『フィフス・ウェイブ』
２０１６年 アメリカ
《スタッフ＆キャスト》
監督 Ｊ・ブレイクソン
原作 リック・ヤンシー
脚本 スザンナ・グラント／アキヴァ・ゴールズマン／ジェフ・ピンクナー
撮影 エンリケ・シャディアック
音楽 ヘンリー・ジャックマン
出演 クロエ・グレース・モレッツ／ニック・ロビンソン／ロン・リビングストン／アレックス・ロー／アリア・ベロ／マイカ・モンロー／リーヴ・シュレイバー／マギー・シフ／ザカリー・アーサー／トニー・レヴォロリ／タリタ・ベイトマン
《解説》
見えない侵略者〈アザーズ〉ＶＳ人類 暗黒、崩壊、感染、侵略…そして…人類を滅亡に導く、最後のＷＡＶＥとは？
「キック・アス」「キャリー」の人気女優クロエ・グレース・モレッツが、地球外生命体の攻撃により人類が滅亡の危機に瀕した世界で、見えない敵と戦う孤独なヒロインを演じたＳＦミステリー
「アリス・クリードの失踪」で注目されたＪ・ブレイクソン監督がメガホンをとり、「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイアがプロデューサーとして携わっている
《物語》
ごく普通の高校生のキャシーは友人のホームパーティで好きな男子に会話も弾まなくて後悔、しかしその日が最後の日常だった
招かざる客は地球に現れ最初の１０日間は沈黙していた、皆はその地球外生命体をアザーズと呼び警戒
郊外への引っ越しが目立ち高校生も減ったがキャシーらの話題は男子とセックスのこと、しかしいきなり停電しスマホの画面も消え、交通事故や飛行機が墜落、アザーズが電磁パルスで電子機器を破壊したのだ
あらゆるエンジンが止まり電気も水道も使えない、当たり前の日常が消えたのだ、気になる男子のベンも大勢と同じように既に死んだかも？あれが第１波だった
攻撃は終わったと思ったが第２波がきた、大地が揺れたかと思うと巨大な津波が押し寄せ、あらゆる沿岸都市や島が消えた
第３波でアザーズはウイルスの致死性を高め鳥が地球中に拡散させた、世界に鳥は３０００億羽以上で鳥インフルエンザは毒性が強い
免疫のある人や感染しても治った人もいたが多くは違った、母は亡くなり父と弟のサムと３人で家を出て難民キャンプで生活することになった
そして第４波が始まった、アザーズは地上に降り、人間に寄生し、言動を操る力がある、外見は人間だ、このキャンプにも紛れ込み陸軍が現れて疑心暗鬼の中で銃撃戦が起こり父は死亡し、キャシーはサムと生き別れてしまう
生き残ったキャシーは銃を手に軍によって拉致されたサムを救うためにアメリカ軍基地へと向かう
アザーズは人間に紛れ込み、敵か味方が分からない状況の中で旅の途中でキャシーはある男性に命を助けられて行動を共にし、基地を目指すのだが…
《感想》
リック・ヤンシーのヤングアダルト小説を実写化したＳＦアクションなのですが、おいらがこの作品を観た理由はもちろんクロエ・グレース・モレッツです
「イコライザー」では脇役でジブリの「かぐや姫の物語」では英語版吹き替えを担当、本作では完全な主役でクロエを見るための作品です
ご存じ映画批評サイトが発表する「世界で最も美しい顔」にも選ばれ、「最も影響力のあるティーン」にも選ばれているのですが２０１６年９月に突然の休養宣言、報道ではブルックリン・ベッカムとの破局とも言われていますが休養宣言自体も否定しています
本作でのクロエの役どころのキャシーは恋に奥手な１６歳の女子高生で平凡な日常をアザーズによって奪われて両親を亡くし、離れ離れとなった弟サムを捜す過程で逞しく成長するドラマです
監督のＪ・ブレイクソンは見せ場でもあるディザスター描写以上にキャシーのティーンの揺らぐ感情を丁寧に演出しながらも等身大のヒロインを作り上げました
クロエは本格的な軍隊式の訓練を重ねて男相手の格闘からライフルでの銃撃シーンまでノースタントでこなしました、でも撮影当時１７歳だったクロエは労働規制で時間制限があって時間に追われる中で高い演技力で乗り切りったそうです
キャシーが想いを寄せるベン役に「ジュラシック・ワールド」のニック・ロビンソンでベンはアザーズを倒すために陸軍に入り小隊のリーダーとなります、その小隊に配属される生意気な女兵士リンガーを演じるのが「イット・フォローズ」のマイカ・モンロー
クロエばかり注目してますが何気にマイカ・モンローも注目です、本作では男にも負けない腕力を持ち、狙撃の名手でその気性の激しさも凄かったね、でも物語が進むと少しづつ優しいとこが見えたりします
もの凄く中途半端なとこで終わるのでやはり続編があるようなんでその続きも観たいですもんね
ベストセラーＳＦアクション小説、待望の映画化！人類を滅亡に導く、５つの波（ＷＡＶＥ）に立ち向かう それが『フィフス・ウェイブ』です。
本当にクロエを見るための作品で内容は少しアレですね（笑）
