『ヌイグルマーZ』
2014年 「ヌイグルマーZ」フィルム・パートナー
《スタッフ&キャスト》
監督 井口昇
原作 大槻ケンヂ
脚本 井口昇/継田淳
撮影 村川聡
音楽 福田裕彦
出演 中川翔子/武田梨奈/市道真央/北原帆夏/阿部サダオ/山寺宏一/高木古都/ジジ・ぶぅ/今泉ちえこ/八幡愛/高田莉沙/平岩紙/斎藤工/猫ひろし
《解説》
キミを守る、ボタンの瞳にかけて
「電人ザボーガー」などの鬼才・井口昇監督が、大槻ケンジの小説「裁縫人間ヌイグルマー」を実写映画化した特撮ヒーローアクション
ドジなロリータ少女が愛する者を守るためぬいぐるみと合体してヌイグルマーに変身し、ゾンビを操り世界征服をたくらむ悪党と激闘を繰り広げる
映画初主演の中川翔子が全身ロリータファッション姿でヌンチャクアクションを披露 変身後のヌイグルマーを、「デッド寿司」で井口昇監督とタッグを組んだ武田梨奈が熱演する
《物語》
はるか彼方の惑星ドムホが爆発し消滅、綿状の生命体が地球へとやってきたが多くは海に落ち、土に返っていった
鮎川響子は幼い日の誕生日に作家の母から手作りのピンクのテディベアをプレゼントされブースケと名づけた
しかしそのテディベアには、惑星ドムホから放浪してきた生き残りの綿状生命体が寄生していたのだった
同じ日に母の田舎から、身内を亡くし独りぼっちになっていた妹の夢子が上京してきた その風貌はロリータファッションに身を包んだ変わり者

響子の誕生日のお祝いにレストランで食事をしているところにゾンビと化した一団が流れ込んできた ゾンビの放った銃弾から娘を守ろうと、身を挺しかばった響子の母は撃たれて死んでしまった
顔を伏せて直接その光景を見ていなかった響子は夢子をかばって母親が死んだのだと誤解してしまった それからは響子は夢子をダメ子と呼び、罵った
ゾンビの集団は惑星ドムホからブースケと共に地球にやってきた、デ・パルザと合体をしたタケシの悪の計画の一部だっだ 合体した怪物はチャーリーと名乗り、部下の超能力者キル・ビリーと左腕がマシンガンの片腕ロリータとゾンビを連れて大暴れしていた

ゾンビから響子を守るため負傷したダメ子に、ブースケは共に合体をすることで助けようとした 今にも殺されようとしたその時にブースケはダメ子に語った

合体の際にダメ子は「可愛らしさとやわらかさ、それと力強さ」を強く求めた結果、「綿より鋭い抱き心地、悪党どもには抱かせない」ピンク色のぬいぐるみ戦士ヌイグルマーとして生まれ変わった

《感想》
とにかくハチャメチャな作品で、監督の井口昇のやりたい放題です まぁそれはいつもの事なんですけどね(笑)
でもこんな作品を作らせてくれるなんて良い時代ですね、難しい上司だったらGOサインは出してくれませんよね
おいらは年の初めにヴィレッジヴァンガードにヌイグルマーZの福袋を買いに行ったら完売でした(爆)

主演が中川翔子ってのも素晴らしい 彼女はロリータファッションに身を包んでいますが、そうなる前には男装してるんです どう見ても可愛い女の子なんだけどね
そんな男装女子が雑誌を見てロリータファッションに目覚めるんです なんでいきなり真逆のファッションに行ったのかね

普段は猫を食べたり(笑)

チョコレート風呂に入ったりとね


そして姉を頼って上京してそこではチャーリーによるゾンビ軍団による殺戮が行われていたのですがダメ子はブースケと合体してヌイグルマーとなるんです
そのヌイグルマーを演じるのが「デッド寿司 」の武田梨奈 日本では屈指のアクション女優です、中川翔子が日本一ハイキックが綺麗な女優と言ってました

これがまた奇抜な衣装で大暴れするんです ゾンビをバッタバッタと倒して響子を助ける事に自分の使命を見出していくんです
チャーリーの右腕となる片腕ロリータがこれまた凄いです まるで「片腕マシンガール 」を彷彿とさせます
片腕ロリータを演じるのが高木古都、なかなかのガタイの良さで迫力ありましたね おいらはこの女優さんは初めて見ましたもん

同じく初めて見たのが響子役の市道真央、生意気な役で母親を亡くしたのはダメ子のせいだと決めつけてダメ子を目の仇なんです ダメ子は叔母さんなのにね

なぜか盆踊りしている集団がゾンビに襲われて踊りながらゾンビが襲い掛かってきたりと不思議映像満載ですよ
それに斎藤工が歯に青のり付けて少し登場します よく引き受けたね

原作は「グミ・チョコレート・パイン 」の大槻ケンヂ 彼も独特の感性の持ち主ですね(笑)
愛と素敵が詰まったカオスムービー誕生! それが『ヌイグルマーZ』です。
ちょっと手抜きなレビューで楽をしてしまいました(汗)