『ターミネーター ニュー・フェイト』
2019年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ティム・ミラー
製作・原案 ジェームズ・キャメロン
脚本 デビッド・ゴイヤー/ジャスティン・ローズ/ビリー・レイ
撮影 ケン・セング
音楽 トム・ホルケンボルフ
出演 リンダ・ハミルトン/アーノルド・シュワルツェネッガー/マッケンジー・デイビス/ナタリア・レイエス/ガブリエル・ルナ/ディエゴ・ボニータ/エドワード・ファーロング
《解説》
時代は変わった、運命はどうだ
ジェームズ・キャメロンが生み出したSFアクション「ターミネーター」の人気シリーズ通算6作目で、キャメロンが直接手掛け、名作として人気の高い「ターミネーター2」の正当な続編として描かれる
キャメロンがプロデューサーとなり、「ターミネーター2」以来にシリーズの製作へ復帰、「デッドプール」を大ヒットさせたティム・ミラー監督が新たにメガホンをとった
リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーも28年ぶりにカムバックし、シリーズの顔であるT-800を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーも出演、グレース役に「ブレードランナー 2049」のマッケンジー・デイビス、ダニー役にコロンビア出身の新鋭女優ナタリア・レイエス
《物語》
昔ある未来が存在した、そこでは人類が狩られた、思考力を持った機械と殺人機ターミネーターに、希望のない未来でもその未来はサラ・コナーが阻止した
しかし審判の日も回避したはずの世界に再び送り込まれたターミネーターによってジョン・コナーは殺されてしまう、サラはかつて30億人を救ったのに息子を死なせた、機械に息子の命を奪われたのだ
22年後のメキシコシティ、橋から1人の全裸の女性が落ちてきた、それを見たカップルは女性を助けるが警察が現れてカップルを拘束、全裸の女性を連行しようとするが女性は警官4人を一瞬で倒し、カップル男性の服と車を奪って行ってしまう
自動車工場で働く女性ダニー・ラモスと弟のディエゴが出勤するとそこに彼女の父親に擬態したターミネーター・REV-9が現れるが橋から落ちてきたグレースと名乗る女性が2人を助けて必死で逃げる
その途中で相手は機械でターミネーターで未来からきた、自分も未来からきた強化人間だと説明、車で逃走するもREV-9は大型重機で追いかけ車は横転してディエゴは死んでしまう
グレースはダニーを連れて逃げるが遂に追い詰められて絶体絶命のその時にサラ・コナーが現れてREV-9を攻撃して圧倒、サラが戦っている最中にグレースはダニーを連れてサラの車で逃走
しかしグレースのエネルギーが切れて薬が必要となり薬局を襲って薬を手に入れる、外に出るとサラが追い付いていて、3人は一旦モーテル身を隠した、そこでサラはグレースから衝撃的な事実を聞かされる
それは未来では人工知能リージョンの反乱で数十億の人間が犠牲となる、サラがスカイネットを阻止したはずの未来はなく、リージョンという新たなAIによって人類は滅亡の危機だと
サラにはメールでターミネーターの現れる正確な情報が届きその度にサラはターミネーターを始末している、その文面の最後にはいつも、ジョンのためにと書かれている
グレースはその発信元がグレースが司令官に体に彫られたタトゥーの情報と一致し、3人はメキシコからアメリカの国境越えをしてその場所へと向かうのだが…
《感想》
始まった時にはサラ・コナーやT-800はちょっとだけ出てきてその後はダニーというメキシコ系の女性と白人で未来からきた強化人間のグレースが活躍してどうなるのかとヒヤヒヤしてました(笑)、そして新型ターミネーター
でも最初にエドワード・ファーロング演じるジョン・コナーが殺されてしまうというショッキングなシーンから始まります、これはちょっとビックリでしたね、審判の日がなくなったとはいえジョンが殺されるなんてね
このサラ・コナーを演じるのが、「ターミネーター2」から引き続き27年ぶりに演じるリンダ・ハミルトンですっかりおばあさんのようですがこの出演が決まってまた鍛え直したのでしょうね
ターミネーターT-800を演じるのは、「ターミネーター:新起動 ジェネシス」のアーノルド・シュワルツェネッガー、前作同様に老けたターミネーターを演じています、このターミネーターも老ける設定は元々ジェームズ・キャメロンのアイデアですからね
金属の骨格に生きた皮膚で覆われているターミネーターなので外観が老けても不思議はないですもんね、本作のターミネーターはジョンを殺害した後は任務がなくてそのままその時代を人間として身を潜めて生きていたんです
なのでサラが送られてくるメールとグレースのタトゥーの情報の位置に向かうとそこにはジョンを殺したターミネーターがカールのカーテン屋を営業しているんです、シングルマザーの女性と慎ましく暮らしているんですが彼がメールを出していたんです
サラとしては息子の仇なのですぐにでも破壊したのですが新しい未来からやってきたターミネーター・REV-9を倒すためには旧型とはいえT-800は味方として必要なんです、彼としてはジョンを殺した償いとして
サラが協力する未来からきた女戦士のグレースを演じるのは、「ブレードランナー 2049」のマッケンジー・デイビスで彼女は強化人間なのでターミネーターとも戦える肉体を持っているんです
このグレースが守るのは未来で人類になんらかの影響をもたらすダニーで演じるのはコロンビア出身のナタリア・レイエスでなんで舞台がメキシコなのかと不思議でした
そしたらサラがアメリカでいろいろと問題を起こしているのでアメリカには住めないのですね(笑)、メキシコからアメリカに不正入国するときに警察が有名なサラ・コナーだと紹介してくれてわかりましたよ
サラは新しいターミネーターが送り込まれるたびに謎のメールに従ってターミネーターをありったけの強力な武器で破壊し続けているんです、まさにターミネーターのターミネーターなんです(笑)
本作でジェームズ・キャメロンが製作で復帰、おいらとしては監督をして欲しかったですよ、製作は、「アリータ バトル・エンジェル」などを手がけてますけど監督で観たかったわ
その監督は、「デッドプール」のティム・ミラーでその手腕を発揮しています、そして新型ターミネーターのREV-9を演じるのがガブリエル・ルナですがT-800ほどのガタイの良さや、T-1000のような不気味さもないのでおいら的にはちょっと微妙でした
ジェームズ・キャメロン完全復活!「T2」の正統な続編! それが『ターミネーター ニュー・フェイト』です。
この作品もまだ続きそうですけど、これまで作られたターミネーターのシリーズはなかったことになるのね、残念です