『スカイライン 奪還』
2017年 イギリス・中国・カナダ・インドネシア・シンガポール・アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 リアム・オドネル
撮影 クリストファー・プロブスト
音楽 ネイサン・ホワイトヘッド
出演 フランク・グリロ/ボヤナ・ノバコビッチ/ジョニー・ウェストン/カラン・マルベイ/アントニオ・ファーガス/ジェイコブ・バルカス/イコ・ウワイス/ヤヤン・ルヒアン
《感想》
「アバター」「ジオストーム」のVFXチームが驚異の映像で描く、地球奪還の戦記
謎の生命体によって地球が侵略される3日間を、VFXを駆使して描いた「スカイライン 征服」の続編、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」のフランク・グリロ、「ザ・レイド」シリーズのイコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアンら肉体派キャストが顔を揃えた格闘SFアクション
7年の時を経て、侵略されるがままだった人類が遂に立ち上がり、地球奪還の激しいバトルを繰り広げる続編となって帰ってくる、最新のVFX映像と最強の格闘アクションの融合が、ハイブリッド・バトルSFを誕生させた
《物語》
ロサンゼルス市警察の刑事マークは逮捕された息子のトレントを引き取りに警察にやってきた、取調室でくつろぐトレントを同僚のガルシアのはからいで起訴を免れた
その帰りに2人で地下鉄に乗っていると突然列車が揺れて急停車した、マークは車掌のオードリーと乗客を誘導して列車から降りて線路を歩いた
駅に到着し、ホームから地上に上がると青い光が照らされていて、その光を見た女性の乗客とトレントも光に見入られるように進み、地球の上空に現れた未確認飛行物体に人々が次々と吸い上げられた
トレントも吸い上げられそうになるがマークが必死に阻止して他の乗客らと地下へと避難した、そこでマークは同僚のガルシアと会う、ガルシアの話しではトイレを出たら誰もいなくなっていた、青い光が現れて大勢の人が消えたと
オードリーの案で工事中の線路で街の西側に出られると分かりそちらに進む、途中で外を見ると未確認飛行物体を軍が攻撃するが墜落してしまい地下鉄へと直撃して死者が出た
残った数人で何とか地上に出るとエイリアンに襲われて脳をもぎ取ってしまう、必死の攻撃でエイリアンを倒すも地上はエイリアンに征服されていた、マークたちは地球の存亡をかけてエイリアンとの戦いに挑む
《感想》
正直に言いますとなんでこんな展開になっていったのか不思議です、前作の「スカイライン 征服」からここまで飛躍するなんてちょっとビックリです
低予算で高層マンションを舞台にして突然現れた未確認飛行物体から青い光を放たれてそれを少しの時間直視するとまるで見入られたように未確認飛行物体に吸い込まれてしまうんです
これによって人類は宇宙からの侵略者に征服されてしまうんです、アメリカ映画にしては珍しい絶望的なエンディングだったと記憶しています、それがおいらには印象良かったんです
でも本作では未確認飛行物体に侵略されるんですけど、みんなその未確認飛行物体に吸い込まれてしまうんですけど、主人公のマークたちは中で暴れて墜落させてしまうんです
マークを演じるのは「パージ:大統領」のフランク・グリロであまり印象は良くはありませんが、刑事で仲間のために命を張るような人物です
マークと一緒にエイリアンと戦う車掌のオードリーを演じるのが「スペル」のボヤナ・ノバコビッチで車掌にしておくのは勿体ないほどの美貌です、セオリー通りタンクトップ姿になります(笑)
未確認飛行物体が墜落した場所が内戦の続くラオスで、マークとオードリーは船内で助けた赤ん坊のローズはそこでエイリアンだけでなく人間同士の戦闘にも巻き込まれてしまうんです
そこで反政府軍のスアと敵のチーフを演じるのが「スター・ウォーズ フォースの覚醒」「ザ・レイド」のイコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンで彼らはインドネシアの伝統的な武術シラットに精通していて格闘術でエイリアンと戦うんです
彼らと同じくシラットを使う現地女性のカンヤを演じるのがパメリン・チー、そして急激に成長する人類の救世主となる女性を演じるのがリンゼイ・モーガンでラストに少しだけ出ています
この展開がおいらはおっかなびっくりでまさかこんな事になるとは思ってなかったんです、監督は前作の脚本のリアム・オドネルでさらに続編の企画も進行中だとか、どうなることやら(笑)
征服から奪還へ、人類はもう逃げない… それが『スカイライン 奪還』です。
ちょっと想像していたものとは違っていて頭の中で理解するのが難しかったですね(笑)