『レオン』
2018年 「レオン」製作委員会
《スタッフ&キャスト》
監督 塚本連平
原作 清智英/大倉かおり
脚本 吉田恵里香
撮影 池田直矢
音楽 坂本秀一
出演 知英/大政絢/吉沢亮/斉藤慎二/ミッツ・マングローブ/原幹恵/河井青葉/山崎育三郎/竹中直人
《解説》
ナイスバディだけが取り柄の地味なOLと年商500億のワンマン社長が入れ替わったからさぁ大変⁉
韓国の人気アイドルグループ「KARA」の元メンバー、知英の映画初主演作で、知英扮する地味なOLと竹中直人扮するセクハラおやじの体が入れ替わってしまい騒動を繰り広げるコメディ
ドラマ・映画と活躍の場を広げる知英が今回は捨て身のオッサン演技でコメディエンヌとしての才能が開花!スクリーンいっぱいに放たれるキュートな魅力に、誰もが釘づけ!
《物語》
1987年、朝比奈玲男は確信した、利益優先の食品業界に嫌気が差し、安全で体が喜ぶ食品を食卓に届けたいと会社を辞めて2年が経っていた、有機野菜との出会いが朝比奈フーズを飛躍させる
1997年に年商500億を突破、そして今、朝比奈フーズは止まらない、と自身が出演する自社CMが納得いかず撮り直しを命令するナルシストで横暴な性格でそれに女好きでセクハラが特技
消極的な性格で地味な派遣OLの経理の小鳥遊玲音は朝比奈フーズに勤めている、その性格から男性社員には無駄に大きいおっぱいなのでムダパイと影で呼ばれている
しかし玲音にも彼氏がいた、税理士の日下だったのだが、日下は玲音が眠っている間に裸の写真を撮って社員に自慢、彼は玲音を弄び女を食っては捨てるプレイボーイだった、それに役員の娘がコネ入社するために派遣契約を切られてクビとなってしまう
その夜、呆然と道を歩いていた玲音は突然暴走した玲男の車と接触事故を起こして病院へ、翌朝に目を覚ますと玲男の身体には異変が起こり、なんと心は朝比奈玲男のまま身体は小鳥遊玲音になってしまった
こんな事態に陥りながら何とか会社に辿り着いた玲男だったが当然誰も信じてくれない、それよりも社員たちは事故にあった玲男の悪口を連発、そこを玲音を心配する友人のサリナに助けられる
地味な女性だったが玲男は女である自分を楽しみ、お洒落にセクシーに生まれ変わりキャバクラで働きだした、実はそのキャバクラは玲男の常連で甥の政男が来店するのを待つ
しかしそこで玲音は政男と元カレの日下から、あの事故は会社乗っ取ろうとする彼らの陰謀だったことを知ってしまう
《感想》
おいらはこんな体が入れ替わるようなストーリーが好きなんです、どんな理由であってもいいんですが入れ替わるのは男と女であってほしいですね(笑)
やっぱね女性が体が男になって恥ずかしがってる姿も面白いのですが、女性になった男が色々とエロいことを考えたりするのが自分だったらどうするのか考えてしまいます
おいらなら体が女になったらとりあえず体をくまなく調査しますね(笑)そしてやっぱ露出の多い服を着て街を闊歩したいです、それで男の視線を集めたいですね
本作で体が女で心が男を演じるのが韓国のポップスグループのKARAの元メンバーの知英(ジヨン)、彼女はグループ解散?脱退後に仕事の場に選んだのが韓国ではなくて日本でした
KARAのメンバーの中では一番若い知英はなんで日本を主戦場に選んだのでしょうか?もう数年も日本で活躍しているので日本語なんて日本人より上手いですよ
なので本作でも日本人の小鳥遊玲音を演じています、本作で映画初主演となります知英はこんなコメディエンヌだったのかとビックリでした、綺麗な顔立ちなのでニコニコするだけかと思ってましたもん、その意外性が良かったです
玲音の心で体が男となってしまった朝比奈玲男を演じるのが竹中直人で様々な作品でインパクトの強烈な演技をする名脇役です、女性演技がまた気持ち悪いくらいです(笑)
玲音の親友のサリナ役が「パラダイス・キス」の大政絢で、個人的にはもっと活躍してもいいと思ってるんですけど彼女の露出は少ないですね
ちょっと気の強そうな表情をしているのが役を選ぶのか?おいらはこんな顔が好きなんですけどね、それに唇がセクシーだと思いませんか?スタイルもいいしね
玲音と良い感じになるイケメンの一条徹を演じるのが「リバーズ・エッジ」の吉沢亮、玲音を弄ぶ嫌なイケメンを演じるのが山崎育三郎、そして玲音の母親を演じるのが「あゝ、荒野」の河井青葉で彼女が鍵となります
想像通りと言ってはなんですが、そういう内容です、気合入れて観るよりは肩の力を抜いて観てちょうどいい作品です
クビ宣告の派遣OLと女好きなワンマン社長が入れ替わった?心も凸凹、体も凸凹、正反対なふたりが巻き起こすノンストップ・コメディ! それが『レオン』です。
でも「レオン」と聞くとリュック・ベッソンの方を連想してしまいますよね、このタイトルじゃなくても良かったような気がします(汗)