『デビル』
2010年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ジョン・エリック・ドゥードル
原案 M・ナイト・シャラマン
脚本 ブライアン・ネルソン
撮影 タク・フジモト
音楽 フェルナンド・ベラスケス
出演 クリス・メッシーナ/ローガン・マーシャル・グリーン/ジェフリー・エアンド/ボヤナ・オハラ/ボキーム・ウッドパイン/ジェイコブ・バルガス
《解説》
密室(エレベーター)が、お前たちの地獄になる
M・ナイト・シャラマン製作・原案による超自然スリラー3部作の第1作 アメリカの大都市にある高層ビル内のエレベーターに5人の男女が閉じ込められる 一見、普通の事故かと思われたが、エレベーター内では不可解なことが連続して発生し…
監督はスペイン製ホラー「REC レック」のハリウッドリメイク版「REC レック ザ・クアランティン」を手がけたジョン・エリック・ドゥードル
《物語》
1人の男が墜落死した 現場に急行したフィラデルフィア市警殺人課のボーデン刑事はロザリオを握りしめた車の屋根の上の死体を見て自殺と断定
しかし2階から落ちたにしては車の天井のヘコミが激しい 周りにガラス片もない 落下した衝撃で車が移動したのだ 本当の現場は高層オフィスビルからの落下
その頃、高層オフィスビルのエレベーター1基が突然停止し、スーツ姿の男、老女、キャリアウーマン風の女、整備工の若者、警備員の5人が閉じ込められた
状況に気が付いた警備室のラスティグとラミレスは整備のドワイトに確認に向かわせる
エレベーターの中の5人はパニックになりながらも冷静さを失わずにいたが、突然ライトが消えて再点灯した時、女の背中が切られて出血
5人は誰が犯人か疑心暗鬼になる
監視カメラのモニターで見たラスティグは警察へ連絡 無線を聞いたボーデン刑事が警備室へ
中の5人に落ち着くように話し、レスキューと5人の身元確認を急ぐ
その間に再びライトが消え、鏡が割れて再び点灯するとスーツの男の首に鏡の破片が突き刺さり死んでいた
敬虔なクリスチャンのラミレスは悪魔の仕業だとボーデン刑事を困惑させるが、自殺者のオフィスに残されていた遺書には
「悪魔の足音が聞こえる」と、書かれていた
屋上からワイヤーを伝って下りようとしたドワイトが墜落死
悪魔の存在が頭をよぎる 遂に恐怖の正体が目の前に現れた
《感想》
酷評もされてますが、おいらは好きです
密室での殺人事件の謎を解くミステリーと、怪奇現象というオカルト要素を組み合わせて、二重の恐怖を演出しています
最初に墜落死するシーンはショッキングです 衝撃で車はゆっくりと移動してしまうほどの凄まじさです 死体なんてどんな状態になるんでしょうね?
その後はエレベーター内での密室劇となるんです これはせまいとこが苦手な人には厳しいやろな~ 大丈夫な人でも何時間も閉じ込められたらパニくるやろね
それにスーツの男がなんかイラつくお調子者なのが見ていてイライラさせます
そのスーツの男がキャリアウーマン風の女のお尻を触ったとして騒ぎになるんです 実は悪魔が触ったんですけどね(笑)
閉じ込められた5人にはある共通点があったんです それが悪魔に導かれてこのエレベーターに乗ったわけです
それにボーデン刑事にも関係してくるんです 辛い過去と急性アルコール中毒で生死を彷徨ったりといろいろあるようです
M・ナイト・シャラマンが製作と原案を手掛けてますが最近監督作品がパッとしないと感じたのはおいらだけでしょうか?
今回もどこかにカメオ出演してたんかな?おいらは気付かなかったけど
エレベーターに閉じ込められた5人の男女、その運命は死 それが『デビル』です。
悪魔がいるなら神もいる このセリフには納得しましたね 人間の心の中に悪魔がいてもです