『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
2013年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 マーティン・スコセッシ
原作 ジョーダン・ベルフォート
脚本 テレンス・ウィンター
撮影 ロドリゴ・プリエト
音楽 ハワード・ショア
出演 レオナルド・ディカプリオ/ジョナ・ヒル/マーゴット・ロビー/マシュー・マコノヒー/バリー・ロスバード/カイル・チャンドラー/ロブ・ライ/クリスティーン・エバーソール/ジョン・バーンサル/クリスティーナ・キャス/ジョン・ファヴロー/ジャン・デュジャルダン/クリスティン・ミリオティ
《解説》
マーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオ、5度目のタッグで賞レースを席巻
貯金ゼロから年収49億円 ウォール街に実在した株式ブローカーの成功と破滅を描く、仰天、興奮、衝撃の刺激的エンターテイメント
世界一の金融街を舞台に20代で証券会社を設立して億万長者になるも、証券詐欺の違法行為で逮捕された実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートのドラマを実話を基に描く
《物語》
ジョーダン・ベルフォートはクイーンズの小さなアパートで会計士夫婦の中流家庭に育った 26歳のとき自分の証券会社で4900万ドル稼いだ

ジョーダンの妻ナオミはブルックリンの公爵夫人と呼ばれ元モデルでキャンペーン・ガール、車の中でもしゃぶってくれる女だ

可愛い娘と豪邸、ジェット機に車6台に馬3頭に別荘2軒に170フィートのクルーザー ギャンブルはやるし大酒食らい、商売女と週5~6回はセックス そしてドラッグを愛している
どんなドラッグにも勝るナンバー1がある こいつさえあれば無敵だ 世界を征服でき、敵も骨抜きにできる それは金

金は暮らしをよくしたり車や女を買うだけじゃなく、良い人間になれる 教会や政党への多額の寄付 絶滅危惧鳥だって救える
いつも金持ちになりたかった 22歳のとき結婚したてですでに金に飢えていた ジョーダンの野心を満たせる場所は世界に1つ、ウォール街

ジョーダンはその世界に一瞬で魅せられた それから半年、資格を取るためにわずかな給料で裏表をくまなく学んだ

そしてついに資格を取得 これから大稼ぎだと思った初日1987年10月19日ブラックマンデー 1929年以来の大暴落だ
ブローカーとしての初日に1899年創業のLFロスチャイルド証券が倒産した ジョーダンはウォール街に飲み込まれて捨てられた
その後、ジョーダンは小さな投資センターで1ドルにも満たないペニー株を巧みな話術で金持ちに売りぼろ儲けをした
ある日、レストランで知り合ったドニーとドラッグディーラー数人を雇い株式会社を設立 彼らにノウハウを叩き込み巨額の富を手にする

一気にウォール街のカリスマとなったジョーダンは稼いだ金を高級車やドラッグ、娼婦につぎ込みパーティ三昧に日々を続ける
パーティで知り合った美しい女性ナオミとの浮気で妻テレサと離婚 改めてナオミと結婚し、全てを手に入れウォール街のウルフと呼ばれるジョーダン


しかし彼は成功以上の破滅が待っていた…

《感想》
とにかく、金とドラッグとセックスの映画でした 映画全体のほとんどがそんなシーンばかりでさすがにR18ですね 観ていて気持ちいいくらいです
それは会社の中でもおかまないナシで風紀の乱れた会社です 社長がドラッグとセックスに溺れてるんですから部下も当然ですね
マーティン・スコセッシは遠慮なく裸とセックスをバンバンと映し出します それはそれは強烈で下着姿でもいいのに全裸で画面をウロウロしてます
前作の「ヒューゴの不思議な世界 」でファミリー向けの作品を作ったので今回は子供が観れない作品に徹したのかも そんな反動ってあるのかな?
レオナルド・ディカプリオはスコセッシ監督と相性が良いのか今回が5度目のコンビです スコセッシもディカプリオを気に入ってるんでしょうね
「シャッター・アイランド 」や「インセプション 」なんかのクールな役柄ではなく完璧にクレイジーな役でとんでもない人生なんですけど、男としてちょっと憧れてしまうとこもあります


それにジョーダンの妻ナオミを演じたマーゴット・ロビーが強烈に美しい パーティのシーンで登場するんですがこんな美しい女優さんは久しぶりでしたよ スコセッシは完璧に撮ったね、これでナオミが印象付けられたもん


撮影当時は22歳くらいだったと思いますがめちゃセクシーです まさにジョーダンを翻弄していますね、実際にディカプリオと噂になったそうですから


最初にナオミがジョーダンを家に誘ったときにジョーダンが下心があるのにどうベッドに誘おうかオロオロしてたらナオミがガーターストッキングだけで現れてナオミの誘惑テクにジョーダンが陥落 こんなの誰でも落ちるよ(笑)
子供部屋でノーパンでミニのワンピースでジョーダンを翻弄するシーンは最高にエロくて、それに隠しカメラで警備に見られていたと知ったときの慌てようも可愛エロかったです


このマーゴット・ロビーの大胆なヌードと演技でこの作品のおいらの中での評価はグンと上がりました やっぱね、脱ぐ必然性があるのに脱がない女優や映画ってなんだか肩すかしで期待値がガクンと落ちてしまいます
その他の女優さんたちも出し惜しみなく脱いで気持ちいいくらいです よくマーティン・スコセッシ監督作品でレオナルド・ディカプリオ主演の超大作でこんなに下品な作品が作れましたね 普通だったら会社側に止められますよね さすがスコセッシ!

波止場のシーンなんかもロケかと思ったらセットで撮影してCG合成って観ていてもまったくわからないです ロケするよりセットの方が理想的なものが撮れるのでしょうね

いろいろ書きましたが内容は金とドラッグとセックスなんです でもこんな危険な人生にも少し憧れます だって逮捕されて刑務所に入っても金次第ですからね(爆)
実在した株式ブローカーの成功と破滅を描く、刺激に満ちたエンターテインメント作品 それが『ウルフ・オブ・ウォールストリート』です。
レオナルド・ディカプリオの俳優休業宣言でしばらくは観れないかもしれませんね
裏237号室の「ウルフ・オブ・ウォールストリート 」はこちら