『ホーボー・ウィズ・ショットガン』
2011年 カナダ
《スタッフ&キャスト》
監督 ジェイソン・アイズナー
原案 ジョン・デイヴィス/ロブ・コッテリル/ジェイソン・アイゾナー
脚本 ジョン・デイヴィス
撮影 カリム・ハッセン
音楽 ラス・ハワード/アダム・バーク/ダライアス・ホルバート
出演 ルトガー・ハウアー/グレゴリー・スミス/モリー・ダンスワース/ニック・ベイトマン/ロブ・ウェルズ/デヴィッド・ブラント/ブライアン・ダウニー
《解説》
主演ルトガー・ハウアー 失禁失神絶頂バイオレンス・アクション!
「グラインドハウス」の北米公開に併せて開かれたフェイク予告編コンテストのグランプリ受賞作を長編映画化 過激すぎる暴力描写が満載
悪が巣食う町を粛清するため、ショットガンを撃ちまくる主人公を演じるのは、スタッフの総意でキャスティングしたというルトガー・ハウアー 阿鼻叫喚の血まみれシーンと、5分に一度のショック描写の連続 修正不可能のレッテルを貼られ、R18+というレイティングに相応しい俗悪映画だ
《物語》
列車に無賃乗車して町から町へとさすらう初老のホームレス、流れ者ホーボー
彼が降り立った新たな街ホープタウンは暴力と混沌に支配された世界だった
犯罪組織のボス、ドレイクが町を牛耳り、その息子スリックとイヴァンが傍若無人の振る舞いをし、罪のない一般人が犠牲になっていた
ホーボーは娼婦アビーを拉致しようとしたスリックを叩きのめし、警察に突き出してやった しかし警察署長が犯罪組織と通じていたため、取調室でスリックによって胸にナイフで屈辱的な文字を刻まれてしまう
ゴミ捨て場に放置されたホーボーはアビーによって救われる
次の日、傷の癒えたホーボーは日銭を稼ぐべく過激なパフォーマンスを撮影していた男に言われるままにガラス瓶で自分の頭を叩き割り、ガラス破片をかじって痛みに耐えて金を受け取る
その金で質屋で芝刈り機を買おうとしたその時、店内に強盗が押し入ってきた
ホーボーは咄嗟に壁にかけてあったショットガンを手にし、強盗を次々と射殺
この事件をきっかけに彼は再び悪に立ち向かう決意をする
犯罪者を次々と血祭りにしホーボーの活躍はメディアに取り上げられ話題となる
ドレイクはスリックとイヴァンにホームレス狩りを命じ、手当り次第に殺し、ホーボーとドレイクらは全面対決となる
《感想》
メチャクチャな映画でした でも物凄いパワーを感じました 荒削りですが若さあふれる演出でしたね
あのルドガー・ハウアーがまさかの出演でビックリ 彼は直感で仕事を選ぶそうです、理屈ではないそうです
笑っちゃうほど残酷な描写の連続です 生々しい感じではないです 低予算で頑張って作ったみたいな香りがします
マンホールから首だけ出してロープをかけて斬首するんですけど笑えるように作ってあります
でも子供たちが乗るスクールバスが炎上するシーンはたしかにR18ですね
えげつないシーンの連続で成人指定なんです 決してエロいシーンがあるわけではないですよ
しかしそんな中で娼婦アビーを演じるモリー・ダンズワースが掃き溜めに鶴(笑)
全然ノーマークな女優さんでした 映画は初出演で普段はテレビドラマで活躍しているようです
出番待ちでも凛としたたたずまいです 娼婦役なのでキワドイ衣装です 彼女もラストはホーボーと共に大暴れですよ
血まみれでも美しいです 彼女はこれからも注目します 内容はともかくモリー・ダンズワースは掘り出し物でした(笑) 頑張ってますよ
燃えよホーボー 怒りの弾丸をダニ共にぶち込め! それが『ホーボー・ウィズ・ショットガン』です。
ルトガー・ハウアーは久々に観ましたが、じいさんになってました 「ブレードランナー」や「ヒッチャー」のイメージがまだあります