『アメイジング・スパイダーマン』
2012年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 マーク・ウェブ
原作スタン・リー/スティーブ・ディッコ
脚本 ジェームズ・バンダービルド
撮影 ジョン・シュワルツマン
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演 アンドリュー・ガーフィールド/エマ・ストーン/リス・エバンス/デニス・リアリー/キャンベル・スコット/イルファン・カーン/マーティン・シーン/サリー・フィールド/クリス・ジルカ/C・トーマス・ハウエル
《解説》
恐れるな、自ら選んだ、この運命を
サム・ライミ監督が手掛けた「スパイダーマン」3部作からリブートされた新シリーズ、「(500)日のサマー」の新鋭マーク・ウェブがメガホンをとり、「わたしを離さないで」のアンドリュー・ガーフィールドが主演、ヒロインのグウェン・ステイシーをエマ・ストーンが演じる
《物語》
幼い頃に両親を亡くし、叔父のベンと叔母のメイに育てられたピーター・パーカーはごく普通の高校生、同級生の乱暴者のフラッシュに殴られるがそれがきっかけでグウェン・ステイシーと仲良くなった
ある日、父リチャードのバッグが地下室から見付かり父の研究資料を見付ける、写真に父と一緒に写っていた男カート・コナーズを調べると異種間遺伝子交配の研究者で父の元研究者仲間
ピーターはコナーズに接触するために彼の研究施設のオズコープ社の研修に参加、案内をするのは主任研修生のグウェン
こっそりと単独行動をしてバイオケーブル開発室に侵入してそこで遺伝子組み換えされたクモに刺されてしまった、その帰りの地下鉄でピーターは超人的な身体能力に目覚める
後日にピーターはコナーズを訪ねてリチャードの息子であることを明かす、コナーズは父が遺伝子交配したクモを開発したが消えてしまい事故死
コナーズはピーターにオズコープ社に来るように言い、コナーズと共に爬虫類の再生能力を使った薬品開発に成功
それによって帰りが遅くなってしまいメイを迎えに行けずベンと口論となり家を飛び出したピーター、彼を追いかけたベンは逃走中の強盗に撃たれて死んでしまう
ピーターは犯人を捜し出すためにレスラーのマスクを被って夜な夜な犯人捜し、オズコープ社の協力でクモの糸を開発し、新素材のスーツを着てスパイダーマンとなった
同じ頃にコナーズは自らの体で実験をして爬虫類と化してしまい、凶暴な怪物リザードへと変身してしまう
『アメイジング・スパイダーマン2』
2014年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 マーク・ウェブ
原作 スタン・リー/スティーブ・ディッコ
脚本 アレックス・カーツマン/ロベルト・オーチー/ジェフ・ピンクナー
撮影 ダン・ミンデル
音楽 ハンス・ジマー
出演 アンドリュー・ガーフィールド/エマ・ストーン/ジェイミー・フォックス/デイン・デハーン/キャンベル・スコット/エンベス・デイビッツ/コルム・フィオール/ポール・ジアマッティ/サリー・フィールド/フェリシティ・ジョーンズ/クリス・クーパー
《解説》
この「戦い」絶対に勝つ
アンドリュー・ガーフィールド主演、マーク・ウェブ監督のメガホンで人気ヒーローシリーズをリブートした続編、ハリー役に注目の若手デイン・デハーン、エレクトロ役にオスカー俳優のジェイミー・フォックスなど豪華キャストが新参入
《物語》
オズコープの科学者であるリチャード・パーカーは失踪理由をビデオに記録、リチャードと妻のメアリーが乗ったプライベートジェットは殺し屋によって墜落
2人の息子であるピーター・パーカーはスパイダーマンとして警察に協力して犯罪と戦っていた、ピーターは高校の卒業式へと向かい、恋人のグウェン・ステイシーとお祝い、しかしピーターは彼女の亡くなった父親との、娘に近付くなと言う約束を果たして別れる事に
その頃、ピーターの旧友のハリー・オズボーンが戻って来た、ハリーはオズコープ社のCEOのノーマンの息子であり、不治の病での死後にハリーは20歳でオズコープ社の新CEOとなった
オズコープ社で働くマックスは優秀な電気技師だが作業中の事故で仮死状態となり、目を覚ますと電気人間となっていて自らエレクトロと名乗りスパイダーマンと敵対
ハリーはノーマンと同じ不治の病に侵されてその症状が現れた、父の研究データからスパイダーマンの血液が必要だと結論
ハリーはピーターを頼ったがコナーズの事もあり危険と考えてスパイダーマンとして会い、拒否する、ハリーは強い憎しみを抱く、父ノーマンの残した装置と言う名の兵器を使いハリーはグリーン・ゴブリンとなった
エレクトロがニューヨークを停電させるがスパイダーマンとグウェンは発電所を起動させて電流を浴びせてエレクトロを倒すが、そこにグリーン・ゴブリンが現れて戦いの末にグウェンが転落死してしまう
《感想》
サム・ライミ版の「スパイダーマン」とは違って新たなリブート版ということです、以前のシリーズより更にCGが凄くなってますね
でも評判は前シリーズより低いようです、前3部作の続編として新たな3部作として始動しましたがサム・ライミ監督が降板したことにより白紙となりました
製作のソニーは続編ではなくリブートとして製作を発表して監督に「(500)日のサマー」のマーク・ウェブを迎えて物語は高校時代のピーター・パーカーから描かれます
主人公のスパイダーマンとピーター・パーカーには「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールドで前シリーズよりイケメンになりました
そして前シリーズのヒロインのMJからグウェン・ステイシーへと変更、演じるのは「ゾンビランド」のエマ・ストーンでこちらも可愛くなりました
「1」の方はスパイダーマンの誕生とベン叔父さんの死と、そして父の仲間であるコナーズと信頼関係を築いていくのですがコナーズが研究に焦り、自らを人体実験として使いヴィランのリザードへと変貌してスパイダーマンと戦うのです、そこでグウェンの父親を死なせてしまう悲しみの多いヒーローです
「2」ではヒーローとなったスパイダーマンことピーターは父と母の死の真相や幼馴染のハリーがヴィランのグリーン・ゴブリンとなります、幼馴染を暴走させてしまった辛さもあり、何よりも恋人のグウェンが死んでしまいます
原作コミックでもグウェン・ステイシーはグリーン・ゴブリンに殺されてしまうんです、これが原作でも最大の出来事となります、このグリーン・ゴブリンは前シリーズでも強敵のヴィランでしたね
それでも新3部作でスタートしたのに2作目でヒロインのグウェンを殺しちゃうなんて、2作目で打ち切りが決まってたのかも
当初はハリーの秘書のフェリシアを演じるフェリシティ・ジョーンズがブラックキャットとなり、ダブル・ヒロインの予定だったようですが出番は大幅に少なかったですね
このシリーズのスパイダーマンはクモに噛まれて能力を得るのですがクモの糸は前シリーズとは違って糸を出す装置なんです、なんで手首から出る設定じゃダメだったのだろう?
それにピーター・パーカーはちょっとチェリーぽいイメージだったのですが本作のアンドリュー・ガーフィールド演じるピーターはイイ顔してるので普通にモテそうな雰囲気です
エマ・ストーン演じるグウェンも前シリーズのキルスティン・ダンスト演じるMJより数倍可愛くなりました、こういう美男美女だから2作で終わったのかもしれませんね
こうしてまだまだ若い青年のピーター・パーカーは辛い人生をいっぱい経験するんです、父と母の死の真相、育ての親の叔父の死、そして愛する恋人の死です
もう立ち直れないピーターでしたがグウェンの卒業のスピーチの動画を観てスパイダーマンとして復活してヒーローとしてみんなを守る決断をして幕を閉じます
スパイダーマンのコスチュームを着た子供がヴィランの前に立ちはだかるのですが、スパイダーマンがやってくるとわかっていてもヒーローの登場はグッときますね(涙)
運命の糸に導かれ、少年はヒーローへ、スパイダーマン誕生の真実 それが『アメイジング・スパイダーマン』です。
あれ、ベン叔父さんを殺した犯人は見付かったっけ?