『わらの犬』
２０１１年 アメリカ
《スタッフ＆キャスト》
監督・脚本 ロッド・ルーリー
原作 ゴードン・ウィリアムズ
撮影 アリク・サカロフ
音楽 ラリー・グルーペ
出演 ジェームズ・マースデン／ケイト・ボスワース／アレキサンダー・スカルスガルド／ドミニク・パーセル／ラズ・アロンソ／ウィラ・ホランド／ジェームズ・ウッズ
《解説》
恐怖が凶暴な血をかきたてる
巨匠サム・ペキンパーによる衝撃の問題作を「Ｘ-ＭＥＮ」シリーズのジェームズ・マースデン主演で再映画化した壮絶なバイオレンス・アクション ラスト２０分の非情な暴力描写は観る者を恐怖の底へ突き落す
元ネタがカルト人気を誇る伝説的な作品であるだけに、それと比べてしまうのは酷かもしれないが、封鎖的なアメリカ南部を舞台にしたリメイク版もなかなかの出来栄え 現代流のバイオレンス描写で人間の心の奥底に巣食う原始的な凶暴性に光を当てている
《物語》
ロサンゼルスの映画脚本家のデヴィッドと妻のエイミーは都会の喧騒から離れ、静かな生活を求めてエイミーの故郷ミシシッピー州の田舎町へ引っ越してきた
町の中心にある店ブラッキーズで食事中にエイミーの高校時代の元カレのチャーリーが現れた
チャーリーは２人の住む家の修理を引き受けた修理人 かつてはアメフトの花形クォーターバックでエイミーはチア
エイミーの父が亡くなり立派な家を引き継いだ しかしハリケーンの影響で納屋の屋根が破損 その修理にチャーリーと３人の仲間が引き受けたのだ
翌朝、修理の騒音と大ボリュームの音楽で起こされたデヴィッドとエイミー それに勝手に家に入り込み勝手に冷蔵庫からビールを取り出して飲み、昼頃には修理を中断して鹿狩りに行ってしまい納屋の修理は一向に進まない
ノーブラでタンクトップにホットパンツ姿でジョギングをするエイミー そんなエイミーにイヤらしい視線を向けるチャーリーら その事をデヴィッドに話すと身体を見せすぎだと
それを聞いてエイミーは悪いのは私？と二階の窓から納屋の修理をする４人に裸の胸を見せる それは夫への反発か？それとも彼らを挑発か？
うだるような暑さの田舎町 住人達は故郷を捨てたエイミーと南部の流儀を無視するデヴィッドに非難の感情が芽生え始める
ある日、彼らはデヴィッドを鹿狩りに誘い出し、留守中にエイミーを凌辱
都会者を嫌う地元の男たちを敵に回したデヴィッドとエイミーは想像を絶する暴力の世界へと引きずり込まれていく
《感想》
やはりあのオリジナル作品には及びませんでした
レビューは簡単にしましたがこれだけで暴力にはなりません 伏線に自閉症の男と女子高生の恋愛があるんです これに猛反対する女子高生の父親コーチは自閉症の男に暴力まで振るうんです
でもね、彼を誘うのは女子高生の方なんです
これが悲劇を生んでしまいます そこで逃げ出した男をデヴィッドとエイミーが乗る車が撥ねてしまいます
そこでコーチが尋常じゃないくらい怒り爆発 娘の事とはいえまともじゃないんです それにチャーリー達が便乗して暴力となります
やはり原因はエイミーだと思いますよ 挑発するように胸を見せたりするから でも画面には胸は映りません これにはガッカリでした
オリジナルはスーザン・ジョージが頑張って見せてました ほんとはもっとエグイ凌辱シーンだったらしいですがスーザン・ジョージが勘弁してと言ったらしいです
スーザン・ジョージは無理やり銃を持たされましたがケイト・ボスワーズは自ら手に取ります 時代の違いかな？
それでもケイト・ボスワーズは頑張ってました 脱いでませんけど、ノーブラ、タンクトップでジョギングはエロい なんでそんな姿でって思いますよ デヴィッドにもブラを着けろと言われますし（笑）
彼女もまた暴力に目覚めてしまうのです アメリカ南部ってそんな風土なんでしょうか？ 怖いですね
想像を絶する血の雨に驚愕！超絶バイオレンス映画『わらの犬』が４０年ぶりによみがえる
自分の奥さんの元カレとかはやっぱ気になるものでしょうかね 一回色々と書いたのですが自粛してしまいました（笑） ちょっと妄想劇場になってしまったから（爆）
