
《感想》
とにかくミシェル・ウィリアムズを見たくて観た作品です マリリン・モンローとは違う顔なのにマリリンに見えてしまうその凄さ
ねっ 顔は違うのに似てるでしょ
イギリスでの映画出演でのマリリンにこんな裏話があったとは知りませんでした それもほとんど一般人との密かな恋
ローレンス・オリヴィエが監督した作品にマリリン・モンローはセクシー女優を脱却すべくイギリスにやってきたと言われてます
それでもマリリンは奔放で誰にも操ることが出来ません 彼女を自分流に使おうとしたオリヴィエも最後には試みた自分に反省し、自由な彼女こそ最高の女優だと
でもまわりは彼女に振り回されてしまいます 呼びに行ったコリンはシャワーから出たばかりの全裸のマリリンと遭遇 だからと言ってマリリンは隠すわけでもなく堂々としていてさすがマリリンと思いましたね
日本に来たときもマッサージ師相手に全裸だったとか さすがにマッサージ師は下半身にハンカチを掛けたらしいです
「ブルーバレンタイン」のミシェル・ウィリアムズは今までの役とは少し違う感じがしました 泣いたり笑ったり感情の起伏が激しい役でマリリンの役作りは大変だったんじゃないでしょうか でもマリリンのイメージそのままでしたよ
本作はイギリスの大女優のジュディ・デンチが出演していることで作品の質がグッと上がりますね それに「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンが出演しています 大人になったね～
ちなみにおいらは「ハリー・ポッター」なんて観たことありません ファンタジーすぎて観れないです
マリリン・モンローは恋多き女で、整形とか睡眠薬とかジョン・Ｆ・ケネディーとか色々と噂は聞きますが、こんな素敵な恋話があったとはね たったの７日間ですが凝縮されてますね
マリリン・モンローも女優の前にか弱い女なんですね
当時は世界のセックス・シンボルとして君臨していました しかもいまだに彼女のファンはいます それほど世界中の男を虜にしたマリリン・モンローことノーマ・ジーン・ベイカーは１９６２年８月５日、自宅の寝室で全裸で死んでいるのが発見された 没年３６歳 いろんな陰謀説がありますが全て藪の中
マリリン・モンロー没後５０年に捧げる、秘められた恋の実話 それは、過去も未来もない、永遠に輝く一週間 世界愛した大スターの最もピュアで秘められたロマンス それが『マリリン ７日間の恋』です。
マリリン・モンロー作品を観たくなりました 「七年目の浮気 」はこちらです
