『そのときは彼によろしく』
2007年 「そのときは彼によろしく」製作委員会
《スタッフ&キャスト》
監督 平川雄一朗
原作 市川拓司
脚本 いずみ吉紘/石井薫
撮影 斑目重友
音楽 松谷卓
出演 長澤まさみ/山田孝之/塚本高史/国仲涼子/北川景子/黄川田将也/本多力/和久井映見/小日向文世
《解説》
市川拓司のロングセラー小説を、長澤まさみ、山田孝之、塚本高史主演で描く、究極のラブストーリー
幼馴染だった3人の男女が、それぞれの夢の途上で再会するも、ある運命が待ち受けている、今注目の3人が共演したファンタジックなラブストーリー
「いま、会いにゆきます」「ただ、君を愛してる」の市川拓司の原作をドラマ版「セーラー服と機関銃」の平川雄一朗監督が映画化 13年ぶりに再会した幼馴染の変わらぬ絆と恋愛模様が描かれる
《物語》
小さなアクアプランツ(水草)店「トラッシュ」を経営している遠山智史 ハッキリ言って経営はギリギリ 雑誌に掲載されたが客足が増える気配はなし
そんなある夜、森川鈴音と名乗る美しい女性が現れる 彼女は行くあてがないからアルバイトとして雇って店に住ませてほしいと頼む
智史は怪しい目で見るものの彼女のくったくのない笑顔となぜか懐かしさを感じたため了承してしまう
しかし彼女はトップモデルの森川鈴音だと判明 水草以外には疎い智史はそれを知って戸惑うが奇妙な共同生活が始まる
そして鈴音になぜか懐かしさを感じていた智史はようやく気付いた 彼女は離れ離れになっていた幼馴染の滝川花梨だったのだ
かつて花梨と智史と五十嵐佑司の3人は小さな湖畔の廃バスを秘密基地にして遊んでいた 水草が好きな智史は水草屋の店長に、絵が得意な佑司は画家に、花梨は2人の夢に寄り添うように画家のモデルと水草屋の看板娘になると誓い合っていた
それぞれの事情で離れ離れとなった13年後、2人は再会したのだ そして音信不通だったもう1人の幼馴染、佑司の居場所が判明し2人は会いに行くが佑司は事故に遭い現在は意識不明だった
花梨は佑司のそばにいたいと智史に別れを告げる 1人になった智史は花梨の残された時間があとわずかと知り、花梨の秘密が明らかになる
《感想》
だいぶ前に録画してずーとHDDに入っていた本作をやっと観ました
正直な感想はかなり都合の良い展開でしたね だからと言って全然ダメとは言いません
長澤まさみが好きな人はかなり堪能できる作品だと思います
それに小学生3人のエピソードがおいらにはツボで良かったです 小学生の花梨と智史にはキスシーンもあるんですよ 凄いね~ ちなみに長澤まさみにはキスシーンもありませんよ(笑)
でもあんな少女だった長澤まさみが今じゃすっかり大人の女ですよ
原作とはちょいと違いますが市川拓司は難病物が得意なんかな?
花梨は両親を知らずに育ち、智史の両親に誕生日パーティや女の子が欲しかった母親からは白いワンピースをプレゼントされたり、智史のお嫁さんに来て欲しいとまで言われ、花梨もお母さんと言うくらい親密になりますが、智史の母親が病気になり智史は転校 花梨も病気と診断されます
田舎の単線の電車で子供だけ3人でお別れするのですがそこで花梨は智史にキス このシーンは甘酸っぱかった
子供だか電車に乗せるのかとツッコミはありますが、エロさを感じさせないキスでしたよ(笑)
花梨はいつも廃バスにいたりしてどこから通学してるのかはまったく謎 それは佑司も同じ 母親に捨てられたという説明と大人になってから母親に騙されて金を盗られたりと散々です
智史はそんな2人の事を心の片隅に置いて水草屋は経営 雑誌に載ったことで再会となるんです
智史に想いを寄せる女性に国仲涼子 佑司の彼女に北川景子 国仲涼子はまだいいとして北川景子の出番はほんの数分 ブレイク前とはいえもったいない使い方でした
三角関係が映し出すそれぞれの心の揺らぎが、切ない胸に迫る珠玉作 それが『そのときは彼によろしく』です。
親愛なるブロガーのhiropooさんお気に入りの山田孝之が出てますがこの展開は納得できないでしょうね