『アントマン＆ワスプ』
２０１８年 アメリカ
《スタッフ＆キャスト》
監督 ペイトン・リード
脚本 クリス・マッケーナ／エリック・ソマーズ／ポール・ラッド／アンドリュー・バレル／ガブリエル・フェラーリ
撮影 ダノン・スピノッティ
音楽 クリストフ・ベック
出演 ポール・ラッド／エバンジェリン・リリー／マイケル・ペーニャ／ウォルトン・ゴギンズ／ボビー・カナベイル／ジュディ・グリア／ティップ・Ｔ.Ｉ.・ハリス／デビッド・ダストマルチャン／ハナ・ジョン・カーメン／アビー・ライダー・フォートソン／ランドール・パーク／ミシェル・ファイファー／ローレンス・フィッシュバーン／マイケル・ダグラス
《解説》
身長１．５㎝のバディ・ヒーロー・アクション誕生！
マーベル・コミック原作で「マーベル・シネマティック・ユニバース」に属する映画「アントマン」のシリーズ第２作、体長１．５センチまで小さくなることができる異色のヒーロー、アントマンと、同じく伸縮自在な戦うヒロイン、ワスプの活躍を描く
前作と同じペイトン・リード監督がメガホンを取り、アントマン役のポール・ラッド、今作からワスプとなり戦いに参加するホープ役のエバンジェリン・リリー、博士役のマイケル・ダグラスら前作のキャストが続投、ホープの母で先代ワスプ役でミシェル・ファイファーが新たに参加した
《物語》
１９８７年、アントマンことハンク・ピムとワスプことジャネット・ヴァン・ダインはソ連のミサイルを停止させるためにワスプは亜原子サイズにまで縮小してミサイルを墜落させ、多くの人命を救った、しかし量子世界で独りで怯えながら永遠に彷徨う
ハンクは娘のホープと彼女の死を嘆いていた、しかし１８年後に仲間となった二代目アントマンことスコット・ラングが量子世界から生還したことで全てが変わった、ハンクはジャネットが生きてるかもと古い図面を出して研究
スコットはアベンジャーズの内乱でソコヴィア協定に反発するキャプテン・アメリカに協力し、ソコヴィア協定に違反して逮捕されたが２年間の自宅軟禁と３年の保護観察で昔の仲間との交流も禁止、これを破れば２０年は刑務所の中、それもあと３日となった
しかしスコットは奇妙な夢を見た、量子世界でジャネットの姿を見たのだ、その事を絶縁状態だったハンクに連絡をとると、その夜にホープによって小さくされて自宅から連れ去られて雑居ビルに隠されたラボへと行く
２年前のスコットの失敗によってＦＢＩに追われているハンクとホープは２年もの間、量子トンネルを作っていた、そして昨日初めて動かしたあとにスコットから連絡があったのだ
ハンクとホープは量子の捻じれがありジャネットがスコットにメッセージを送ったと考えた、量子トンネル完成に必要な部品を闇ディーラーのソニー・バーチから買おうとするが抗争に発展
ワスプスーツを着たホープは連中を圧倒、しかし突然現れた物質をすり抜けるゴーストから妨害を受けてスコットもアントマンとなって応戦するがゴーストは姿を消し、縮小しらラボを奪われてしまう
《感想》
マーベル・シネマティック・ユニバースのシリーズとしては第２０作品目となります、前作の「アントマン」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の続編となります
時間軸としては「インフィニティ・ウォー」以前となりますが、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」から今作に至るストーリーを考えると時間軸は妥当なのかもしれません、それに「アベンジャーズ/エンドゲーム」に直接つながります
アベンジャーズを国連の管理下に置く「ソコヴィア協定」の賛否を巡って勃発したアベンジャーズの内乱でアントマンことスコット・ラングはキャプテン・アメリカを支持したことでソコヴィア協定違反で逮捕されてしまうんです
この逮捕で２年の自宅軟禁が理由でアントマンは「インフィニティ・ウォー」に登場しなかったんですね、でも初代アントマンのハンクとその娘のホープとは絶縁状態だったのですが再び手を組むんです
その理由は量子世界で独りでいると考えられるハンクの妻でホープの母親で初代ワスプのジャネットの救出なんです、このジャネットを演じるのが「オリエント急行殺人事件」のミシェル・ファイファー
アントマンことスコット・ラングを演じるのが「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」のポール・ラッド、彼と絶縁状態だったハンク・ピムを演じるのがマイケル・ダグラス、ハンクの元研究仲間のビル・フォスターを演じるのが「ジョン・ウィック：チャプター２」のローレンス・フィッシュバーン
ワスプことホープ・ヴァン・ダインを演じるのはエバンジェリン・リリーでワスプスーツを装着した彼女の動きはしなやかでアクションも綺麗でしたね、それでいてスコットとは絶縁状態だったのですが愛し合っていたようです
ゴーストことエイヴァを演じるのが「レディ・プレイヤー１」「トゥームレイダー ファースト・ミッション」のハナ・ジョン・カーメンで自分の肉体が安定しない悲劇的な女性を演じています
アントマンがもちろん小さくなりますが逆に大きくなったりしてもうメチャクチャです、何でもかんでも大きくなったり小さくなったりと忙しいです、マーベル・シネマティック・ユニバースの中では笑いに振り切ってます(笑)
めっちゃ強いスーパーヒーローもいいですがこんなヒーローも楽しそうです、えっ！女風呂に忍び込んだり女子更衣室に侵入するんだろうって？そ、そんなことないですよ(汗)、世界平和のために精進します
このふたり、小さくなるほど、強くなる それが『アントマン＆ワスプ』です。
エンドロール後のワンシーンは衝撃的でした、この後のアントマンがどうなるのか？
