『コンフィデンスマンJP ロマンス編』
2019年 フジテレビ・東宝
《スタッフ&キャスト》
監督 田中亮
脚本 古沢良太
撮影 板倉陽子
音楽 fox captune plan
出演 長澤まさみ/東出昌大/小手伸也/小日向文世/織田梨沙/瀧川英次/マイケル・キダ/前田敦子/佐津川愛美/岡田義徳/桜井ユキ/生瀬勝久/山口紗弥加/小池徹平/佐藤隆太/吉瀬美智子/石黒賢/竹内結子/三浦春馬/江口洋介
《解説》
嘘はいつだって真実より魅力的、史上最大の騙し合い(コンゲーム)が始める!
長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が共演した人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版、チームは香港で氷姫の異名を持つ女帝に罠を仕掛ける
「ミックス。」「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの古沢良太のオリジナル脚本によるテレビドラマ版でおなじみのキャストが再集結するほか、ラン役を竹内結子、ジェシー役を三浦春馬、赤星役を江口洋介がそれぞれ演じる
《物語》
恋は、いつだって自分を欺くことから始めり、他人を欺くことで終わる、これが世間でいうロマンスというものである
暇で暇でしょうがないダー子はコンフィデンスマン(信用詐欺師)、特に悪い方法で大金を稼ぐ相手を対象として選び、大金を奪い取っているが決して一般人には手を出さない
遊園地で楽しむ家族の父親の背中にケチャップをつけてシミを落とすふりをして財布を抜き取るギンコとキンタの詐欺師カップル、それに気付いた遊園地のヒーローショーのヒーローが止めた、ヒーローの中身はボクちゃんで詐欺は足を洗って今は子供たちを楽しませている
リチャードは矢島理香と共に沖縄のリゾート地で過ごしていた、理香に詐欺の仕方を教えてくれと頼まれて、仕方ないなぁと鼻の下を伸ばすリチャード
このダー子、ボクちゃん、リチャードの3人に20億円を騙し取られた赤星栄介はプライドをズタズタにされて3人に強い恨みを抱いていた、自分の前で膝まづいて命乞いをさせてやると狙っている
ダー子がテレビを見ていると中国・香港の大財閥の会長のラン・リウについて報道されていた、個人資産は数十億円のラン・リウはその冷酷非情な性格から氷姫と呼ばれており、ダー子は次のターゲットをラン・リウに決めた
ダー子に呼び出されたリチャードとボクちゃんはダー子に新宿でペディグリーペット詐欺を仕掛けたモナコを弟子にしたとダー子に紹介され、4人は香港へと飛んだ
五十嵐と現地で合流し、ラン・リウの情報を得る、ラン・リウは香港の裏社会を牛耳るマフィアのボスで表には現れない謎の多い女、彼女の持つ時価数十億のパープルアイという宝石を狙う
ダー子らはなんとかラン・リウに取り入ろうとあの手この手を用いて策を講じるが、ラン・リウは用意した餌に食い付いてこない、そんな中、ダー子と因縁のある天才詐欺師のジェシーが現れる
《感想》
おいらはこのドラマの映画版なのですがドラマをほとんど観たことがないのですが楽しめました、多少は分からないドラマ版からのキャラクターなんかもいるようですがそれは些細なもののようです
主人公のダー子を演じるのは、「マスカレード・ホテル」の長澤まさみで天才的な頭脳を持つ詐欺師なのですがハニートラップのような才能はありません、とにかく金が第一に優先でメンバーと衝突することもありますが詐欺をする相手は基本的に悪い奴からなんです
ダー子らは本名は一切不明なんです、普段は高級ホテルのスイートルームをアジトに構えています、詐欺をして大金を得ることもありますが経費に大金が使われてほとんど取り分がないときもあります(笑)
ダー子の長馴染みで詐欺の仲間のボクちゃんを演じるのは、「ビブリア古書堂の事件手帖」の東出昌大、お人好しでいつもダー子に振り回されている詐欺師なのですが正義感が強いんです
リチャードを演じるのは、「マスカレード・ホテル」の小日向文世でダー子とボクちゃんと行動を共にする詐欺師で超一流の変装名人で品の良さも兼ね備えています、経理の担当もしていて女性には少し弱い一面もあります
ダー子の弟子となったモナコを演じるのが、「生きてるだけで、愛」の織田梨沙、ダー子にペディグリーペット詐欺を仕掛けようとして見抜かれて失敗、その素質を見込まれてダー子にスカウトされました
今回のターゲットとなる香港の大財閥のラン・リウを演じるのが、「クリーピー 偽りの家族」の竹内結子で、12歳まで日本育ちの香港の裏の女帝を演じています
このラン・リウに近付くダー子と因縁のある天才詐欺師のジェシーを演じるのが、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」の三浦春馬、でもラン・リウを騙す為にダー子と手を組むのです
ラン・リウの幼少期の教師を演じるのが、「ミックス。」の山口紗弥加、ダー子の子猫ちゃんを演じるのが、「マスカレード・ホテル」の前田敦子、リチャードに詐欺を教えてもらう理花を演じるのが、「ユリゴコロ」の佐津川愛美
遊園地でスリをしてボクちゃんに止められる詐欺師カップルのキンタを演じるのが、「アイアムアヒーロー」の岡田義徳、ギンコを演じるのが、「スマホを落としただけなのに」の桜井ユキ、ダー子らの仲間の五十嵐を演じるのが小手伸也
ダー子らに復讐を企む赤星栄介を演じるのが、「孤狼の血」の江口洋介、彼はドラマ版の第1話で20億もの金をダー子らに奪われて恨みを晴らそうと躍起になっています、本作でも事件の黒幕として登場します
本作が公開時には東出昌大の不倫が発覚して番宣もままならない状態だったと思います、それに小手伸也も以前に不倫していて長澤まさみはどんな心境だったのでしょうか?(笑)
騙し騙されで誰が被害者で加害者になるのか最後まで観ないとわかりません、それに全てが終わってからの種明かしみたいなのもスカッとする瞬間です、エンドロール後のアレはいるのかな?
目に見えるものが真実とは限らない、映画化は本当に最初から決まっていたのか、連ドラの映画化はドラマよりおもしろいのか、映画が大ヒットすると続編はあるのか それが『コンフィデンスマンJP ロマンス編』です。
こんなスケールで詐欺をされたらそりゃ騙されるって、まるでドッキリかイリュージョンですもん(笑)