Quantcast
Channel: 237号室 タカの無事是名作映画烈伝 A級からZ級まで
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2381

くちびるに歌を

$
0
0

 

 

 

 

 

『くちびるに歌を』

 

 

 

 

 

2015年 「くちびるに歌を」製作委員会

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 三木孝浩

 

原作 中田永一

 

脚本 持地佑季子/登米裕一

 

撮影 中山光一

 

音楽 松谷卓

 

 

 

出演 新垣結衣/木村文乃/桐谷健太/恒松佑里/下田翔大/葵わかな/柴田杏花/山口まゆ/佐野勇斗/室井響/渡辺大知/眞島秀和/石田ひかり/木村多江/小木茂光

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

孤独なピアニストと離島の生徒が奏でる最高の合唱

 

シンガー・ソングライター、アンジェラ・アキの名曲「手紙~拝啓十五の君へ~」を題材にしたテレビドキュメントから着想を得た中田永一の小説を実写化 輝かしい才能を持つピアニストだった臨時教員の女性が、生まれ故郷の中学校の合唱部顧問として生徒たちと心を通わせていく

 

メガホンを取るのは、「ソラニン」「ホットロード」ばどの三木孝浩 「ハナミズキ」などの新垣結衣がヒロインにふんし、その脇を木村文乃、桐谷健太ら実力派が固める オールロケを敢行した長崎の風景も見もの

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

長崎県・五島列島のとある島の中学校に産休に入る合唱部顧問の松山ハルコの代わりにハルコの中学時代の同級生の柏木ユリが1年間の期限付きで臨時教員としてやってきた

 

 

明るく優しいハルコとは正反対で笑わず、ぶっきらぼうで、キツイ口調のユリだったが生徒の中には美しいユリ目当てに合唱部に入部する男子が続出

 

音大卒の元美人ピアニストのユリに、もともと女子しかいない合唱部にそんな理由で入部する男子と女子との間で軋轢が生じる

 

インターネットの動画サイトでユリのコンクールの映像を観て、その素晴らしいピアノ演奏とコンクールをボイコットするような性格に男子はますますユリに注目

 

 

練習をみてくれないユリに合唱部の部長の仲村ナズナと部員の長谷川コトミ、辻エリらはユリに指導してほしいと懇願 仕方なく練習をみるがピアノには一切触れない

 

男子の桑原サトルの声に反応したユリは男子部員に少しだけ指導、気の強いナズナは帰り道でユリに対しての怒りをコトミとエリにぶちまける

 

 

一方、ユリは全国学校音楽コンクール長崎県大会出場にあたり課題曲「手紙~拝啓十五の君へ~」にちなんで15年後の自分に向けて手紙を書くように言う

 

 

自閉症を持つ兄を毎日迎えに行くサトルはなかなか部活には出られが、ある日に部活で迎えに行くのが遅れて兄は行方不明となってしまい、無事に見つかるが父親に説教されて部活を辞めることに

 

 

次の日に母親に迎えに行ってもらうことになり、部活を続けることになった 男子と女子との軋轢も解消し男女混合での出場となった

 

15年後の自分への手紙を書けないでいるナズナ、書いた手紙に兄とのことを書いたサトル 普段は明るく振舞っていてもそれぞれ悩みや苦しみを抱えているが、次第に合唱部はひとつになっていく

 

一生懸命歌う生徒、合唱に救いを求める生徒たちを見てピアノを弾かなくなっていたユリも生徒たちと向き合うようになる

 

 

そして全国学校音楽コンクール長崎大会の本番を迎えるが、ある事件が起こる

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

グッと心に沁みました、赴任してきた過去のある美人音楽教師と合唱部のコンクール出場のお話しだと大体は想像できますよね

 

大体その通りに進むのですがとても良かったですよ、出会って別れるまでなのですがラストは清々しい感動です 「僕らがいた」の三木孝浩監督は得意分野かな?

 

主人公のユリを演じるのは「麒麟の翼 ~劇場版・新参者」の新垣結衣 その鉄仮面のような笑顔のない表情がめちゃ良かったです、でも少し笑うシーンがありますけどね

 

 

背が高くてスタイルが良くて東京の女性という田舎の男子が憧れる条件が揃ってますね たしかに新垣結衣を見たらみんな惚れちゃうね

 

 

彼女は本当に肌の露出がありませんね 水着やグラビアなどでも若いとき以外は肌を見せていません、最近のドラマで太ももを見せるくらいでネットは大騒ぎでした

 

産休に入る同級生のハルコ役に「ニシノユキヒコの冒険」の木村文乃、おいらは彼女が好きだわ~、彼女も肌の露出がないですね

 

 

そして熱い同僚の熱血教師に「アウトレイジ ビヨンド」の桐谷健太、彼は大阪出身で若手俳優の中では珍しいくらいコテコテです(笑)

 

生徒たちはオーディションで選ばれその中でもナズナ役の恒松佑里とサトル役の下田翔大はすごくパワーを感じ、それでいて脆く壊れそうな思春期の若者を見事に表現していました

 

 

個人的にはサトルの母親役を演じた木村多江がたまらなくイイんです、自閉症の兄とワガママを言わない弟を分け隔てなく愛してるんです その優しい性格をサトルは受け継いでいますね

 

それに教師も生徒も何かしら悩みや苦悩があるんですがここでは書きません、是非とも観ていただきたいです なんだか心が軽くなる作品です

 

 

 

15歳だったすべての人へ、生涯忘れない、涙の感動作 それが『くちびるに歌を』です。

 

 

 

 

ぴあ満足度ランキング1位です、おいらにはこのランキングはかなり参考にしています

 

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2381

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>