『スパイダーマン ホームカミング』
2017年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ジョン・ワッツ
原作 スタン・リー/スティーブ・ディッコ
脚本 ジョナサン・ゴールドスタイン/ジョン・フランシス・デイリー/クリストファー・フォード/クリス・マッケーナ/エリック・ソマーズ
撮影 サルバトーレ・トチノ
音楽 マイケル・ジアッキノ
出演 トム・ホランド/マイケル・キートン/ジョン・ファブロー/マリサ・トメイ/ロバート・ダウニー・Jr./ドナルド・グローバー/タイン・デイリー/トニー・レボロリ/ローラ・ハリアー/ジェイコブ・バタロン/アンガーリー・ライス/グウィネス・パルトロウ/クリス・エバンス
《解説》
みせてやる、僕の力を
サム・ライミ監督&トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」(2002~07)、マーク・ウェブ監督&アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング・スパイダーマン」(12~14)に続き、3度目の映画化となる新たな「スパイダーマン」
主人公スパイダーマン=ピーター・パーカー役には、「インポッシブル」のトム・ホランドを抜擢し、「アベンジャーズ」シリーズをはじめとした、同じマーベル・コミック原作の作品同士で世界観を共有している「マーベル・シネマティック・ユニバース」に参戦
《物語》
アベンジャーズと宇宙生物チタウリの戦いの後、瓦礫撤去のニューヨーク市から請け負っているエイドリアン・トゥームスの会社だったがスターク社と政府のダメージ・コントロール局が残骸の処理と保管の全権を譲渡するように迫り、仕事を取り上げられた会社は解散
トゥームスは現場から運んだチタウリの残骸の一部を利用して仲間とハイテク兵器を開発して一儲けしようと目論む
8年後、15歳の高校生のピーター・パーカーはトニー・スタークのアベンジャーズとの対戦でキャプテン・アメリカから盾を奪う活躍を見せた
トニーから連絡するという言葉を信じて2ケ月が経っても音沙汰なし、学校が終わると路地裏でスパイダーマンのスーツに着替えて自警団として街の平和を守る日々を送っていた
そんなある日、ピーターはATM強盗を目撃し、強盗らに立ち向かうが見た事もない強い光を放つ武器によってピーターの馴染みの店を吹き飛ばしてしまう
なんとか店主と猫を助けたが強盗らは逃げた後、路地裏に置いたリュックがなくなっており、スパイダーマンの姿でこっそりと部屋に入ると、友人のネッドが部屋で待っていて正体がバレてしまい、堅く口止め
学校ではピーターが密かに想いを寄せている上級生のリズが気になる、リズがスパイダーマンが好きだと知り、ネッドがピーターがスパイダーマンの友人だと言ってしまう、その結果、リズのホームパーティにスパイダーマンを連れてくる事になってしまう
パーティ当日に居心地の悪いピーターだったがスパイダーマンのスーツを着て用意していると、遠くで光が放たれるのを目撃して直行
そこではATM強盗が使っていた武器の取り引きが行われており、逃げる男たちを追うが後一歩のところで大きな機械の翼を持つ者に空に飛ばされて川へと墜落
そこを助けてくれたのがアイアンマン・マーク47でトニーによって遠隔操作され、良き隣人のスパイダーマンでいろとトニーはピーターに取り合ってはくれない
帰り道でさっきの連中が落とした兵器の一部を拾い、それには宇宙物質が組み込まれており、ネッドに託した
プログラミングの知識に長けているネッドにスーツの補助輪モードを解除してもらい、オプション機能を使いこなし、トニーを見返えしたいピーターは武器取り引き一味を追ってワシントンへと向かう
《感想》
「スパイダーマン」シリーズ、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズに続く3回目の映画化です、今回が今までで1番若い15歳のピーター・パーカーです
スパイダーマンを演じるのはマーベル・シネマティック・ユニバースの前作の「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」から引き続きトム・ホランドです
何が凄いってスパイダーマン誕生の過程は描かれずに言葉で数秒言うだけ、もう最初からいたような感じでそれをトニーがスカウトしたのでしょうね
本作のヒロインとなるのかな?リズを演じるのがローラ・ハリアーでピーターより上級生なのですが校内一の美人で、ピーターが想いを寄せる女性です
今回の敵となるのがエイドリアン・トゥームスでチタウリの残骸からバルチャーとなる飛行スーツを開発してスパイダーマンと対決する、演じるのは「バットマン」シリーズや「マイ・ライフ」のマイケル・キートン
なぜかピーターの近くにいて皮肉るいつも一人でいる不思議な少女のミシェル・ジョーンズを演じるのがゼンデイヤ、ずっと観ていて本当に不思議な存在だったのですけど彼女のイニシャルがMJでラストに知って「あ~」と思いましたよ(笑)
この新しいシリーズではスパイダーマンのスーツを作ったのはアイアンマンであるトニー・スタークなんです、演じるのはロバート・ダウニー・Jr.で彼イコールアイアンマンのイメージです
そしてビックリしたのは叔母のメイ・パーカーを演じるのが「レスラー」のマリサ・トメイで今までのメイ叔母さんはおばあさんのイメージでしたけど、本作ではセクシーになりました
「アイアンマン3」以来の登場となるペッパー・ポッツを演じるグウィネス・パルトロウがラスト近くで出てきて嬉しかったです、トニーと距離を置いているはずでしたが本作で関係は改善されたようですね
ワシントン記念塔での事件で宙吊りになったエレベーター内にいる仲間を助けるシーンは迫力ありましたね、それにフェリーを真っ二つのシーンも凄いね
このフェリーでの失敗をトニーに辛辣な言葉を浴びせられて自信を無くし、スーツもトニーに返すんです、まあトニーにしたら15歳の少年を危険に晒すのは辛いですもんね
ヒーローって、最高 それが『スパイダーマン ホームカミング』です。
ラストには物語はまだまだ続く感じで、ソニーとマーベルの新シリーズとピーターの成長物語を見たいです